トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > クラシック > ヴォルフガング・シュルツさん死去

ヴォルフガング・シュルツさん死去 点鬼簿へ戻る

%%header%%閉じる

%%message%%

2013年3月30日 (土)

ウィーン・フィルの首席フルート奏者を務めたヴォルフガング・シュルツさんが、3月28日、ウィーンで亡くなられました。シュルツさんは3月に開催予定だった「村治佳織のいま現在 Vol.1 デュオ with ヴォルフガング・シュルツ」に出演するため来日予定だったのですが、医師の指示により出演キャンセルとなり、体調が心配されていた矢先のことで、まだ67歳でした。
 シュルツさんはウィーン・フィルの首席奏者として数多く来日したほか、1998年からは草津夏期国際音楽アカデミーでも講師を務め、さらにムラマツのフルートを愛器とするなど日本と関係が深いフルーティストでした。
 その演奏活動は、オーケストラ・コンサートにも室内楽にもソロにも輝かしいものがありましたが、18歳からオペラのオケで吹いていたというキャリアからか、オペラでも実に見事な演奏を聴かせており、1989年、ウィーン国立歌劇場来日公演の際、『ランスへの旅』で舞台に上がっての見事なフルート演奏は語りぐさとなっていたものでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

【プロフィール】
1946年2月26日、オーストリアのリンツに誕生。10歳からリンツ音楽院でヴィリー・バウアーとクリスティアーネ・シュヴァンベルガーにフルートを学び、その後、ブルックナー音楽院でルドルフ・ライトナーにも習い、14歳でウィーン音楽院に入学、18歳までハンス・レズニチェックに師事し、卒業後、21歳からバーゼルとフライブルクでオーレル・ニコレに就いて研鑽を積みます。
 その間、シュルツは18歳でウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の首席奏者になるなどプロとしての活動をスタートしており、1970年、24歳のときにはウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者に就任、1973年にはウィーン・フィルに入団。首席奏者を長年務めたほか、室内楽、ソロ活動にも活躍、1983年からはベルリン・フィルとの合同アンサンブル「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」のメンバーでもありました。
 演奏活動の一方、1979年からはウィーン国立音楽大学の教授として後進の指導にもあたり、さらに各国でマスタークラスを実施するほか、多くの音楽祭に関わり、多彩な活動を展開していました。(HMV)

関連情報

シュルツを検索
訃報
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured item

フルート四重奏によるモーツァルト『魔笛』/シュルツ&ウィーン弦楽四重奏団

CD

フルート四重奏によるモーツァルト『魔笛』/シュルツ&ウィーン弦楽四重奏団

モーツァルト(1756-1791)

価格(税込) : ¥3,080
会員価格(税込) : ¥2,834
まとめ買い価格(税込) : ¥2,618

発売日:2002年10月20日
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定

  • ポイント 1 倍
    欲しい物リストに入れる

%%header%%閉じる

%%message%%

featured item

洋楽3点で最大30%オフ このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です