S・ペン主演最新作『きっとここが帰る場所』DVD化決定

2012年10月19日 (金)

人生は美しさで満ちている。だけど、時々、何かが変だ…
ショーン・ペン主演最新作。
カンヌ国際映画祭が二つの才能を引き合わせた─
幸せなる映画のめぐりあいが生んだ美しき傑作。

【Story】
シャイアン（ショーン・ペン）は、かつて絶大なる人気を誇った、ロック界のスーパースター。しかし、なぜか、ある時を境に、一切表に出ない生活を送るようになった。広大な邸宅で消防士として働く妻とゲームをしたり、近所に住むシャイアンオタクのロック少女メアリーとお茶を飲んだり。しかし、そんな平穏な生活を送るシャイアンに、故郷アメリカから「父危篤」の知らせが舞い込む。飛ぶのが嫌いなシャイアンは船でニューヨークへと向かうが、時すでに遅し。生前の父には会うこと叶わず、ただ亡骸の腕に刻まれた、ナチ収容所時代の番号を指でなぞるだけだった。30年も会わなかった父は、シャイアンの知らない宿望を持っていた。それは、かつてナチＳＳ隊員であったアロイス・ランゲを追い詰めることだった。いつの間にか、シャイアンはランゲを求めて、アメリカ横断の旅に出ているのであった・・・。

【Introduction】
2008年カンヌ国際映画祭コンペティションに出品されて、審査員賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督作『イル・ディーヴォ』。この作品に惚れ込んだ審査員長のショーン・ペンは、ソレンティーノ監督と意気投合し、新作を一緒につくることを約束、結実したのが本作です。2011年のカンヌ国際映画祭コンペティションに出品され、エキュメニカル審査員賞を獲得、賛否両論を巻き起こしました。緊密に設計された美しい映像とトーキング・ヘッズの名曲、そして躍動するストーリーテリングで語られる本作は、しかし、説明的な描写が少なく、奔放なまでに観る者の五感に訴えかけてきます。映画で結ばれたクールなパッション、ペンとソレンティーノが結託して創り上げた見事なこの結晶は、すでに各地で熱狂的なファンを生み、多くの映画祭で上映され、日本でも6月に劇場公開となりました。
そしていよいよDVD化が決定。2012年12月26日リリースとなります。

2011年第64回カンヌ国際映画祭　コンペティション公式出品　エキュメニカル審査員賞受賞
2012年第28回サンダンス・フィルム・フェスティヴァル　スポットライト部門公式出品
2012年第57回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ＜イタリア・アカデミー＞賞　6部門受賞（脚本/撮影/メイク/ヘア/作曲/歌曲）
他8部門ノミネート（作品/監督/編集/美術/衣裳/視覚効果/録音/プロデューサー）

スタッフ＆キャスト

【監督・脚本】：パオロ・ソレンティーノ『イル・ディーヴォ』
【共同脚本】：ウンベルト・コンタレッロ『ぼくの瞳の光』
【ラインプロデューサー】：ステファン・パルトネ／ハンナ・ヘミラ
【制作】：ニコラ・ジュリアーノ『イル・ディーヴォ』／フランチェスカ・シーマ『イル・ディーヴォ』／アンドレア・オッキピンティ『イル・ディーヴォ』／メデューサ・フィルム
【撮影】：ルカ・ビガッツイ『トスカーナの贋作』
【編集】：クリスティアーノ・トラヴァリオッリ『イル・ディーヴォ』
【音楽】：デイヴィッド・バーン『ラストエンペラー』／ウィル・オールダム
【ヘア】：キム・サンタントニオ『シザーハンズ』『スパイダーマン3』
【メークアップ】：ルイーザ・エイベル『マイティ・ソー』『ダークナイトライジング』

【出演】：
・シャイアン....ショーン・ペン『ミスティック・リバー』『ミルク』
・ジェーン....フランシス・マクドーマンド『ファーゴ』
・モーデカイ・ミドラー....ジャド・ハーシュ『普通の人々』
・メアリー....イヴ・ヒューソン（U２ボノの愛娘）
・レイチェル....ケリー・コンドン『ダニー・ザ・ドッグ』
・ロバート・プラス....ハリー・ディーン・スタントン『パリ、テキサス』
・デイヴィッド・バーン（本人役）....デイヴィッド・バーン『ストップ・メイキング・センス』

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『きっとここが帰る場所』　
原題：This Must Be the Place

2012年12月26日発売