2013年5月1日 (水)
星野源、病気治療のため再び活動休止
昨年末にくも膜下出血で倒れたたものの、約2ヶ月で復帰。ソロ・アルバム『Stranger』やシングル『ギャグ』のリリースもあり、精力的に活動していた星野源が、病気治療のため再び活動を一時休止することが明らかになった。定期検査の結果、手術した箇所が万全な状態ではなくなってきていることが判明したため、治療に専念することになったとの事だ。なお、6月29日に東京・Billboard Live TOKYOで予定されていた「星野 源 "moment"」は中止に。7月19日の日本武道館単独ライブ「星野 源 ワンマンライブ "STRANGER IN BUDOKAN"」は延期される。
まずは、おかえりなさい、と言いたい。
昨年末にくも膜下出血で倒れたが順調に回復。約2ヶ月で復帰を果たした。そして、前作から1年8ヶ月ぶり、3枚目となる星野源のソロ・アルバム『Stranger』がリリースされる。
これまでにリリースされていたシングルや未音源化のCM曲なども収録した、もりだくさんの内容だが、それ以上に、多忙を極める中、壮絶なまでに自分を追い込んで作り上げた楽曲たちには、また新しい星野源の姿が見て取れる。また、本作のすぐ後には、アルバム未収録シングルのリリースも控えているが、こちらはアルバムとはまた違った魅力を持った楽曲に仕上がっている。
戻ってきた星野の姿には、これまでよりシャープで研ぎ澄まされた印象を強く感じた。
昨年末にくも膜下出血で倒れたが順調に回復。約2ヶ月で復帰を果たした。そして、前作から1年8ヶ月ぶり、3枚目となる星野源のソロ・アルバム『Stranger』がリリースされる。
これまでにリリースされていたシングルや未音源化のCM曲なども収録した、もりだくさんの内容だが、それ以上に、多忙を極める中、壮絶なまでに自分を追い込んで作り上げた楽曲たちには、また新しい星野源の姿が見て取れる。また、本作のすぐ後には、アルバム未収録シングルのリリースも控えているが、こちらはアルバムとはまた違った魅力を持った楽曲に仕上がっている。
戻ってきた星野の姿には、これまでよりシャープで研ぎ澄まされた印象を強く感じた。
インタビュー・文:池上尚志
写真:源 賀津己
ヘアメイク: 高村義彦(SOLO.FULLAHEAD.INC)
スタイリスト: 片貝 俊
写真:源 賀津己
ヘアメイク: 高村義彦(SOLO.FULLAHEAD.INC)
スタイリスト: 片貝 俊
前作『エピソード』は、オリコンで5位を獲得。CDショップ大賞の準大賞を受賞するなど、リスナーから好意的に迎えられ、ミュージシャンとしての星野源がより広く知られるきっかけともなった。そこで語られたのは〈何を歌うか〉ということであり、もともと、サケロックというインスト・バンドでデビューしていた彼が、より高い次元を目指すために〈サウンド〉を指向することは当然といえば当然だった。そして『エピソード』以降、星野は歌詞の作り方や曲の構成からバンドの編成までを見直していく。その作業は、昨年リリースされた3枚のシングルを制作するときから既に始まっていたという。
とにかく、オープニング3曲がすごい。
「今回はリズムから作っていった曲が多いかもしれないです。「ワークソング」もそうだし。いつもメロディと歌詞っていうのを中心に作っていたんですけど、リズムっていちばん大事じゃないですか、全体のグルーヴを出すのに。僕、いっつも(無意識に)作っちゃうリズムがあるんですよ。それじゃないリズムっていうのを考えながら作っていました」
歌だけ聴けばいい曲いいメロディなのだが、ちょっと突っ込んで聴いてみると、なんでこのメロディにこのリズムなんだって思うような実験性が見て取れる。なかでも「パロディ」のリズムは、彼が敬愛する細野晴臣の〈トロピカル3部作〉に影響されたものだそうだ。
「歌詞に関しては、もやもやっとある感情をストーリーに変換していくような感じだったんです。今回はもっと感覚を焼き付けるみたいな作業っていうか、ストーリーではなく抽象的で、でも詞と曲が分離してない、絵画みたいなイメージで作っていきたいなと。それは今までやってきたやり方と全く逆のやり方だったんですが、自分が納得いってなくても、感覚でこれでいいのだって思えたらそれを残していくっていうような作り方をしたんですね。自分で100%理解できないまま、出荷させたんです。だから、そこに自分の思いを残そうって気持ちはあんまりなかったんですけど、改めて聴いてみたら、なんか自分(自身)が投影されている歌が多いんです。主観的な言葉が多いっていうか、それは無意識に残っちゃったものだと思うんですよね」
「去年1年、ずっとアウトプットしていたんで、インプットがほとんどなかったんですよ。どんな人でも、涸れるっていうじゃないですか。涸れてからが勝負なんじゃないかと思っていて、ないところからどうやって作るかっていうのは、表現の大事なところなんじゃないかなと思うんです。でも、あまりにアウトプットが続きすぎてパンクしちゃったところはあるので、今はしっかり休みたいっていうか。(倒れたことによって)高校生とか20歳ぐらいの頃にあった、こういうのやりたい、みたいな気持ちが戻ってきたんですよ。ピュアな気持ち。そういうのはすごく良かったなと思いますね。あと休むことが好きになったので、それもすごくよかったなと(笑)」
「the music & movie master」表紙に星野源が登場
HMVの毎月発行するフリーペーパー「the music & movie master」5月1日発行号の表紙に星野源が登場です。※ 「the music & movie master」は全国のHMV店舗で配布しております。
※ 数に限りがございますので配布終了の際はご容赦下さい。
[Contents]
星野源
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特集-2013年のSSW最新モード
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矢沢永吉
ゆず
細野晴臣
SEKAI NO OWARI
BOYFRINED
劇場映画「クロユリ団地」
上坂すみれ独占連載企画(第1回)
-お詫びと訂正-
フリーペーパーにて「拡大版インタビュー掲載中」となっております記載は誤りです。
訂正と共に、お詫び申し上げます。
the music & movie master編集部
[Photo Gallery] ※クリックで画像が拡大します
星野源 『Stranger』[2013年05月01日]
2011年9月に発表した2ndアルバム『エピソード』((第4回CDショップ大賞準大賞)以来、1年8ヶ月振りとなる3rdアルバムには、昨年にシングルとしてリリースされ、ヒットを記録した「フィルム」「夢の外へ」「知らない」に加え、音源化が切望されていた「生まれ変わり」(第一生命CMソング)、「ある車掌」(NHKアニメ『おじゃる丸 スペシャル 銀河がマロを呼んでいる 〜ふたりのねがい星〜』エンディングテーマ)も新たに録音し収録、新録7曲を含む全12曲が収録される。『Stranger』収録楽曲
- 01. 化物
- 02. ワークソング
- 03. 夢の外へ (3rdシングル資生堂アネッサ2012CMソング)
- 04. フィルム (2ndシングル 映画『キツツキと雨』主題歌)
- 05. ツアー
- 06. スカート
- 07. 生まれ変わり(第一生命CMソング)
- 08. パロディ (映画『ぱいかじ南海作戦』主題歌)
- 09. 季節 (MUSIC ON! TV “シーズン・グリーティングID”ソング)
- 10. レコードノイズ
- 11. 知らない (4thシングル)
- 12. ある車掌 (NHKアニメ『おじゃる丸 スペシャル 銀河がマロを呼んでいる 〜ふたりのねがい星〜』エンディングテーマ)
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心を揺さぶる、内省的で嘘の無い“言葉”と“うた”。表現をしていないとダメになっちゃうような、正直で敏感な人が作る音楽はいつも素晴らしい。この「特集ページ」では、そんな“匂い”を元に、より自由なアプローチでシンガーソングライターの作品を紹介していきます。
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【HMVインタビュー】 細野晴臣 『Heavenly Music』
新作『Heavenly Music』は5月22日発売。「好きな音楽を気ままに出来るようになってきた」と言う細野さんはなんだか楽しそうだ。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。