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【連載コラム】Akira Kosemura 『細い糸に縋るように』 第45回 細い糸に縋るように Akira Kosemuraへ戻る

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2013年4月12日 (金)

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[小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA]

1985年生まれ、東京出身の作曲家・音楽プロデューサー。
作曲家として国内外の音楽レーベルからコンスタントに作品を発表する一方、企業広告や、アパレルブランド、公共施設、舞台、映画、TV、ウェブコンテンツなど、特定の分野に限定されることなく様々なコラボレーションを行っている。
今年に入ってからは、コンテンポラリーバレエ公演「MANON」の劇伴、東京スカイツリータウン(一部施設)の音楽や、ドキュメンタリー映画「はじまりの島」エンディングテーマ、「ANA Lounge」の音楽監修などを担当。
コンサート活動にも定評があり、これまでに「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」、「中州ジャズフェスティバル」への出演や、自身のピアノ演奏による全国ツアー / 中国ツアーも成功させている。
また、作曲家のみならず、2007年にSCHOLE INC.を設立、プロデューサーとして音楽レーベル「schole」を運営、数多くの作品に携わっている。




春の嵐も過ぎ去ったところで、すっかり風邪をもらってしまい、このコラムの更新が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
僕は一年に一度くらい、必ず風邪を引いてしまうんだけれど、そういえば最近は引いてないなぁなんて思っていた矢先、ちゃんと引きましたよ。ははは。
普段はというと、けっこう年末に引くことが多くて、分かり易い身体ですね。一年の節目に溜まった疲れが出るという、なんだか笑えるような体質だったんですが、そういえば昨年末は風邪を引いていませんでした。
それが遅れていまきたわけですが、季節の変わり目に風邪を引くなんて、体調管理の出来ていないことこの上無し!だめですねぇ。
しかも、先月末からプールに通いだした矢先に風邪を引くという・・・もう少し早く始めておけばこの風邪も防げたのかな。早く完全復活してプールに行きたい!そんな今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?

なんかまだ頭がぼーっとしてるので、いつものようにうまく言葉が出てこないんですが、はてさてどうしましょう。もう締切も過ぎているので、とにかくこのままくだらない文章でも書きなぐり続けてやろうか!(嘘)
なにか話したいことあったかなぁ?あったような、なかったような。

というかこれ、花粉症じゃないよね?・・・いや、咳が出てるから違うはず・・・

あ、そうだ。この間、ディズニーランドに行きました。(手帳をみて絞り出したよ)
僕はずっと東京近郊に住んでいるので、ディズニーランドは幼い頃から時々家族で行っていて、割と馴染みのある方なんですが、好きかどうかで言えば、そうでもない。というのが10代の頃。いま僕は27歳の黄昏時なのですが、最近ようやくディズニーランドの存在意義が分かり始めました。

ディズニーランド、良いよね。

だってさ、音楽が素晴らしいのはもとより、働いている人達はみんなとっても親切だし、お店で売っているジャンクな食べ物も美味しいし、なによりランド全体のムード、日本じゃないどこかに迷いこんでしまったような(まるで夢のような、ね)異国情緒溢れる雰囲気。これって、子供の頃は正直分からなかったけれど、大人になってまじまじとこの世界を体験するとさ、物凄く癒されるよね。生きてると嫌なこととか、面倒なこととかあるし、それをうまく切り替えられる人は良いけれど、僕のようにちょっと引きずってしまうタイプの人間からすると、ディズニーランドはそういう小さな悩みを簡単に吹き飛ばしてくれるくらいのスケールがあるよね。
ディズニーシーは大人向けのようだし、ディズニー産業は実は社会に疲れた大人に向けたものなんじゃないかとちょっと思ってしまいました。もちろん子供も大好きなんだろうけれど、僕は正直そうでもなかったなぁ。子供ってさ、特に男の子はジェットコースターがあればあとは正直なんでも良いんだよね。

そうそう、ジェットコースターといえば、あれはなんなんでしょう。高校生くらいまでは全然乗れたし好きだったんだけれど、20代過ぎてから乗れなくなっちゃったんだよね。あれって脳が揺れるでしょう。気持ち悪くなっちゃうんです。最近気付いたんだけれど、ジェットコースターどころか、いま僕は公園のブランコにも乗れない・・・
だからね、ディズニーランドに行っても、ジェットコースターにはほとんど乗りません。ちなみに僕が先日乗ったのは、カリブの海賊、トムソーヤ島いかだ、カントリーベアシアター、白雪姫と七人のこびと、ピノキオの冒険旅行、イッツアスモールワールド、モンスターズインク、バズライトイヤー、グランドサーキット、スペースマウンテン、くらいかな。スペースマウンテンの後は10分ほど休憩しました・・・

結論。昔からけっこう行っていた割に、よく知らないアトラクションが実はたくさんあって、なかには仕様もないものもありましたが(・・・)僕はなんかあの空間で、楽しそうにしているお客さんの姿を眺めているだけでも、ちょっと幸せな気持ちになれるのでディズニーランドは良いところだなぁと思いました。
人の幸せをみて自分も幸せを感じられるなんて、僕もずいぶん大人になりましたねぇ。

というわけで、病み上がりですが、ディズニーで育んだパワーで今月も頑張っていきたいと思います。
そうそう、来月は番外編として初のゲストトーク!にしたいと思っているのでお楽しみに。


  http://www.akirakosemura.com/
  http://www.scholecultures.net/





Akira Kosemura 今月のオススメ

Olafur Arnalds 『For Now I Am Winter』  [2013年02月25日 発売]







Akira Kosemura 最新作

Akira Kosemura 『Duo』  [2013年02月04日 発売]

小瀬村晶によるライブ音源を収録したコンサートシングル。 ヴァイオリニストに白澤美佳を迎えて、ピアノとヴァイオリンというデュオ編成によるシンプルでありながらも一体感のある演奏の躍動感をそのままに収録。

【収録曲】
01. hope(2011.07.03 新宿文化センター)
02. gray(2011.07.03 新宿文化センター)
03. light dance(2010.07.03 大倉山記念館)
04. imagery(2011.07.03 新宿文化センター)
※ 「hope」「imagery」は今回が初のCD化となります。



schole 最新作

『Joy -Schole Compilation Vol.3』  [2013年03月15日 発売]

音楽レーベル「schole」発足から五周年を記念したサード・コンピレーションアルバム。
schole ゆかりの音楽家による書き下ろし楽曲、全13 曲を収録。

ファースト・コンピレーション『schole compilation vol.1』(※廃盤)、大ヒットを記録し現在もなおセールスを続けるレーベルを代表する作品となったセカンド・コンピレーション『note of seconds - schole compilation vol.2 -』に続いて、サード・コンピレーションとなる『Joy - schole compilation vol.3 -』を発表します。
本作は、これまで schole と交流のある音楽家が一同に介し、「Joy」というテーマのもとで書き下ろし楽曲を提供した作品です。しかし、出来上がった作品からは、参加ミュージシャンそれぞれが「喜 びを感じる心」に向き合ったかのような、様々な感情が連想される特別な一枚となりました。 また、ソロ楽曲だけでなく、本作だけのエクスクルーシヴなコラボレーションやカバーアレンジなど、これまでの schole 作品をしっかりと汲み取りながらも、レーベルとしてのこれからを大いに期待させる作品に仕上がっています。
一枚の作品として、60 分間を通して、この schole というレーベルでなければ作り上げることのできない無二の世界を心ゆくまで感じ取って頂けたら幸いです。



次回へ続く…(5/10更新予定)。






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