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テスタメント/クレンペラー・シリーズ TESTAMENT NEWSへ戻る

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2013年3月12日 (火)

TESTAMENT
Otto Klemperer series
Live in Royal Festival Hall


ウィーン・フィルとのライヴ・ボックスをはじめとする数々のライヴ盤や別録音盤などでクレンペラー・ファンから高く評価されてきたテスタメント・レーベルから、ライヴ・アルバムが一気に5タイトル登場します。
 演奏はすべてニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮したもので、音源提供はBBCとなっています。残念ながらすべてモノラルではありますが、音の状態は良いということなので、ファンには期待の持てるシリーズといえると思います。
SBT21477
ブルックナー: 交響曲第7番、モーツァルト: 交響曲第40番(2CD)
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1965)


フィルハーモニア管弦楽団へのEMIからの援助打ち切りによる組織改変を経て、自主運営団体「ニュー・フィルハーモニア管弦楽団」として活動を再開した翌年のライヴ録音。
 演奏時間を見る限り、モーツァルトもブルックナーも半年後に客演した北ドイツ放送響とのライヴ盤に近いものとなっており、そちらでの演奏が良かっただけに、手兵オーケストラとの本拠地でのこのライヴ録音盤にはかなり期待できそうです。(HMV)

【収録情報】
・モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550 [26:49]
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB.107 [61:44]

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1965年11月
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
SBT21478
『ロメオとジュリエット』愛の情景、『フリーメーソンのための葬送音楽』、『未完成』、ベト1(2CD)
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1968)


ベルリオーズ『ロメオとジュリエット』の「愛の情景」というクレンペラー・ファン注目のレパートリーを含むアルバムの登場。
 「愛の情景」として知られる『ロメオとジュリエット』の第3楽章は、ワーグナーが絶賛したことでも知られる個性的な美しさを持った音楽で、「静かに澄み切った夜」「音も無く人気も無いキャピュレット家の庭」「キャピュレット家の若者たちが宴の間を出て、舞踏会の音楽を口ずさみながら通る」「愛の情景」という場面を表現しており、クレンペラーはじっくり20分かけて演奏しています。
 その他は、『フリーメーソンのための葬送音楽』、『未完成』、『ベートーヴェン第1番』と、クレンペラー得意のレパートリーが並んでおり、1968年時点でのクレンペラーの指揮を味わうことができます。ちなみに3ヶ月後にはウィーン・フィルに客演して数々の名演を披露していたので、この頃のクレンペラーの体調は良かったものと思われます。(HMV)

【収録情報】
・モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽 K.477 [06:17]
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』 [24:16]
・ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』 Op.17〜愛の情景 [20:04]
・ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 op.21 [27:27]

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1968年2月11日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
SBT21479
ベルリオーズ:幻想交響曲、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(2CD)
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア、メニューイン(1966)


幻想交響曲はかつて海賊盤でも有名だったもので、スタジオ盤をさらに強化(!)したようなアプローチがクレンペラー独特の美学をとことん堪能させてくれるハードな演奏。
 メニューインと共演したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、直前にセッション録音が組まれていたので、もしかするとこの本番ではヴァイオリンの状態が良いかもしれません。背後のクレンペラーは、セッション盤ではバランスの問題もあって主役的な振る舞いでしたが、このライヴ録音ではどうなのかも気になるところです。
 冒頭『フィガロの結婚』序曲は、クレンペラーらしさ全開の演目だけに、ここでも面白い演奏が期待できそうです。(HMV)

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 [04:39]
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲二長調 Op.61 [43:19]
・ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 [56:01]

 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1966年1月30日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
SBT1482
モーツァルト:プラハ、シューマン:交響曲第2番、ラモー: ガヴォットと変奏曲
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1968)


1968年ウィーン客演後のクレンペラーは、最晩年様式ともいうべき、非常に遅いテンポとシンプルで無駄の無い表現の組み合わせによる独自のスタイルを示すようになります。  このコンサートがおこなわれた10月には、当アルバム演目中のラモーとシューマンのほか、マーラーの7番の録音もおこなわれていました。
 今回のアルバムでは、そうした最晩年様式のクレンペラーによるシューマンの交響曲第2番とラモーのガヴォットと6つの変奏曲をセッション盤との違いを楽しめるのが興味深いところですが、目玉はなんといってもモーツァルトの『プラハ』を1968年の実演録音で聴けるということなのではないかとも思えます。
 クレンペラー最晩年のモーツァルトと言えば、かつてイタリアのライヴ録音レーベルからリリースされていた1970年録音の第40番の澄み切った演奏が有名ですが、今回はその2年前ということで、もしかするとそれに近い境地が聴かれるのかもしれません。(HMV)

【収録情報】
・ラモー/クレンペラー編:ガヴォットと6つの変奏曲 [09:52]
・モーツァルト:交響曲第38番二長調 K.504『プラハ』[24:54]
・シューマン:交響曲第2番ハ長調 op.61 [43:00]

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1968年10月10日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
SBT21485
ブルックナー:交響曲第5番、シューベルト:『未完成』(2CD)
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967)


ブルックナー5番はセッション盤と同時期の演奏。セッション盤は、晩年様式の巨大なフォルム構築が、作品の持ち味に合致したもので、第1楽章のクールな重量感、第4楽章での克明を極めた対位法アプローチなど、クレンペラーの魅力満載の演奏に仕上がっていました。実演ではより柔軟なテンポ設定となることが多いクレンペラーだけに、どういった違いが聴かれるか興味深いところでもあります。
 組み合わせの『未完成』はセッション盤の4年後の収録ということで、演奏時間的には翌年のウィーン・フィル盤に近いものとなっています。美しい演奏が期待できそうです。(HMV)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 [77:24]
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』[28:13]

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1967年3月
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
【テスタメント・レーベル】
イギリスのレーベルTESTAMENTは、歴史的録音をはじめ音楽に造詣の深いスチュワート・ブラウン氏により運営されています。同氏の哲学により、TESTAMENTのカタログは、歴史的音源を中心に演奏家を主体に構築されてきました。具体的には、世界未発売の音源や、すでに廃盤になってしまった録音を、レコード会社や放送局から許諾&協力を得て、オリジナル・マスターおよび78rpmメタル原盤から丁寧にリマスターし、CDの制作を行うというもので、EMI、Decca、Sony BMG、DG、BBC、SFB、WDR、ORFといった錚々たる名がすでに登場しています。
 TESTAMENTのもうひとつの大きな特徴として、演奏家遺族などとの幅広い交流により獲得された写真使用権により、豊富な画像がジャケットや解説書を充実したものにしていることが挙げられます。 また、専門家の協力者が多いため、広範囲に及ぶリサーチにも優れており、歴史的音源に必須の背景の調査や説明もきちんとおこなわれており、これまでにも数多くの興味深い事実の紹介でマニアを唸らせてきました。
 TESTAMENTはこのように、ヒストリカル音源の発掘と紹介に特化したユニークな姿勢によって、すでに数多くの実績を積み重ねてきており、その徹底した仕事ぶりは現在まで一貫して大きな支持を受けています。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ブルックナー: 交響曲第7番、モーツァルト: 交響曲第40番 オットー・クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1965)(2CD)

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ブルックナー (1824-1896)

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ベルリオーズ:幻想交響曲、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、他 オットー・クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア、メニューイン(1966)(2CD)

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ベルリオーズ:幻想交響曲、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、他 オットー・クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア、メニューイン(1966)(2CD)

ベルリオーズ(1803-1869)

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シューマン:交響曲第2番、モーツァルト:『プラハ』、ラモー: ガヴォットと変奏曲 クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管(1968)

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シューマン:交響曲第2番、モーツァルト:『プラハ』、ラモー: ガヴォットと変奏曲 クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管(1968)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

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ブルックナー:交響曲第5番、シューベルト:『未完成』 クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管(1967)(2CD)

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ブルックナー:交響曲第5番、シューベルト:『未完成』 クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管(1967)(2CD)

ブルックナー (1824-1896)

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発売日:2013年04月30日
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