ラリー・グラハム、13年ぶりニューアルバム

2012年9月20日 (木)

スライ＆ザ・ファミリー・ストーンや自ら率いたグラハム・セントラル・ステーションのベーシストとして活躍し、スラップ・ベース（チョッパー）の開祖としても知られるファンク界のリヴィング・レジェンド、 ラリー・グラハムが待望のニューアルバムをリリースします！

1999年にプリンスのレーベルNPGから発表した『GCS2000』以来、実に13年ぶりとなる新作『Raise Up』には、ゲストとしてラリーと付き合いの長いプリンスと、プロデューサー/シンガーとして才能を発揮しているラファエル・サディークが参加ということでファンク・リスナーの間では既に話題騒然！

ラリーのベースがハネまくるファンク・グルーヴ「Thow-n-Down the Funk」のような楽曲の中に、や女性ヴォーカルのアッシュリング・コールが伸びやかに歌い上げるスティーヴィー・ワンダーのカヴァー「Higher Ground」、エレクトリックでヘヴィ級のビートがいかにも殿下っぽいタイトル曲、泣きのギターが印象的なブルージートラック「Shoulda Coulda Woulda」、ラリーの妻ティナもバックヴォーカルで参加したラファエル色濃い心がほっこりするソウル・チューン「One Day」等注目曲も多くバラエティに富んだ内容です！

トラックリスト

1. GCS Drumline
2. Thow-n-Down the Funk
3. It's Alright (new recording)
4. Raise Up feat.Prince　(Guitar/Key/Drums/Vocal)
5. Shoulda Coulda Woulda feat.Prince　Guitar/Drum)
6. Welcome 2 Our World
7. It's ain't no fun to me (new recording)
8. Higher Ground
9. No Way
10. Hold You Close
11. Movin' feat.Prince
12.Now Do You Wanna Dance (new recording)
13.One Day feat. Raphael Saadiq　 (Guitar/Vocal)

来日公演決定！

ラリー・グラハム&グラハム・セントラル・ステイション～スラップ奏法の開祖、ラリー・グラハムが、グラハム・セントラル・ステイションと共にカムバック！

日程・場所：
2012/11/22(木) ～ 11/24(土)　＠ビルボードライブ東京
2012/11/26(月) ～ 11/27(火)　＠ビルボードライブ大阪
詳細はビルボードライブまで。　http://www.billboard-live.com/

プロフィール

1946年8月14日テキサス生まれ。オークランド育ち。5歳の頃、タップ・ダンスやピアノを学び、ジュニア・ハイスクールバンドではドラムを担当する。11歳の頃に父からギターを譲り受けて独学で練習し、すぐにプロとして活躍する。13歳のころにはレコーディングも経験する。そこではギターを弾きながらオルガンのベースペダルも担当することとなる。ある日オルガンのベースが壊れたことがきっかけで、ベース・ギターを始める。その後、母親のバンドがラリーのべースと母親のピアノというデュエット編成になり、ドラムスの役割もベースが担うことにり、スラップの原型となる。 1968年にスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンに加入して「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」や「エヴリバディ・イズ・ア・スター」等数々のヒット曲を放つ。1970年代の初めにスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンを脱退し、自身のグループ、グラハム・セントラル・ステーションの前進であるホット・チョコレートを結成。 1974年にはデビューアルバム『グラハム・セントラル・ステーション』と『リリース・ユアセルフ』の2枚を発表。その年のグラミーのベスト・ニュー・アーティストにノミネーションされる。その後も数々のヒット作をリリースする。 1979年に初のソロ・アーティストとしての活動を開始し、1980年にアルバム『ワン・イン・アミリオン・ユー』をリリースし、そのタイトル・トラックはTOP10にチャートインする。その後もソロ・アルバムをリリースし、1987年にはアレサ・フランクリンとのデュエット・アルバム『イフ・ユー・ニード・マイ・ラヴ・トゥナイト』をリリース。その後、エディ・マーフィーらとバンドを組んで活動する。 1990年代にグラハム・セントラル・ステーションでスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの元メンバーらとプリンスのツアーに参加する。(メーカー資料より)

ラリー・グラハムのキャリアは大きく分けて3つ！

Sly & The Family Stone （～72年まで）

はっきり言ってラリーのベースが無ければスライ＆ザ・ファミリー・ストーンの魅力は半減どころか8割方差し引いたも同じ！「Thank You」のヒットでスラップ・ギターが注目され、グループの屋台骨として大活躍。→ スライ特集もどうぞ
Graham Central Station

スライともめてグループを脱退、自ら結成したのがグラハム・セントラル・ステーション。スライ時代に培ったファンク・スピリットを基本に、ロックへの積極的なアプローチと先鋭的なテクノロジーを導入し、スラップ・ベースを用いた所謂「腰にくる」ファンク・サウンドを確立。スラップ奏法の見本とも言うべき楽曲「Pow」、ソウルチャートで4位になった「Your Love」等が生まれる。
Larry Graham

79年以降、ソロ活動をスタート。時流に乗ってブラコン的なヴォーカリスト作品を多く発表。R&Bチャート1位を獲得した80年の『On In A Million You』からはタイトル曲、「When We Get Married 」等のバラードがヒットとなり、シンガーとしても評価を高めた。