Friday, July 6th 2012
--- それでは、よろしくお願いします!
三人: よろしくお願いします!
全員: はいはーい(笑)
--- 前回こちらでインタビューさせていただいたのは2月の「U☆CHU」が出るちょっと前でしたね。
Yukarin: はい!
--- その後4ヶ月連続リリースということで、めでたく5月にはアルバムが出て。
Yukarin: はい!
Yumiko: おおお〜
--- その4ヶ月を振り返る意味で、4ヶ月前と今と、リリースを追いながら話を聞かせていただければと思っています。
Yumiko: フー!!
Yukarin: お願いしまーす!
--- まず聞きたいのが、「U☆CHU」が出て……どうでしたか? 心境の変化であったり、周りの環境の変化であったり。
Yukarin: 変化は……ありました!
Yumiko: 変化ばっかり!
Yukarin: 変化しか起こらない! なんか、ハイパーヨーヨ知ってるよって人が増えました。で、やってた事は変わらないのに、知ってるって人が増えて……スゲーって思いました……
Yumiko: あたいちゃん(yukarin)、それは〜? HMVさんの〜?
Yukarin & Yumiko: おかげでございます!
Yukarin: そうなんですよ〜。
--- 2月の発売日から、最強タッグ1試合目とかってやらせてもらって。
Yumiko: すごいお客さんがいっぱい来てくれた時だー。
--- この頃はそんなにまだ雑誌に出たりとかなかったかのかな? いや、載ってる載ってる、「クロスビート」!
Yumiko: そうです、そうです、Sadachiさんが買い占めました。
--- 前後しますけど、発売の直前に秋三(イベント名:秋葉原三丁目)出てるんですよね? バンドじゃないもん!さんとの写真がブログにありましたね。
Yumiko: あー、みさこさんだ! やべー! みさこさん、いい人でしたー。
Yukarin: あの衣装を初めて登場させたんですよ。で、またちょっと封印しといて。
--- そしてこれが初めて大きく載った「月刊HMV」ですね。
Yukarin: めっちゃありますよ、家に。みんなで最終日にローソン行って。マスクして。店内放送聴きに行って。
--- そういえば、HMV巡礼ツアーをしてくださって。どこか印象に残っている店舗とかありますか?
Yukarin: えー、初めて行ったのが池袋店さんだったんですよ。で、ホントにガチで行ったんですよ。いきなり行ったんですけど、すごく良く応対してくださって。コメントも書かせてくださって、写真も撮らせてくださって。ヤベー! これすげー!って。で、だんだん回らせていただいて……もちろん、いろいろありましたけど(笑)……でも、どこの店に行っても自分たちのCDが面出しされて置いてあるってことが、今でも実感わかないっす。他人のことみたいな感じで、ちょっと。
Yumiko: わかるよ、わかる。
Yukarin: 今までは置かれてたことすらない感じだったんで。
Yumiko: 自分らで勝手に面出しして帰ったり。
Yukarin: ちょっと話題盤の隣に置いてみようぜって。でも、それが今は、作られたヤツの紙(POP)も置いてあるし、とにかく置いてあるから、スゲーって。
--- その他では印象的な店舗はありました?
三人: 横浜ワールドポーターズ店さん! これーッ!!
Yumiko: これナンバーワンっすね。これを越えられる方はいないですね……あー与野! 与野があったー!! ここも上位っすね。対決!
全員: (爆笑)
Yukarin: 全部回りたかったんすけどねえ。
--- まだまだ! これからもありますので!
全員: はい、よろしくお願いします!
⇒HMV店舗巡礼の様子(左からHMV横浜ワールドポーターズ、HMVイオンモール与野)
--- それでは、「We ♡ OT」。3月21日発売。ここが結構世間的にはトピック性の高いリリースで。この頃からNegiccoさんのファンの方々もライブに来てくださるようになったり。どうでしたか?
Yukarin: 「アイドルのスプリット盤というのが、新しい!」みたいな、史上初的な感じがあって。
Yumiko: 掟(ポルシェ)さんも、パンクバンドか!って。
Yukarin: このジャケットも案が超カッコいい。で、初めて、「BARKS」さんや「ナタリー」さんにも載りましたっけ? これはオレら、こん時しかないんすけど。
Yumiko: オレら単独では無理なんすけど〜、ネギさんがついててくれると〜、行ける。
Yukarin: でも、すげー嬉しかったっす。
--- 「We ♡ OT」の楽曲自体はいかがですか? 前回のインタビューで「U☆CHU」についてはいろいろ語っていただいたので。
Yukarin: まず「これ歌うよ」って言われて、すごく難しかったのを覚えています。一歩間違ったらちょっと恥ずかしい風になりそうだったし。ラップみたいな感じじゃないですか。だから、結構練習した気がします。
--- でもラップは昔から得意だったのでは?
Yumiko: あー、あたいちゃんはもうリリックの塊なんで。
Yukarin: そう! やっぱーリリック積んでるんすけどー、でもちょっと、ここまで積むのはブランクあってー。こういう積む曲調の曲があんまり無かったんですよ。久しぶりに積んで、やっぱ、ちょっと積み方忘れてて、声のトーンなんかも高すぎて、P(プロデューサー)に教えてもらいながら何回も何回も歌ってた記憶があります。
--- 発売前から結構この曲はライブで演ってましたよね。
Yukarin: 演ってました! いつ初めて演ったのかな? 全然覚えてないや。
Yumiko: これは、アガりますよ。自分らも盛り上がりますよ。
Yukarin: でも、最初はこんなに盛り上がると思ってなくて。ど真ん中というよりちょっと変わった曲、そういう位置付けの曲だと思ってました。こんなにライブで演るようになるなんて思ってなかったです。ときどき登場するちょっと変わった曲、そういう風に思ってたんですけど、演れば演るほど皆さんが盛り上がってくれる。反応があったので。……これは、皆さんに育てていただいた曲です!
全員: おお〜
Yumiko: 使えるとこ来た! さすが! bot入りで〜。
Yukarin: でも、ホントそうなんですよ。
--- このリリースを経て、4月8日に新宿ロフトで吉田豪さん司会のもと、Negiccoさんとのツーマンが実現しました。
全員: (拍手)
--- 新宿ロフトも初めてだったんですよね? ああいう、聖地的な場所で。
Yumiko: あの、同じ話ばっかりしてるんすけどー、あー、でもこれ使えるんじゃないですかね? あのー、チャンさんは、戸川純さんのライブを観に行ってたので、そこに自分が立てたっていうのは、夢みたいでした! 使えます? これ、フー!! 戸川純ワード、引っかかるんで。
Yukarin: 使えるね(笑)。
--- 戸川純さんのライブはいつ行かれたのですか?
Yumiko: 去年の震災の直後です。やっぱ震災を受けて、あ、いつまでも生きていられないって思ったんですよ。だから死ぬ前に伝説は見ていこうって思って、戸川純さんのライブになりふり構わず行ったんすけど、(柱が邪魔で)全然見えなかったんすけど(笑)
--- その1年後に、ですもんね。
Yumiko: そうなんですよ、そうなんですよ〜。
--- お客さんもたくさん入って、ライブも盛り上がって。
Yumiko: ネギ姐さんのファンいっぱいいました。
Yukarin: 良かったですよ、ってたくさん言ってくださって。
Yumiko: 「良かったですよ」と言わせる何かを持ってるんですかね。そこはやっぱ褒めてほしくて聞いてるっていうのが伝わるのかな(笑)。でもホント、お客さんいっぱいで。オレら、前はこんないっぱいじゃなかったんで。
Yukaein: どうやったって増えないっていう。こんなに増えないのも珍しいぞっていうくらいに、増えない。こんなに人気のないオレらってスゲーなって、逆にそんな感じだったんですよ、ホント。
Yumiko: アイドルイベント出ても浮くし、アーティスト寄りのイベント出ても浮くし、みたいな。行き場がなかったんですよ、今まで。
--- この頃からDRESS(ライブハウス:DRESS AKIBA HALL)での独演会の動員も安定というか、常に満員御礼で。
Yumiko: そうですね〜。波がありましたね、前は(笑)。
Yukarin: って言ってたら、最近はもう一杯で!
--- 最近は入れなくなってきてますね。Negiccoさんとの対バンは、新宿ロフトの前にHMV大宮ロフトでもやってますよね。
Yukarin: そうです、この日も昼にDRESSでひと打ち上がりしてから行って、あー、覚えてる!この辺、全然寝てなくて。不眠でやってたんすよ。
--- morphでのちゃんゆみ聖誕祭ワンマンもあって。でもライブの本数も増えてますよね? 確実に。
Yukarin: 増えました。あと、出させていただくイベントの雰囲気も変わってきました。
Yumiko: あたいちゃんの目が変わったんすよ。ビー玉の目に、光が戻って。
Yukarin: ホントにステージ以外も楽しいっていうイベントにも出させてもらえるようになって、それは明らかな変化ですね。
Sadachi: (笑)
--- Sadachiさんはその辺り、どうですか? ライブやイベントについて?
Sadachi: 私はあんまり何も感じなくて……楽しいなぁって。
Yumiko: ゆとり! ゆとり!
--- 3月はそんな感じで。3月の「We ♡ OT」から、次の「ゆけゆけGOGO女の子!!」までそんなに空いてないんですよね。4月4日発売の「ゆけゆけGOGO女の子!!」、これは何と言っても地上波、日本テレビ系「PON!」のタイアップ。かなり反響もあったのではないでしょうか?
Yumiko: やっぱ近所の主婦に、ハイパーヨーヨ観たわよ!って言われるようになりました。すごいじゃん!って。あと、オカンが妄想が止まらなくなっちゃって。「PON!」なんて言ったらアンタ、鳥居みゆきさんにインタビューされちゃったりするんじゃないの!?って(笑)。オカンが舞い上がっちゃいましたねえ。
Yukarin: そう! ウチのオカンも! オカンたちがワイワイしちゃって。あー、でもそれあるかもしれないっす。家の人が一番喜んだっていう。
--- ご家族や一般の人にとって地上波テレビのタイアップって一番分かりやすいですもんね。お母さん同士も仲がいいんですか?
Yukarin: なんかー、こうークイッと、一杯引っ掛けるらしいんすよ。時々。
Yumiko: Sadachiさんのところはそっくりで。あー! ここにもSadachiさんが!!
全員: (爆笑)
Yukarin: 音信不通の友だちがTwitterでつぶやいてたり。チャンさんが見つけてくれました。
Yumiko: 見つけました。ゆかり、まだアイドルやってんだー、って。音龍門にユカリが出てた、相変わらずかわいかった、って。フー!!
Yukarin: この間、友達の結婚式行った時に、久々に会った子たちからも何人かに言われて。あー、すごいんだなー、やっぱりって。地上波の影響力はハンパないっすね。
--- 444円、444枚限定ですもんね。瞬く間に売り切れたという。
Yukarin: あー、一瞬にして無くなったと言われている!伝説のシングル(笑)!
Yumiko: 先週も、どっかにあったという噂が。(笑)! 歌舞いていかないと。歌舞いて、歌舞いて。見栄を張っていかないと。
全員: (爆笑)
--- 店頭にあるのは予約のキャンセル分がほとんどですよ。
Yukarin: あーそうだ、発売日のこの日のお昼にはビーチバレーの記者会見があって。
--- そうですね、テンコ盛りだったんですね、この時は。この辺から色んなものが入ってきて、忙しくなったんじゃないですか?
Yukarin: そう! 忙しくなっちゃってー! ホントに! ついに! だってみんなとずーっと一緒にいるんですよ! こんな事なかったし、今まで。ライブの時とリハーサルでしか会わない人たちだったのが、今はもう普通に一週間とか、車の中でもずっと一緒だし。車の中でも打ち合わせしたりして。
--- 一緒にいる時間が増えた、と。いいですね。長い移動も増えてきて、車の中ではどんな会話を? ハイパーラジオ(物販特典CD)以外では。Sadachiさんが締めた後は。
Yukarin: Sadachiさんが「それではそろそろ〜」って言って、サーッとなって、よし確認しようって。まずは今日の(収録の)確認。
Yumiko: ダメな使えないところが入っていないか、という。
Yukarin: 自分たちのベースがハイパーラジオなんで、ずーっとやって来たんで、そこでちょっと今の感じ計っとこうっていうのがあって。だから、Sadachiさんあれ変じゃね?とか、結構言ってるよね。あそこ何でああ言ったの?とか。
Yumiko: リアルダメ出しが入る! あとは何してるんだろう?
Yukarin: あとは食べてるか、歌ってたりしますね。ライブ前はオケ流してシミュレーションとか。
Yumiko: ずっと一緒だとしゃべることもなくなってきちゃうんで、なんか用事作ってるか……。でも、最近わしら偉いと思ったのが……あ、オレ昨日はちょっと寝ちゃったけど、寝ないようになったんですよ! この間新潟行く時とか、4時間誰も寝なかったんですよ!
Yukarin: 行きも帰りもみんな起きてた。あ、オレちょっと中盤、ちょっとだけ(笑)
Yumiko: ちょっと変なテンションにして。
Yukarin: そう、わざと鼻にクリーム付けたりして、そのままでずーっと。
Yumiko: すんげークリーム臭いんですけど、誰も拭かずにそのまま勝負! そういうのやってるよね。
--- 何の話でしたっけ(笑)? そうそう、一緒にいる時間が増えた、と。スケジュールが混み合ってきたのもこの辺りから、ということで。
Yumiko: そうそう。たくさん嬉しいお知らせができるようになって。オレらそんなことなかったんでー。あんなリツイートされることもなかったんでー。
Yukarin: なかった、なかった! リツイート3でやった!みたいな。
--- すごく忙しくなったんでしょうね。昔は日記のようなブログが多かったですけど。
Yukarin & Yumiko: やることがなかったですからねー(笑)。
--- ちょっと戻っちゃいますが、「ゆけゆけGOGO女の子!!」の楽曲についても聞かせていただけませんか。
Yukarin: いっちゃいましょう!
Yumiko: あー! これはだって、1年くらい歌い続けてきたんですよ。
Yukarin: そうか、(YouTubeに)動画上がってますもんね。アレンジがちょっと違う、声低いバージョンが。
Yumiko: どうっすか、あたいさん! 「ゆけGO」について!
Yukarin: あります、あります! まず、いっぱい練習してた時期に、オレら勝負かけてた時期に、これかも!みたいなきっかけを見つけたのが、この曲を練習してた時で。
Yumiko: そうだそうだ!
Yukarin: なんかオレら、ひたすらやってるより、映像とかがあった方が掴みやすいね、ってことをPが発見してくださって。(カメラを)回して、テレビの収録みたいな体(てい)でリハーサルをすると、なんかこういい感じにできて。
Yumiko: あたいちゃんが変わるんだよね。
Yukarin: 誇り高き「ゆけゆけGOGO」!
--- 初PVもこの曲ですもんね。どうでした?初PVは。この撮影は一日で?
Yukarin: そう! 初PV!
Yumiko: えっと、2日間で撮ったんですけど、なんか、やっぱPVって凄いもので、なんか、PVを撮った次の日のライブ、オレら、良かったらしいっす。
Yukarin: なんか、この曲になるといいね、って。Pが。
Yumiko: ドヤ!ってなるらしいんすよ。PVを撮ったオレら、になるらしいんす。そういうのがホント相乗効果でいい風になって。
Yukarin: なんか意識してないところで自信が付いてきちゃったのか分からないっすけど、オレら、これ、イエー!みたいな。自分たちでも、来ましたキラーチューン!みたいなところが。なんか、これ(撮影で)多分10回以上フルでやってやり尽くして、なんかこう、表現の仕方とかが、上手くできるようになっちゃったんすかねえ(照れ笑い)? でも凄いですよ、この照明とか。照明ひとつで肌のツヤとかも出るし、プロの方の照明凄いって思いましたよ。
Yumiko: どうっすか、このPV。やっぱオレら、Pのあれがあるんで。Pちゃんマジックがかかってる、これも。あ、ホラ、Pちゃんもご出演で。
--- この曲は歌詞もすごく良いと評判です。歌詞についてはいかがですか?
Yumiko: オレら最近気付いたんですけど、この歌詞、ホントはPちゃんが書いているんですけれども、なぜか自分たちで書いたように感じられるほど、自分たちが思っていることなんですよね。なので、「ゆけゆけGOGO」に関しては...ゆけゆけ!...GOGO!...女の子!!
Yukarin: いいぞいいぞ!
Yumiko: ……と思って歌っています! で、以前は、男尊女卑という社会の仕組みがございましたが、それを塗り替えて、どんどんどんどん女性が進出していくその様を、いいぞ! ゆけゆけ! と歌っている。あとはもうホントに思っていることですよ! 賞味期限は、自分で決めるから!!……言われるんすよね、こうやってやってると。終わった終わったとか言われる時期もございましたが、いやいや、と。自分で決めるからー!と。どこかの誰かに勝手に決められたくないもんねー!と。
Yukarin: 歌詞は、自分たちで書いてないんですけど、Pがその時々によってドンピシャで当ててくるんですよ。だから、私たちの曲は歴史そのもので、その曲を聴くとその時に何を思っていたか、自分たちがどういう位置だったのか、ってことが明確に分かるようになってるんですよ。
Yumiko: そう。だからね、この頃は悔しい思いをしたんです、きっと。で、こう思ってるっていうのを、そうそう! これこれ!って。
Yukarin: だから、なんか自分たちで作ったみたいな感じで自然に全部歌えるんですよ。
Yumiko: あとは、やっぱ、お年を召した方とか、ちはるちゃんね。
Sadachi: (笑)。
Yukarin: ちはるちゃんとか、ちはるちゃんとか、ちはるちゃんとかー。
Yumiko: もう私はこんな歳だからーとか言って。なんか、(綾小路)きみまろさんも言ってたんですよ。 「歳を取るとだんだん鏡を見なくなる。鏡を素通りしていく」って。でも、そうやない!って。女の子はおばあちゃんまで女の子!って言ってる。そこも世の女性が共感できる。だからみんなでこう盛り上げて、ファッションとかメイクとか。経済も潤うし。一石二鳥みたいな。
--- そこまで考えて(笑)!
Yumiko: はい、経済効果まで考えて歌ってます!
Yukarin: もう世界レベルな感じだよね。
--- でも444枚限定(笑)
Yumiko: そう、そこはもう手に入らない希少価値を。そうっすね……どうすかこれ? 使えますか?
--- バッチリですよ。
Yukarin & Yumiko: やったあ〜、フゥー!!
Yumiko: 使えること言えた、よかった。ふぅ。
--- この曲は女の子の歌詞なのにウルッてしてしまう。ちょっとグッとくるところがあるじゃないですか。
Yukarin: マジっすかー。じゃあこれ、男性が聴いても全然共感できますか?
--- できます、できます。
江崎マサルP: なんで男性もウルッときちゃうか言わせてもらっていいですか?
全員: キター!!
Yukarin: 聞きたい聞きたい! Pちゃんの声!
江崎マサルP: なんでかって言うとですね、母とかおばあちゃんとかどう考えてもちょっと汚いっすよ、若い娘に比べれば。でも女の人っていつも綺麗にしようという女の気持ち。それを息子から見ていて、ま、軽いマザコンみたいなところもあって、そこのちょっとした哀愁。その意味が入ってますから。よろしく〜。
全員: なるほど!
Yumiko: やっぱ人類マザコン説ありますから。人類皆マザコン説。
--- それは、どこからの?
Yumiko: えっと、チャンの中からの。人類皆マザコン説。そういう説ありますんで。
Yukarin: あははは、「by チャン」でお願いします。いやー、この曲なんかありますよ、絶対。タイアップにもなるし、アルバム出た時に、皆さんにどの曲が好きですか?ってアンケート取った時も一番多かったのはこれだったし。なんかあると思うんすよ、この曲は。
--- 一番盛り上がりますもんね。
Yukarin: ねー。キター!みたいになりますもんね。
--- はい、そして次はアルバムですね。
Yumiko: ついに来ちゃいますか? ついに!
--- レコーディングはどうだったんですか?
Yumiko: これ! 実は、レコーディングは1ヶ月に1回とかもうずーっとやってたんですよ。
Yukarin: 今月も昨日と一昨日はレコーディングしてましたし。
Yumiko: 何に入るのかは知らないけど、とにかく録ってる。なので、この「44 BEAT」とか「GOOD YER YA_AY’S」とかは超むかしに録ったやつなんですよ。
Yukarin: 毎月普通に録ってたので、アルバムのために録ってるとは知らなくて。
Yumiko: でも「らんらん♪ビート」だけは、なんか間に合わないから急ぐ!みたいな感じだったんで、あー入るんだなーって分かってたんですけど。
Yukarin: あ、ちょっと前後しちゃうんですけど、この「ゆけゆけGOGO」は録り直したんですよ。この歌テイクは。シングルのタイミングで。これ出るってなった時に、もう一回録り直すって言われて。今の方が全然上手く歌えるからって。その時はやっぱり何に使われるか知らなかったんですけど。
--- それでは、一曲ずつ軽く……
Yumiko: いっちゃいますかー? 長くなっちゃいますけどー!
Yukarin: まず「POWER RECORD」はー。
Yumiko: これは震災があって、その次のワンマンの時に初めて演ったんですけど、大好評だったんですよ。元々はそれよりもっと前、2、3年くらい前に実は録ってて、ずっと温めてあったんですけど。今までの曲調とはちょっと違って、なんかアーティスト寄りって言うんですかね?
Yumiko: そう! 思うんですけど、オレらちゃんとレコード聴いたことないんですけど、音楽好きだな、みたいな気持ちになるというか。
Yukarin: わかる!
Yumiko: 音楽に対して感謝の念が生まれるというか。愛が溢れるというかー。
Yukarin: そうだ、「POWER RECORD」はHMVさん限定の吉田豪さんコンピに入ったので。これがきっかけと言っても過言ではない、思い出深いこの一曲。
Yumiko: これ1曲目ってたまんないっすよ。なんかもう鷲掴みされちゃうよね。アガりますよね〜。
--- 2曲目「U☆CHU」。これは前回たくさん語っていただきましたから。3曲目、「We ♡ OT」のリアレンジはどうですか?
Yumiko: これはもう!
Yukarin: AメロBメロはこっちがカッコよくて、サビは……あっちがカッコいい(笑)。時々やってますよね、ライブで、Pちゃんミックスで。
Yumiko: リアレンジのAメロは超カッコいいっすよ。
Yukarin: これ、でも知らなくて。実際聴くまで全然知らなくて。初めて聴いた時なんの曲か分からなくて、みんなで車で流して聴いたんすけど、そしたらこれ、「ここはJAPANの〜」言い出したから、やべー! これすげー!!って。ちょっと興奮しましたね。
--- 4曲目「44 BEAT」。
Yukarin: これ最初に歌った時は全く口が回らなくて大変だったんすけど、今やなんかもうこなしてる感あって、オレ超上手く歌える(笑)
Yumiko: あたいちゃんさすが!
Yukarin: 原曲が実はもっとゆっくりだったんで、これはもうギャグなのか?って思ってたんすけど。でもこれは、昔から演ってる曲なので、馴染みがあって。いいですねえ。
--- 5曲目の「GOOD YER YA_AY’S」、これもライブでは定番の……
Yukarin: これも痛快な歌で。
Yumiko: これをオレら全然ショボい時に歌ってたんす(笑)。あの、歌詞(笑)。デカくなる気持ちでいたんすけど、気持ちだけは。だからこれも、その当時の気持ちが詰まってます!
--- 6曲目「ファイトの子」。
Yukarin: 逆にどうですか? 「ファイトの子」って。
--- アルバムのタイミングでガラッと印象が変わって、もっと良くなりましたよね。
江崎マサルP: 変わりました。意外とですね、あの、漫才の人のネタみたいなもので、ライブでかけてみないと分からないところがあって。何回か演って反応とか雰囲気とか見て、それで変わっていくんですよね。
Yumiko: オレらこん時、PUFFYがいい!って言って。PUFFYを研究しまくってて。歌い方とか。
Yukarin: レコーディングでも、今までとはちょっと違う歌い方をしてて。ちょっとこう、軽く歌うっていうか。ガッツリというより、遊び心入れて。
--- 7曲目の「ゆけGO」は先ほどお聞きしたので。次は、8曲目「らんらん♪ビート」。初めてライブで披露されたのは、チャンさん生誕祭のワンマンですよね? チャンさんがソロで。
Yukarin: その前にレコーディングは終わってたんだよね。
Yumiko: そうだ、これはいつものことならあたいちゃんがボーカルをしっかり握ってやるはずだったんですけれど、何の弾みか、ゆみこさんの先頭の曲が1曲も無くなっちゃうってなって。そう、だからオレ冒頭を獲ったんすよ。
Yukarin: フゥ〜!! これ、いい曲ですよねえ。
--- アルバムの中でも良いアクセントになってますよね。
Yumiko: オアシスだよね。
Yukarin: これ、なんか、歌ってると泣きそうになるんすけど。歌詞いいっすよねえ。幸せな空間に包まれる気がします。
--- それでは次は、9曲目の「冒険ラプソディー」。これもだいぶ変わりましたよね、アルバムで。
江崎マサルP: 変わりました。
Yumiko: これ、あたいのリリック飛び出ちゃうやつっすよ。
Yukarin: ホントだ、積んでるわこれ。積んでますね、これ。
Yumiko: これはね、あのね、アニメの主題歌にしてほしいんですよ。「トリコ」の主題歌にしてほしい! あ〜「トリコ」さん〜お願いします〜「トリコ」がいいなあ〜。
全員: (爆笑)
--- 10曲目「MUSIC MASTER」です。
Yukarin: これ、ヤバイっすよ。初めて聴いた時からヤバかったですよ。キちゃいますね!っつって。
--- 今までのハイパーさんの楽曲の中にはあんまり無かったようなアプローチの楽曲ですよね。
Yumiko: これ、たまんねえっすよー! これなんか、悔しい思いをしてきて今まで。なんか歌って踊る意味のない人をいっぱい見てきた。言えないっすね? これ、使えないっすね?
--- いやいや、いいんじゃないですか?
Yumiko: とにかく歌をバカにしているみたいな。それ、音楽である必要があるのか?っていう。音楽の神様怒るぞ!みたいな。で、オレらいつも怒ってて。そんな時にこの歌詞を見てほしいんすけど、音楽とはそういう時のためにあるのだ!って言ってるじゃないですか。そういうのを念頭に置いて聴くと泣けてきちゃう。ウミガメのように!
全員: (爆笑)
Yumiko: あと、メロディーも泣かせるんすよ、これ。Pちゃんの「メロディーを聴くだけで泣きそうになる」っていう授業があって。それはドラえもんの主題歌だったんですけど。新しい方の。そういう授業を習って聴くと、これもそうや!って。
Yukarin: うん、これ、歌なしでもいいってくらい。
--- レコ発の独演会で、曲順通り演奏したんですよね。
Yumiko: あ〜、すげー感動したやつ〜!
Yukarin: そう、曲順もヤバいんですよ〜!
--- あ、あと「H・M・V」もありますね。
Yumiko: そう、それは外せない!これがあって「ハイパーヨー盤4」は完成なんです! 全11曲ですから。
Yukarin: そうなんですよ!
Yukarin: 一番盛り上がりますよね。
Yumiko: オレらも一番盛り上がりますね。
Yukarin: 跳ねちゃう、跳ねちゃう。やばいっすよ。
Yumiko: ドーパミン出まくっちゃいますよ。
Yukarin: あれ楽しいですよね、ただ楽しい! でもメッセージ性もすごい強いじゃないですか。だからちょっと泣きそうになっちゃいます。
--- グッときますよね、ホント我々としても。最初にこの曲をライブで演ってると聞いて、お客さんの反応はどうなのかな?ってドキドキしてたんですけど、毎回毎回すごく盛り上がってるから……
Yumiko: あれ、なんか、魔法かかってますよ。
Yukarin: アウェイでやってもすごく盛り上がるしね。「H・M・V」がある時は、最後ここで決めればいけるから!っていう安心感があるんですよ。最後取り返そう!っていう。なんかあるじゃないですか、ライブだからやっぱいろいろやらかしちゃったりとか。皆さんとノリ切れないな、とか。こういうのが上手くいかない、とかあったりするんですけど、でも最後「H・M・V」があるという時は、最後いけるから!って。でもホントそうなんですよ。
--- ライブではSadachiさんの音頭でみんな手拍子したり。
Yukarin: Sadachiさんも頑張ってるんすね(笑)。Sadachiさんが浮いてる瞬間とかってないですか? ちゃんと馴染んでますか?
--- もちろんですよ。
Yukarin & Yumiko: フゥ〜!!
Yumiko: (Sadachiに向かって)ありがとよ!
全員: (爆笑)
--- そんな中、とりあえず目下決まっているのが、下北沢シェルターのワンマン。
Yukarin & Yumiko: フゥ〜!!
--- 東京アイドルフェス。
Yukarin & Yumiko: フッフゥ〜!!
--- それでウチの、アイドル乱舞、8月23日のAX。
Yukarin & Yumiko: アックスゥ〜!!
--- そして、その前にニュー・シングルが!
Yukarin & Yumiko: そうなんです!
---ビーチバレーJBVの「BEACH POWER」、前からお馴染みの「さまぁ〜ライフ」、そして「海の日々。2012」、という3曲。夏シングル、な訳ですけど。
Yumiko: マストバイっすね!
Yukarin: これ、1曲目の「BEACH POWER」は、ビーチバレーJBVツアーのオフィシャルソングになったので1曲目になったんですけど。これは書き下ろしソングで、今会場でもこれを聴いたらみんなが大盛り上がりなんすけど、どうっすかこれ?
Yumiko: ホントはね、どれが1曲目に行ってもいいんです。
Yukarin: トリプルA面。
Yumiko: 3曲ともどこかに口ずさめる部分が必ずあるんですよ。1回聴いただけで。例えば「BEACH POWER」で言うと、これはファンの方が言ってたんですけど、小っちゃい子が口ずさんでたって、CMで聴いて。とにかくキャッチーなんで。すごくオススメです。
Yukarin: あと、「BEACH POWER」は、ダンスの振り付けをチャンさんが考えてます。そこも見どころです!
Yumiko: あとはなんつーか、あたいちゃんの、鼓動溢れるソング、が出てるんで。グルーヴ?
Yukarin: 鼓動で歌ってっからねー。今だったらもっと上手に歌えるのが録れた!
--- LIVEでずっと演ってますもんね。
Yumiko: そんなとこですかねえ〜(笑)?
--- 「さまぁ〜ライフ」はいかがですか? 吉田豪さん監修の「HMVライブアイドル入門」コンピの時に「POWER RECORD」か「さまぁ〜ライフ」が候補で。あの時は「POWER RECORD」が選ばれたんですけど、どちらも本当に良い曲だったので。これも1年越しくらいですよね?
Yukarin: そう、1年越しです。これも良い曲なんですよ〜。
Yumiko: ザ・フゥー!! ですよね(笑)
Yukarin: あれを演ってると、私、フェスが浮かびますね! 歌ってるとこれまたメッチャ楽しくなっちゃいます、自然と。これは吉田豪さんも気に入ってくださってた曲で、それが1年越しでやっと皆さんに聴いてもらえるっていうのが嬉しいですね。レコーディングも前からしてたので……ようやくお出しできます〜。
(シングルのジャケット画像を見て)
Yukarin & Yumiko: おーこれ! キター!! いいっすねえ!
Yumiko: 「海の日々。」は、ついに。3パターンあるんですけど、元祖バージョンと、4つ打ちバージョンと、そしてついに今回は本家のビーチ・ボーイズ風になったんすよ! コーラス・ワークとかもそれっぽくできたんで、それも嬉しいです! 一番いい!
Yukarin: レコーディングの前にみんなで本家を聴きながら、こういう風に録るよって。コーラスいっぱいつけて。
Yumiko: コーラスも、今までガシガシいってたっぽいんすけど、ちょっとフーッてやさしく、デニス・カール・ウィルソン風にやさしくできるようになったんで。Sadachiの高音ボイスも響いてるし。すごくいい!
Sadachi: (笑)
Yukarin: ようやく「海の日々。」完結です!
--- ジャケットはどうですか?
Yumiko: これはまさにもう、おパクりな感じで。でも、そのおパクりに愛があるんだよ!っていうことを言いたいんですよ〜。リスペクトなおパクりなんで、そこは認めてほしいっす!
Yukarin: そうなんです!
Yumiko: 中のジャケットもオススメなんすよ〜。
--- (裏ジャケに)浅尾美和さんはじめ多くの選手が載ってますね!
三人: おおお〜! ホントだー、スゲー。
Yumiko: このロゴもカッコいいんすよ〜。
--- Sadachiさん、どうですか。「海の日々。」に関してはやっぱりSadachiさんにお聞きしないと。
Sadachi: えー、なんかすごく難しくて。しばらくちゃんと歌ってなかったから……(笑)
全員: (爆笑)
Sadachi: ひとりで歌うのが、最初のコーラスも、すごく難しくて。前日に「海の日々。」録るって聞いてたので、家で久しぶりにちゃんとすごく歌って……
全員: (爆笑)
Yumiko: 久しぶりだって! 普段怠けてるんすよ、Sadachiさん!
Sadachi: すごく...大変でした...以上です...
全員: (爆笑)
Yumiko: 良かったよ、すごく良かったよ、囁くような声で(笑)
Yukarin: お、ここに何か書いてあるぞ? そうです、サマーアンセム! アンサム? アンセム! これが言いたかった!
--- このシングルをもって、7月16日のシェルター、その後のライブもガンガン行かれるわけですけど、この夏の抱負など、どうですか? CDも出ますし、JBVツアーもありますし、大きいイベントもありますし。
Yumiko: 大忙しっすねえ〜! オレら、売れてんなあ〜(笑)!
Yukarin: ヤバーい、売れたー(笑)!
Yumiko: だって2ヶ月先の予定があること、なかったっすよ、今まで! だからもうそれだけで満足なんです!
Yukarin: ホントなかったんですよ。そう。ホントそうです。こんな夏初めてです!
Yumiko: そう! 楽しみが待ってるということが。
Yukarin: ね! 待ってたことあんまりないから(笑)
Yumiko: ……夏の抱負。どうっすか、Sadachiさん?
Sadachi: えー、そうですね...夏も...このまま...(聞こえない)
全員: (爆笑)
Yumiko: えー、声張ってもらっていいっすかー!?
Sadachi: この夏は、大きいところでのライブもありますので、このまま頑張ります。ありがとうございます。
Yukarin: 録れてますか? 大丈夫ですか? Sadachiさんの声?
--- はい、大丈夫です(笑)
Yukarin: えー、この夏は、氣志團さんの綾小路翔さんに、今日本一カッコいい女の子三人組って言っていただいたことに恥じないように、その名の通りカッコいい三人組を貫き通し、そして爆発させたいと思ってます! フゥ〜!!
Yumiko: この夏は、やっぱりシメはAXだと思ってるんで、AX目指してがんばりま、フゥ〜!! フッフゥ〜!!
全員: (拍手)
--- どうもありがとうございました!
三人: どうもありがとうございました!
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Yuke Yuke GOGO Onnanoko!!
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