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【連載コラム】Akira Kosemura 『細い糸に縋るように』 第44回 細い糸に縋るように Akira Kosemuraへ戻る

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2013年3月12日 (火)

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[小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA]

1985年生まれ、東京出身の作曲家・音楽プロデューサー。
作曲家として国内外の音楽レーベルからコンスタントに作品を発表する一方、企業広告や、アパレルブランド、公共施設、舞台、映画、TV、ウェブコンテンツなど、特定の分野に限定されることなく様々なコラボレーションを行っている。
今年に入ってからは、コンテンポラリーバレエ公演「MANON」の劇伴、東京スカイツリータウン(一部施設)の音楽や、ドキュメンタリー映画「はじまりの島」エンディングテーマ、「ANA Lounge」の音楽監修などを担当。
コンサート活動にも定評があり、これまでに「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」、「中州ジャズフェスティバル」への出演や、自身のピアノ演奏による全国ツアー / 中国ツアーも成功させている。
また、作曲家のみならず、2007年にSCHOLE INC.を設立、プロデューサーとして音楽レーベル「schole」を運営、数多くの作品に携わっている。




暖かい陽の光が心地良い春、やってきました!
先月のコラムで雪掻きデビューの話をしていたのが嘘のよう、変わる時は変わるんです。さよなら、冬子、おかえり、春男。気分は絶好調でお届けしております。こんばんは、小瀬村晶です。(ラジオ風)

ただ一難去ってまた一難とはこのことか。今年から奥さんが花粉症デビューを果たしまして。毎日、鼻水を垂らしながら、ぼーっとした顔つきで、花粉症とのし烈な戦いに挑んでいます。
それを横目でみながら、はぁ、なんて花粉症というのは厄介なんだ。これではほとんど病人じゃないか。絶対なりたくない。花粉症だけには絶対なりたくないよぉ・・・と心の中で叫んでいます。
ただ、奥さんもそうだし、僕の母もそうでしたが、花粉症というのはほとんど前触れもなく突然なるそうで、そういう意味ではかなり危険です。おそらく予防措置もないですよね。だって花粉症って、アレルギー反応ですよね? インフルエンザだって100%ではないにしても予防注射があるわけで、そう考えると、たかが花粉、されど花粉、いやはや、恐ろしい・・・
これから毎年、寒いのが苦手な僕と、花粉に怯える妻、片や春を待ち望み、片や冬にすがりつく、この構図で生きていくことになりそうです。

花粉の話はこのくらいにして。

いよいよ、3月15日から、SCHOLEレーベル五周年記念コンピレーションアルバム「Joy - schole compilation vol.3 -」が発売になります!
前回のコラムでも触れているので、気になる方は遡って読んでもらえるとありがたいですが、この花粉の蔓延した此処日本の春へ、そこに住む私たちに捧げる春の定番作品として、その圧倒的な音楽体験で、余裕をかまして寛ぎまくっている花粉の野郎どもを糸も容易く吹っ飛ばしてくれ・・・はしませんが(ちょっと悪い言葉使ってみた)、真面目に書くと、春がきたこの季節特有の、なにかが始まるような匂いを感じるこれからの日々に、とても馴染んでくれる作品に仕上がっていると思います。
自分で作っておいてなんだけれど、いや本当に、まさかこんなタイミングでこの作品をリリースできるとは(ちょっと期待はしていたけれど)、まさに天をも味方につけてしまったような気がします。だってこの間まで雪降ってたもんねぇ・・・正直、あれ、3月15日にはちゃんと春らしくなってるのかな?と心配でした。だってこの作品は絶対、春!におすすめなのです。春にリリースする想定ですべての事柄が進んできたのです。なので神様、本当にありがとう。

告知の中にも花粉が入り込んできてしまいました。

そうそう、最近、この月に一度のコラムとは別に、もうずいぶん昔からやっている不定期更新の個人ブログのほうも軒並み更新するようにしています。
そっちではなにを書いているかというと、諸々の告知はもちろんですが、今年から「勝手におすすめ映画特集」というのを始めました。それは二ヶ月に一度くらいのペースで、その間に僕が観た映画と、そのなかでおすすめの映画を紹介するという、正直どうでも良さそうなコーナーですが、自己満足でやっています。なんていったって、個人ブログですからね。好きにやります。
そこでこのコラムでもなにか新しいことができたらいいなぁと思うんだけれど、というか、いま思ったんだけど、なにかあるかなぁ。
このコラム、自分で書いていて思うけど、最近は特に、ただの独り言っぽさが全開になってきているので、わざわざHMV様のページを借りてやっていて良いのだろうか、という気にもなってきます。

誰かゲストでも呼ぼうか。

コラムでゲストって変かな・・・
ギャラ出ないけど、僕とこうしてくだらない話に付き合ってくれる方、いるかな。
やるなら、チャットみたいな感じかなぁ。それなら僕だけで出来そうだしね。
まあ、考えてみます。

というわけで、今月のコラムはこれでおしまい!
次回は桜の季節にお会いしましょう。


  http://www.akirakosemura.com/
  http://www.scholecultures.net/





Akira Kosemura 今月のオススメ

FaltyDL 『Hardcourage』  [2012年12月22日 発売]

“Planet Mu”のエース、フォルティDLが“Ninja Tune”に電撃移籍!トム・ヨーク、フォー・テット、マウント・キンビー、ジェイミーXXが絶賛する逸材が自ら最高傑作と位置付ける一発を遂にシーンに投下。90年代へのオマージュを現代へアップデートさせた美麗エレクトロニック・ミュージックを展開。類い稀なセンスが見事に開花した大傑作!
(レビューより)






Akira Kosemura 最新作

Akira Kosemura 『Duo』  [2013年02月04日 発売]

小瀬村晶によるライブ音源を収録したコンサートシングル。 ヴァイオリニストに白澤美佳を迎えて、ピアノとヴァイオリンというデュオ編成によるシンプルでありながらも一体感のある演奏の躍動感をそのままに収録。

【収録曲】
01. hope(2011.07.03 新宿文化センター)
02. gray(2011.07.03 新宿文化センター)
03. light dance(2010.07.03 大倉山記念館)
04. imagery(2011.07.03 新宿文化センター)
※ 「hope」「imagery」は今回が初のCD化となります。



schole 最新作

『Joy -Schole Compilation Vol.3』  [2013年03月15日 発売]

音楽レーベル「schole」発足から五周年を記念したサード・コンピレーションアルバム。
schole ゆかりの音楽家による書き下ろし楽曲、全13 曲を収録。

ファースト・コンピレーション『schole compilation vol.1』(※廃盤)、大ヒットを記録し現在もなおセールスを続けるレーベルを代表する作品となったセカンド・コンピレーション『note of seconds - schole compilation vol.2 -』に続いて、サード・コンピレーションとなる『Joy - schole compilation vol.3 -』を発表します。
本作は、これまで schole と交流のある音楽家が一同に介し、「Joy」というテーマのもとで書き下ろし楽曲を提供した作品です。しかし、出来上がった作品からは、参加ミュージシャンそれぞれが「喜 びを感じる心」に向き合ったかのような、様々な感情が連想される特別な一枚となりました。 また、ソロ楽曲だけでなく、本作だけのエクスクルーシヴなコラボレーションやカバーアレンジなど、これまでの schole 作品をしっかりと汲み取りながらも、レーベルとしてのこれからを大いに期待させる作品に仕上がっています。
一枚の作品として、60 分間を通して、この schole というレーベルでなければ作り上げることのできない無二の世界を心ゆくまで感じ取って頂けたら幸いです。



次回へ続く…(4/10更新予定)。






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