ベーム＆メト／ヴォツェック　１９５９

2012年8月14日 (火)

ベルク：ヴォツェック（英語歌唱）
ウーデ、スティーバー、ベーム＆メトロポリタン歌劇場

アルバン・ベルクと交流のあったベームは、その作品紹介にも力を尽くしています。今回登場するメトロポリタン・オペラでの音源は、同劇場での初演となったプロダクションでの2度目の上演の際のライヴ録音で、3月5日の初演から9日を経ての演奏ということになります。
　演奏は英語版によるものですが、当時メトで重用されていたベームだけに、キャストもウーデやスティーバー、バウム、デンヒなど実に豪華で、さらに準期間も十分にとれた模様で、初日はスタンディング・オベーションだったとか。
　なお、音質は、当時のライヴ録音としては良好な水準にあり、冒頭、放送用にキャストを紹介するアナウンスも含めて臨場感ある聴きものとなっています。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・ベルク：歌劇『ヴォツェック』全曲（英語歌唱）

　ヘルマン・ウーデ（ヴォツェック：Br）
　クルト・バウム（鼓手長：T）
　チャールズ・アンソニー（アンドレス：T）
　ポール・フランク（大尉：T）
　カール・デンヒ（医者：Bs）
　エリナー・スティーバー（マリー：S）
　マーガレット・ロッジェロ（マルグレート：A）、他
　メトロポリタン歌劇場管弦楽団＆合唱団
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1959年3月14日
　録音場所：メトロポリタン歌劇場
　録音方式：モノラル（ライヴ）