特集：Wax Poetics Japan No.26

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  Joe Strummer

  ジョー・ストラマーを特別な存在にしたのは、パンクの精神を象徴すると同時に、ルーツ・ミュージックやワールド・ミュージックにも耳が開かれ、世界のレベル・ミュージックと連帯しようという姿勢があったところだ……。今は亡き“反骨のヒーロー”、ジョー・ストラマー、そしてザ・クラッシュという歴史的なパンクバンドに照準を合わせ、本誌Wax Poetics Japanらしい視点と切り口でその“遺産”を徹底解剖する。

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  The Clash Legacy

  30ページ以上に及ぶザ・クラッシュ総力特集の一環として、この神話的パンクバンドと縁の深い方々に「ザ・クラッシュとの思い出の一品」を紹介してもらった。THE MODSの森山達也や、担当A&Rだった元ソニーの野中規雄などが、ジョー・ストラマーの知られざるエピソードを開陳する。その他、ザ・クラッシュの全オリジナル・アルバムや名作PVのレビューなどにより、ザ・クラッシュが残した偉大な功績と足跡を振り返る。

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  Barrington Levy

  70年代後半、ジャマイカの音楽は急激な変化を遂げていた。ルーツ・レゲエ全盛期にはドレッドヘアで人生の苦難を歌うグループが流行ったが、1979年になる頃にはダンスホールという新たな潮流がトレンドになる兆しを見せ始めていた。ダンスホール黎明期に登場したシンガーの中でも、特に人気を博したのがバーリントン・リーヴィだ。その革新的な作曲法や歌唱テクニックにより、彼は今でも世界的に高く評価されている。

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  Byron Lee

  伝説のレコーディング・スタジオ、Dynamic Soundsを運営し、ドラゴネアーズというバンドを率いて、祖国ジャマイカの栄誉ある勲位まで授与された名匠、バイロン・リー。彼がいなければ、ジャマイカの名立たるトップ・スターの存在が世に知れ渡ることもなかったかもしれない。スカを筆頭に、ジャマイカのポピュラー・ミュージックの発展におおいに貢献したバイロン・リーが、2008年にこの世を去る前に残した貴重な発言集。

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  Bryan Ferry

  最も復活が望まれるイギリスの偉大なロック・バンド、ロキシー・ミュージック。かつてこのバンドを率いた、アートロックとニューウェイヴという2つのジャンルのパイオニアであるブライアン・フェリー。“ロックの神”や“クールの帝王”と呼ばれることもありながら、ミステリアスで謎多き人物でもあるブライアン・フェリーが本誌だけに語った、過去と現在の真実のストーリー、そして未来への揺るぎなきヴィジョン。

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  Neu!

  70年代のジャーマン・ミュージック・シーンにその名を轟かせたミヒャエル・ローターは、時代性に合わせた、それでいて時代性を超越した音楽を創作していた。彼のキャリアにおいて最大の共鳴現象を引き起こしたのは、クラウス・ディンガーと組んだノイ！名義での活動だった。他者に影響されない独自性の高いそのサウンドは、当時も今も未来的に響く……。本誌独占で贈る、異端児ミヒャエル・ローターの長編インタビュー。

特集：Wax Poetics Japan No.25