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2012年11月1日 (木)

無人島 〜俺の10枚〜 vol.171 【M-SWIFT 編】

音楽好きには、超定番の企画『無人島 〜俺の10枚〜』!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!
今回のお客様は、豪華2枚組アルバム『Works』をリリースするM-SWIFT!

M-SWIFT
【M-SWIFT】
2007年にイタリアIRMA Recordsと契約、リリースしたアルバム『Morning Light』がワールドワイドにフロアヒット。その後、2ndアルバム『Evening Sun』でメジャーデビュー。2011年、アパレルブランドnano・universeとのコラボレーションでリリースされたアルバム『Sunshine of Love』はiTunesダンスチャート、またWasabeat総合チャートともに1位を獲得。海外からの評価とともに、国内でもハウス / クロスオーバーシーンのトッププロデューサーとして確固たる地位を確立している。

[関連リンク]
  M-SWIFT オフィシャルサイト
  M-SWIFT Twitter



M-SWIFT 『Works』  [2012年11月07日 発売]

M-SWIFTサウンドの全てが分かる豪華2枚組アルバム! 2012年11月17日公開、話題の映画『ワーキング・ホリデー』の音楽を担当したM-SWIFT。そのサウンド・トラックと、新曲をDISC-1に収録! DISC-2には、ダンスミュージックだけに留まらず、クラブジャズシーンに衝撃を与えた“24 CARAT”名義のアルバム『BLUE IN BLACK』を収録!



【HMVオリジナル特典】

M-SWIFT 『Works』をお買い上げの方に先着で「音源CD-R」をプレゼント!
※先着ですので、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
※特典の有無は商品ページにてご確認ください。



Disc-1 『Working Holiday Sound Tracks』収録曲

  • 01. HOME IS WHERE THE HEART IS
  • 02. MAIN THEME FROM “WORKING HOLIDAY”
  • 03. BOSSA COMICAL
  • 04. GIVE AND TALK - HIP
  • 05. MAIN THEME FROM “WORKING HOLIDAY” (PIANO VERSION)
  • 06. GIVE AND TALK ‒ HOUSE
  • 07. SERIOUS
  • 08. SUSUMU
  • 09. MAIN THEME FROM “WORKING HOLIDAY” (GUITAR BOSSA VERSION)
  • 10. SUSPENDED
  • 11. DRUMN' BASS COMICAL
  • 12. COMICAL REGGAE
  • 13. LAST THEME FROM “WORKING HOLIDAY”
  • 14. Voyage for Voyage
  • 15. HOME IS WHERE THE HEART IS (BRISA VOCAL MIX)
  • 16. HOME IS WHERE THE HEART IS (KAI & KYLE DISCO REMIX)

Disc-2 『M-SWIFT presents 24Carat “BLUE IN BLACK”』収録曲

  • 01. CAFE BAHIA
  • 02. MOON AT NOON
  • 03. PLAY IT ON THE FLOOR
  • 04. SPIRITUAL VIBE
  • 05. YELLOW
  • 06. MOON AT DAWN
  • 07. DISCO
  • 08. PANAMA
  • 09. SWIFTIEST
  • 10. FIVE EIGHTH
  • 11. SPIRITUAL VIBE (REPRISE)
  • 12. CAFE BAHIA (4HERO REMIX)
  • 13. MAIN THEME FROM “WORKING HOLIDAY” (24 CARAT VERSION)



M-SWIFT が選んだ10枚

Incognito
『Positivity』

商品ページへ 俺の10枚はすべて僕、M-Swiftの素を選びました。たくさん好きなアルバムあるので、僕のルーツとなっているもの限定!!なのでちょっと古い作品が多いです。最初はこれ、やはりIncognito。この完成されたアレンジとミュージシャンのクオリティーに初めて聞いた瞬間から大ファンです。60年代アメリカから発信されたソウルミュージックが全世界を広がり、カリブ海を経てここイギリスで新たな高みに到達した作品。ブルーイのコンポーザー、アレンジャー、プロデューサーとしての力量に脱帽。

Stevie Wonder
『Key of Life』

商品ページへ 数あるスティービー作品のなかで一枚は選べない!とは思つつ、過去に一番よく聞いた作品を選ぼう!とは思いつつ、全部よく聞いているので、選べない。。。。なので今の僕ならこれという一枚を。20代のころは70年代の暗さ、時代の葛藤を感じられる初期3部作が大好きだったのですが、今はなんだかKey of Lifeの気分なんです。これも70年代に発表されたんですが、初期3部作とはまた違った明るさ、希望みたいなものが感じられて、ネクストステージに入った彼の生き生きとした躍動感が感じられる。

V.A.
『London Jazz Classic』 ※廃盤

廃盤 コンピかよ!というつっこみが飛んできそうですが、この音楽、そしてこのアートワークで若かりし松下少年は完全に夢想妄想空想、勝手に頭の中でロンドンのイメージを作り上げ恋いこがれてしまった一枚。僕はのちにロンドンに住む事になるんですが、骨董市場など、古いものを大切にする文化は音楽にも脈々と続いています。おそるべし街の懐の深さから生まれた名コンピレーション。

Crystal Waters
『Gypsy Woman』 ※廃盤

廃盤 僕をダンスミュージック、ハウスに引きづり込んだ一枚。タイトル曲『Gypsy Woman』のフレーズ、タラリーラリラは当時衝撃的でした。同級生の女の子がDJからもらったミックステープに入っていた曲を僕は聞いたのですが、DJってすごいなっていうのと、その娘が妙に大人びて見えた。そんな思い出の曲。すぐにCDを買いに走りました。

George Duke
『Brazilian Love Affair』

商品ページへ 良いサポートミュージシャンでありセンスの良い曲を書く人って本当に少ない。いや彼は、良い作曲家、プロデューサーであり驚くほど楽器が上手い人なのか。ブラジル音楽とソウルの融合。一曲の中でこれほどの多くのパートがしっかり展開していくのはやっぱりアイデアが豊富な彼だからこそ。展開の多い拙作も彼の影響大なんです。M-Swiftの素です。

Jon Lucien
『Rashida』

商品ページへ スピリチュアルという言葉は妖しいものでもなんでもなくて、その人の心のあり方なんだなと改めて思わせてくれる一枚。ブラジル音楽、そしてソウル、そんなのどっちでも良い、彼の感じているものがダイレクトに伝わってくる一枚。ハワイに遊びに行ったとき必ず車でヘビーローテーション。余計なものがそぎ落とされる。

Marlena Shaw
『Who is this bitch, anyway?』

商品ページへ 大学時代、友達からこれを貸してもらったとき、そいつの事を嫌いだったんですが、思わず大の仲良しになってしまったほど良かった一枚。冒頭のナレーションが長い!試聴機で大丈夫なのか?(笑)など思わず今の感覚で考えるとびっくりする出だしの一枚。そこがまたしびれる。デヴィッド・T・ウォ−カーのバッキング、オブリガートと縦横無尽にメロディーを彩るギター、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソン、タイトなベースとドラム。やはり名作ですね。僕は『Feel Like Making Love』の前の『Davy』で既に涙してしまいました。ジャズとソウルの良さがこれほどまでに混ざったレコードは聞いた事がない。マリーナの歌が心にささる一枚。

Pat Metheny
『Letter from Home』

商品ページへ パット・メセニーの代表作。Wes同様、ギタリストとして憧れるというよりも世界感に憧れました。これは映画音楽ではないけど、僕の中ではかなり叙景的な音楽で、この音楽から見える景色は僕にとってかなり重要な景色です。それにしても曲が良い、ギターが凄いって手に負えないですね。素晴らしい!

Arthur Verocai
『Encore』

商品ページへ アルトゥール・ヴェロカイ、30年数年ぶりのセカンドアルバム。現代のブラジルのMPBの最高傑作だと思います。70年代のファーストアルバムも好きだったんですが、この円熟味は年をとらないと出せない。会ったことはないですが、ちょい悪いおやじなんではないかと勝手に想像しています。僕のラジオ番組の企画「理想の女性の口説き方」でも推薦する一枚!これをデートでかけて良い雰囲気にならないはずはないでしょ。ならなければこっちから願い下げだぁ〜というのは嘘ですが、本当に肩の力が抜ける心地の良い一枚。それにしてもブラジルものは音が良い。ストリングス、ブラスなど経験の積み重ねなんでしょうね。そこで音が本当に鳴っているかのような音像です。

Reel People
『Second Guess(defected 盤)』 ※廃盤

廃盤 他に較べてちょっと新しめのアルバムなんですが、僕がロンドン滞在時2004、5年に大活躍していたReel Peopleのファーストアルバム。ロンドンのソウルミュージックの脈々と続く継承の上に、最先端のブロークンビーツ、そしてその他のダンスミュージックの要素を深く取り入れられたまさにロンドン!という作品。Oliのセンス、Domuのドラムプログラミングにマイク・パットの音楽性、さらにバネッサ・フリーマンの伸びやかなボーカル。まさにロンドンのオールスターズ。当時ロンドンに移り住んだばかりの僕はその懐の深さにビビりまくり。ビビりまくりながらM-Swiftのファーストアルバム『Morinig Light』を負けないぞ!という気持ちで完成させました。そんな僕の青春を語る上で欠かせない一枚。今聞いてもRainは圧巻です。



番外編

Wes Montgomery
『Full House』

商品ページへ Incredible Jazz guitarと迷ったんですが、僅差でこちらに。聞いた瞬間、崖の縁から底を眺めているような深さを感じて夢中になった一枚。ギターテクニックで注目されるウェスですが、僕にはそれよりも"音楽"として魅力的だった。ずっと地元でギターを弾いてきたウェス。聞き手とともに育てた音楽だからこそ出せる説得力がある。この雰囲気、聞いた瞬間もっていかれます商業優先のこの時代、彼のスピリッツを少しでも受け継ぎたい。

Stevie Ray Vaughan
『The Sky Is Crying』

商品ページへ 高校時代後半はブルースマンになりたかった僕。憧れのギタリスト。僕の音楽のブルージーなフィーリングは彼からもらったとも言えます。彼が飛行機事故で他界したあたに出たこの未発表曲集。最後の曲Life by the dropでひとりで弾き語りは胸に迫ります。それにしてもこんなギターの音は後にも先にも彼だけです。

Miles Davis
『Kind of Blue』

商品ページへ この作品について語るのは他の方に任せるとして、この臨場感、空気感。心をもっていかれて車の中では聞けないほど。危ない危ない。時代も場所も超越してどこか意識の遠い場所へ連れて行ってくれる一枚です。ハービー・ハンコックの処女航海とともにモード期を代表する一枚。マイルス!ありがとう!

サウンドトラック
『New Cinema Paradiso』

商品ページへ 映画が好きで好きでしょうがない、映画の音楽をやりたい!と言い続けているうちに映画の音楽をやれた僕。そんな僕がオススメする定番中の定番。ニュー・シネマ・パラダイスのサウンドトラック。それはいいはずですよね。この野性味溢れる時に荒々しい演奏も情熱がびしびし伝わってきてイタリアのオケの伸びやかさを感じる。メインテーマのピアノのフレーズが映画の冒頭に流れる。それだけですでに説得力がある。








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