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2013年7月8日 (月)
-- ニュー・アルバム『VISIBLE』のリリースおめでとうございます!前作の『ENERGY』のリリースが5年前でした。この5年間を振り返ってみていかがですか?
YUTAKA : もう5年も経ったのかっていうくらい早かったのかな。この5年の間にメンバーそれぞれが個人活動するようになって。新しい事を始めると、吸い出す時間が凄く早いからよりあっという間に感じたのかな。
HIRO : それぞれの5年間って言うのは、それぞれに違うよね、きっと。
YUTAKA : スピード感がみんな違うかもね。でもあっという間だよね。
ARATA : あっという間だねー。それぞれの活動がもちろん濃かったけど、でもHIRO(MIHIRO)が1番忙しかったんじゃないかな。
HIRO : 振り返るとかなり昔のことに感じるかな。僕は、ソロ活動っていうチャンスを頂いたんで、その間にソロ・アーティストとしてベスト盤を含めてアルバムを4枚もリリースさせて頂いて。色々な場所でLIVEもさせて頂きましたし、色々な経験と思い出を作らせて頂きましたね。
-- SUGAR SHACK(日本の男性R&Bのチーム)が結成されたのはこの5年の間でしたか?
HIRO : それくらいですね。
ARATA : SUGAR SHACKもみんなが一気に集まったというか、今までは他のR&Bアーティスト同士の仲間意識っていうのが凄く薄かったんですよ。特に男のアーティスト達は。ある意味、SUGAR SHACKも俺らに凄い影響を受けているし、凄い影響を与えてもらったよね。LL BROTHERSさん(以後LL)との繋がりとか、HI-Dとか。
YUTAKA : そうだね。SUGAR SHACKのおかげで彼らとの距離がより縮まりましたね。
-- じゃあSUGAR SHACK結成前までは、距離感が若干あったんですか?
YUTAKA : もちろん面識は全然あるんだけど、挨拶くらいしかしなかったかも(笑)。
HIRO : 仲が悪いっていう訳じゃないんですけど、腹を割って話せるような関係になったのはSUGAR SHACK結成後ですね。
YUTAKA : そうだね、作品を一緒に作る事で変わったよね。
-- SUGAR SHACK結成の決定的なきっかは何だったんですか?
YUTAKA : SUGAR SHACKの前身のイベントでBall Roomっていうイベントをやっていて、そのイベントでR&Bを集めてみたら「これはもしかしたらR&Bでいけるんじゃないかな」っていう手応えを感じて。そのイベントの盛り上がり方が凄まじかったので、俺達が男性R&Bを盛り上げていかないとダメでしょっていう気持ちをみんなが持つようになっていたので、その辺が直接の結成のきっかけだと思いますね。LLさんも「Full Of Harmonyが声かけてくれなきゃやんなかったよね」みたいな(笑)。
SUGAR SHACKのメンバーは、演者がめちゃめちゃ楽しんでいるんですよ。ファンの方達も、もちろんすごく楽しんでいただいているんですけど、演者が楽しんでいる様子を、楽しんでくれているんじゃないかなって。SUGAR SHACKのメンバーはみんな仲が良すぎて、楽屋でもずっとしゃべっていますからね。
HIRO : 未だにR&Bのシーンが日本であるかって言ったら、まだ無いに等しいって思っているんですよ。だから、アーティスト1人1人が自分のやりたい音楽を志しているだけじゃシーンは出来ないと思うんですよね。アーティストの数も増えて、腹割って喋れないっていうのもつまらない世の中だなって思ってSUGAR SHACKをスタートしてみたし、それぞれのアーティストがよりライバル意識を持って、貪欲に自分のやりたい音楽に向き合えるようになったと思うし、より音楽の素晴らしさを感じたと思うし、だから昔よりもSUGAR SHACKのメンバーが産み出す音楽がイキイキしたと思うんです。ソウルやR&Bをルーツに持たない日本っていう音楽のシーンの中で、更に自分に対しての勇気にもなったと思うし。
みんなで揃って歌うっていう事を楽しみに見に来てくれるリスナーの数っていうのも確かに増えて、リスナーが何を見たがっているのかとか、何を聴きたがっているのかっていうことも感じながら、リスナーの為歌い続けなければならないって事を、メンバーそれぞれが、SUGAR SHACKを通じてより意識したんじゃないですかね。
ARATA : SUGAR SHACKの話が止まらないね(笑)。
HIRO : ちょっと熱くなっちゃいましたけど(笑)。
YUTAKA : そんなSUGAR SHACKです(笑)。
-- SUGAR SHACKの熱いお話をありがとうございます!5年振りとなるニュー・アルバム『VISIBLE』ですが、完成された今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
YUTAKA : いやぁー、長かった。遂に新しい作品が出来たなっていう感じですね。正直、結構時間がかかりすぎて、ファンのみなさんにお待たせしすぎたなって。でも、その間もファンのみなさんが待っていてくれたので、その期待に応えられるアルバムが出来たかなって思っています。
-- このアルバム名『VISIBLE』に込められた意味っていうのは?
HIRO : それを毎回丁寧に解説してくれるのがリーダーなんで(笑)。
ARATA : はい(笑)。この5年の間に、各自がソロの活動をしていこうという事になって、HIROがソロ・アーティストとして活動し、YUTAKAがDJをやったり、俺が映像やったりとか、各自にとって濃い5年間だったんです。
グループとして15年間ずっと一緒にやってきて、それまでは1つのグループとして3人が一緒の形を見てきたと思うんですけど、そこを各自が1度バラバラに活動して、メンバーそれぞれが色々な視点で見てきたものを、また1つに集結させて、新しいエンターテイメントや新しい未来だったり、次のステップに向けてその先をもっと見ていこうっていう、意味を込めて『VISIBLE』っていうネーミングにしたんです。
レコーディングでもメンバー各自の視点が違っていて。ソロでの経験を生かしたHIROの意見に対してYUTAKAはDJ的なニュアンスだったり、僕の場合はこの曲を映像にした時に、LIVEで見たときにどうなんだとか、そういった3人の視点がまさに集まった感じかな。
-- メンバーのみなさん各々の意見が反映されたアルバムになっているんですね。
ARATA : そうですね、各自がプロデュースした曲もあったりして、俺だったらこういう風に作るなぁとか。
YUTAKA : そうだね、結果いろんな要素が入ったアルバムになりましたね。
-- 正に今YUTAKAさんがおっしゃられた通り、曲調もバラエティに富んでいて、今までのFull Of Harmonyさんのテイストもあったり、新しい一面もあったりと、高低差があって思わずワクワクしてしまう内容だと思います。
YUTAKA : Full Of Harmonyってそういう感じなのかなっていうか、常にファンを飽きさせたくないっていうのがいつもあって。こういう事やりたいなとか、新しい事やりたいなっていうのは、もう常メンバー全員が思っているから。これがウケたら、それをやりたくなるんだけど、これがいいんだから、じゃあこれっぽい曲を作ろうじゃなくて、あえて逆にいく。それはもうこれがあるから、これでいいんだっていう感じ。何かを生み出そうって常に思っているんでやった事がないトラックほど、のせたくなる。だから「このトラック、Full Of Harmonyっぽくないね」みたいな作品に僕らがのっかって、それがFull Of Harmonyっぽく事が起きているような気がしますけどね。
-- スプリット・シングル“Back 2 The Floor”とか、本アルバム1曲目の“Start It Up”のような攻撃的なアッパーなテイストは新しいFull Of Harmonyの魅力の1つかなと。既に“Back 2 The Floor”ライブでも披露されていると思いますが、ファンの方の反応はいかがでしたか?
YUTAKA : クラブで盛り上がる曲がかかった時のようにあがって欲しい感じで作ったので、予想通りライブでは凄くファンの方達は盛り上がってくれますね。Full Of Harmonyのファンに関してはというか、SUGAR SHACK全体のファンに言えるかもしれないですけど、R&Bを聴いてくれている人達っていうのは耳の幅がかなり広いっていうか、色々な曲調をちゃんと聴ける人達が多いなってすごく思いますね。
“Start It Up”はSUNNY BOYっていうプロデューサーが作ってくれたんですけど、SUNNYも、僕らとやるっていう事でSUNNYなりにすごく考えたみたいで。「お前が好きな感じでやってくれ」って言ってんのに「いや、絶対に良い曲しか出さないんで!」って何度もやってくれて(笑)。最終的にはコレだ!っていう曲を作ってくれましたね。
-- “Start It Up”を披露した時のファンの方の反応も楽しみですね!SUGAR SHACKのアルバム『SUGAR SHACK FACTORY』に収録された“Over again”や、昨年末にシングルでもリリースされた“Glory Days”、この辺がFull Of Harmonyファンのみならず、R&Bファンのリスナーの間では、かなりスタンダードな存在になっているように思います。本アルバムに収録の“約束”が、正にFull Of Harmonyさんの新しいクラシックになるような雰囲気ですが。
YUTAKA : そうなってくれたら嬉しいですね。王道でもあり、挑戦でもあり。4曲目の“君の歌”とかでもそうなんですけど、Full Of Harmonyのバラードが好きな方や、R&Bのバラードが好きな方がグッときそうなラインをさらに新しいものに塗り替えたいっていう気持ちがあるんです。もちろんこれまでの作品も好きでいてほしいんですけど、どんどん新しいFull Of Harmonyを好きになってくれると嬉しいですね。
-- “約束”は6月公開の映画『モンゴル野球青春記〜バクシャー〜』の挿入歌ですね。この曲に関して何か制作エピソードはありますか?
ARATA : この曲は映画ありきのっていう曲だったので、PVも映画をイメージして作ったんですよ。HIROが野球大好きなので、この映画で感銘を受けたわけです(笑)。
HIRO : そうなんです。松井選手と同じ世代なんで。先日は国民栄誉賞も受賞されて。
YUTAKA : でも関係ないでしょ(笑)。すれ違ってもいない、みたいな(笑)。
ARATA : 学校が一緒とか?
HIRO : 地区が一緒だったんで戦ったんです。
一同 : あ、そうだったんだ!
HIRO : でも僕はレギュラーじゃなかったんで。良いんじゃないですか、この話は(笑)。
-- 特別な1曲になりましたね!
HIRO : そうですね、こういうところで野球と繋がるんですね。
-- ARATAさんとYUTAKAさんは何かスポーツされていたんですか?
ARATA : 僕はバスケットを・・・
YUTAKA : いや、柔道でしょ(笑)。でも柔道で特待生だったもんね。直ぐに絞め技に持っていく事で有名だったけど(笑)。
一同 : (笑)
YUTAKA : 僕は小さい頃サッカーをやって、中学の時にバスケをやって、バトミントンもやりましたね。
-- HIROさんは、今も野球はプレーされるんですか?
HIRO : 今はもうやっていないですね。準備とかしないと肩とかとれちゃいそうで(笑)。
YUTAKA : PVの撮影の時も感動してたよね。
HIRO : 野球経験者としてはやっぱり特別な思い出ですよ。そんな中に不謹慎な2人も入ってきちゃったけど(笑)。
YUTAKA : 不謹慎じゃないでしょ(笑)。ちゃんと一礼してグラウンドに入りましたよ。でも良かったじゃないですか。この作品に出会わなければ、こうやって野球のグラウンドでPVを撮る事も無かったかもしれないし。
HIRO : 多くの人に聴いてもらえる作品になったらいいなって思っています。
-- 楽しみにしております!『VISIBLE』のジャケットがスペーシーな雰囲気がとても印象的でした。このデザインに込められた意味は何でしょうか?
ARATA : VISIBLEと反対の意味で、実態はないけど僕らが新しいものを掴みにいくんだっていう意味が込められています。意味合い的にはINVISIBLEなんですけどね。
YUTAKA : そこは透明で見えないんだけど、実はそこには存在があるっていう意味を込めてみました。
-- 凄く攻めてらっしゃるイメージです。やっぱりFull Of Harmonyさんは日本の男性R&Bの至宝ですね。
HIRO : 僕的には、R&Bっていう言葉が出てくると凄く緊張感が出てきますね。自分達だからやっていい音、自分達だからできる音、自分達のヴォイスっていうものを通して経験したから出来る音っていうか。自分達は「黒人になりてぇな」っていうところから始まり、でも「日本語って素晴らしいな」って思って。歌謡曲はいい曲たくさんあるねって感じて、でもやっぱり好きなR&Bもありつつ、好きなフレーズもありつつ、好きな英語の歌詞もありつつ、日本語もありつつ。そして今、日本人として、どう表現するか。この一連がFull Of Harmonyだと思っているんです。これがFull Of Harmonyが経験してきたことだし、だから出来る音があると思うんです。だからR&Bって言われちゃうと、ある意味緊張感があるんですよね。
ARATA : まぁね、まぁね。でも皆様に、わかりやすく伝えるためっていう事も大切だから。
HIRO : 日本語のR&Bっていう表現なら、それがベストかもれない。R&Bに対してはこだわりがあり過ぎて。日本語を使って歌う事で、日本らしくなるところがあると思うんです。それがまた新しい世界なんじゃないかなって思います。R&Bっていうと、やっぱり黒人の悲しい文化の中にっていうルーツがあるので。そこをしっかりと伝えるために、日本語のR&Bって言った方がいいのかもしれないと思うんです。3人ともR&Bに対しての見解はあると思いますよ。やっぱりR&Bを本当に愛しているので。
-- Full Of Harmonyさんがデビューしたての頃は、よりR&Bのスタイルがかなり強く反映されていたと思います。グループとしてのスタンスや、サウンド、ビジュアル的な部分も含めて。
HIRO : 日本の中で目印がなかったから、試行錯誤を繰り返してやっていましたね。ぶっちゃけ黒人になりたいって気持ちだったし、あいつらみたいに歌いたいっていう思いでした。それがエネルギーでしたし。
-- そういった想いっていうのは、今でもまだあるんですか?
HIRO : そうですね、でも大切な事ってリスナーの方とかファンの方の反応かな。例えば、ライブでアドリブやってその場は盛り上げるかもしれないけれど、日本語で歌った時の反応には適わない。アドリブってバスケで言うとダンクみたいな華やかさはあると思っているんですけど、それよりも音楽の本質に触れてくっていうことは、人生とか、自分のライフスタイルであったり、生き様だったり、歌うことが自分の生きてる証拠みたいになっていくと思うんですよ。そうなった時に一番伝えられるものは言葉だと思っていて、リスナーには言葉が一番思いを伝えられるのかなって思っています。日本語ですね。
僕は、マネージャーから「今日のライブも自己満足だったね」って言われたりしたので、アドリブに逃げていたんです。自分が好きなものに逃げてたっていう感覚。でも、俺は自分の中で凄く悔しかったけど、それは間違いないって思っていました。
ARATA : 日本で音楽をやっていく以上、日本語で勝負するっていうのは当たり前の話なんですけど、R&Bの文化自体がアメリカから入ってきたものなので、日本のR&Bっていう風にあえて表現したのは、そういう経緯もあったと思う。色々な思いが個々にあったりして、だからこそ乗り越えていかなくちゃいけない部分もたくさんある。
HIRO : 日本語っていう響きの中に夢があると思う。希望もね。やっぱり、R&Bの母国語は英語だと思うんです。僕たちは英語が母国語じゃないし、だからこそ僕たちの言葉である日本語の方が伝わるし。
YUTAKA : 僕らが日本人である以上、日本語でやるべきだしね。
HIRO : 日本語をのせる事で崩れる曲もあると思うんですよ、それはいい意味で日本人らしく。そこが今では楽しみ。何か新しいものが生まれる様なドキドキとかワクワクがありますね。どんどん日本語を使って表現出来たら良いなって思います。
YUTAKA : 最終的に、アメリカのR&Bで感じられるようなことを、今以上に日本語で表現したり、完全に再現できるようなったら、それはもう完全にオリジナルのR&Bなると思うし。それを本当に出来るようになることが自分達の目指しているところじゃないかなっていう気がします。それは、これから活動する限りずっとやり続ける事で、終わりはきっとないですよね。でも結構いい感じに表現出来てきていると思うんですよね。僕らが何かを表現する事によって、若い子たちが僕らをお手本にしてくれたら嬉しいですね。日本のヒップホップがそういう道を辿ってきたように。そういう時代を継承する事をR&Bでやれれば、日本のR&Bの未来に繋がっていくんじゃないかなって思います。
-- 日本のヒップホップというワードが出ましたが、確かに今の日本のヒップホップのアーティスト達のスキルは本当に高いと思います。Full Of Harmonyさんから見て、今の日本のR&Bのシーンはどうですか?
HIRO : 一線があるかどうかわからないけど、ヒップホップって伝える音楽だと思うんで伝わっていくんだと思うんですよね。だからR&Bも、そういう要素っていうのは、とても重要かなって思いますね。スタイルはもちろん大事になってくる。R&Bはセクシーじゃなきゃいけないし、キマってなきゃいけないし、その時代の洋服にしろ、トレンドを自分の中で消化して、そこで時代と一緒に進化していく事は大切だと思う。でも、もっと深い大事なところで、伝えていく音楽を歌っていかないといけないのかなって思いますね。
今は僕らがデビューした頃と比べて、R&Bシンガーと呼ばれる人達は多いと思うんです。大知君も武道館でライブをやったりだとか、清水翔太君だったり、SUGAR SHACKのメンバーだったり。今は、すごくいい音楽奏でるアーティストが沢山いるんで、みんながそれぞれのステージでそれぞれの伝え方をしていけば良いと思います。
YUTAKA : みんな意識しながらやってるんじゃないですか?SUGAR SHACKのメンバー内とかでもそうだし、今はR&Bのイベントもいっぱいあるし。
HIRO : 今は色々なスタイルを持った人達がいるよね。でも、伝わっていくには速度もあるし、時間もかかると思うので、僕らはいくつになっても、歳をいい味に変えていけるようにやっていく必要があるんじゃないかなって思っていたりします。
-- Full Of Harmonyさんみたいになりたいっていう若いアーティストも沢山いらっしゃると思います。
YUTAKA : どうなんですかね。それは正直嬉しいですし、僕たちの存在に影響は受けているかもしれないけど、今は自分なりにやってる若いアーティストが多いと思いますよ。
ARATA : 今の話もそうなんですけど、たぶん今の子達って今のR&Bがどうのとかっていうよりも、プラスアルファもっと広い視野で見ていると思うんですよね。Full Of Harmonyを含め、R&Bっていうワードに憧れてR&Bをやりたいっていう若い子達も沢山いてくれると思うんですけど、それよりも今の若い子達はもっと柔軟で、色んなものを取り入れていているような気がするんです。当時R&B/ソウルだって言ってたところから、ヒップホップを取り入れてたりっていう事を、今じゃもう当たり前にやってると思うんですよ。色々なタイプのアーティストが出てきたのかなっていうイメージですね。
YUTAKA : そうだね。例えばLLさんを手本にしていたらもっとR&Bの要素が強くなるだろうし、今は手本になるアーティストが沢山いるから、それは凄く良いと思う。
HIRO : 聴いてきた音楽が違うからしょうがないよね。LLさんみたいになりたいって思って、LLみたいになれるかっていったらそうじゃない。やっぱり彼らはNew Jack Swingをリアルタイムで経験してっていう事が何よりも強み。
YUTAKA : でも若い子達でもそういうオタクな子達が現れる可能性は全然あると思うよね。
ARATA : 俺達だけの小さな枠組みだからね。
HIRO : そういった意味合いだと、日本だとR&Bっていうジャンルより、日本のR&Bっていう方が夢がある。
YUTAKA : ヒップホップでいうとTARO SOULみたいなアーティストは良いよね。彼も日本語でヒップホップやるけど、昔のネタとかに詳しくて自分のネタに織り交ぜてくるじゃん?あんな雰囲気のやつが生まれるといいなってちょっと思う。TAROは歌を歌うから境目がなかったりするし。日本のR&Bを何とかしてやろうという、元気があってR&Bが大好きな若いアーティストがドンドン出てきて欲しいよね。
HIRO : それはもう、ルーツに持たない文化の利点じゃないですか?逆にこだわってるアーティストはディスられたり(笑)。でもどんどん変化していっていいと思うな。
-- 深い話に感動しました!Full Of Harmonyのお3方は、ソロでの活動をスタートもされましたが、これまでと変わらずグループという形態で活動されています。しかし、世界的にみて今のR&Bシーンは、信じられないくらいの実力をもったボーカルグループが次々と登場した90年代と比較して、ボーカルグループ冬の時代が続いています。
Full Of Harmonyとして活動されてきて、ここは譲れないといったようなFull Of Harmonyのプライドやこだわりなどありますか?
ARATA : LIVEって僕たちの売りの1つだと思うんです。もちろん、グループだからコーラス・ワークっていう魅力もあると思うんですけど、3人がLIVEに集まった時の爆発感っていうのは僕たちならではの魅力だと思いますね。
YUTAKA : あとは、気持ちじゃないかな。「負けねぇ、俺達が絶対1番だし。」みたいな気持ちは、デビュー当初からずっと思っていましたね。アルバムをリリースしていなかった5年の間(笑)。リリースしていなかったくせにって。でも、大丈夫、大丈夫みたいな。根拠ないけど、譲れない自信っていうか、実際そうじゃなくてもいいんだけど、そういう気持ちだけは常に持っていたいですね。
-- それは大事ですね。結果的に、Full Of Harmonyさんがデビューされて約15年。当時からもFull Of Harmonyのファンで、今でもFull Of Harmonyのファンでいる方も沢山いらっしゃると思います。そういうFull Of Harmonyとしての意思をファンの方も感じ取っていますよね。
HIRO : そうですね、中学生の時に出会ってから今でもファンでいてくれる方もいらっしゃいますし。
-- Full Of Harmonyさんにとってファンはどういう存在ですか?
HIRO : うゎー、一言では言えない(笑)。
YUTAKA : じゃぁ、一言じゃなくてもいいんじゃない?(笑)
ARATA : じゃあ二言で(笑)。
HIRO : 僕たちの方向性を示してくれる道しるべ的な感じですかね。音楽って1つの旅だと思っていて、景色がリスナーやファンの方にになったりしますね。不可欠っていうのはもちろんそうなんですけど、今自分がここにいるとか、今ここを歩いてるとか、今ここ走ってるとか、それを全部教えてくれるのがファンの存在ですね。
YUTAKA : それはソロになってすごく感じてるところなんじゃないかな?
HIRO : 確かに。ファンとの距離は近くなったかな。グループにとっての僕のポリシーは、全てにおいて三分の一を尊重するって感じなんです。俺、ポリシーってあんまり言った事ないし、周りからは不思議に思われるかもしれないけど、2人を立てる!って思っていたりするんですよ。
YUTAKA : だいぶ大人になったな(笑)。昔からその気持ちが欲しかったね(笑)。
HIRO : 僕に対して無口なイメージを持たれてる方が多くて、それは僕の気持の現れであって、一歩後ろに下がるところがポリシーだったりするんです。でもソロになったらそんな事ばっかり言っていられないんで、ソロをやらせてもらって気づいた事ですね。
ARATA : 大人になったな(笑)。
HIRO : ありがとうございます(笑)。
ARATA : 5年もアルバムをリリースしていなかった訳ですよ。その間も、ずっとファンでいてくれた人達にまず感謝ですよ。ファンクラブ詐欺じゃないかみたいな(笑)。待っていてくれたファンの皆さんにただただ感謝ですね。ファンの存在があってはじめて成立するものなので。そうじゃなかったら3人で歌ってりゃいいんですから。本当にファンあっての僕達です。
HIRO : やっと分かってくれたんだね、その気持ち(笑)。
YUTAKA : 僕もみんなと同じ気持ちです。ファンの方々がいてくれるから僕達もこういう風に活動し続けられますし、僕たちの原動力になっています。今回は待たせすぎたかなって気持ちが正直ありますけど。でも、確かに前作のリリースから5年経過していますけど、アルバムの制作に入ってからは結構タイトなスケジュールで作ったので、その気になればいつだってかませるぜ!って、ちゃんと提示できたと思いますよ。結構ヒーヒー言いましたけど(笑)。それなりの作品をちゃんと残せたんじゃないかなって思っているので、1人でも多くの方に聞いて欲しいですね。
-- リリース後の反応が楽しみですね!改めて、通算8枚目となるオリジナル・アルバム『VISIBLE』のリリース、本当におめでとうございます!
Full Of Harmony : ありがとうございます!
Full Of Harmony 『VISIBLE』
[2013年07月10日 発売]
Full Of Harmony 動画コメント!
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【HMVオリジナル特典】
※先着ですので、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
※特典の有無は商品ページにてご確認ください。
【HMV ONLINEオリジナル抽選特典】
【購入対象期間】〜2013年8月10日(土)まで ※以前にご予約いただいた方も対象となります。
【応募対象期間】2013年7月9日(火)〜2013年8月17日(土)
※HMV ONLINE本サイト及びHMV MOBILEサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。
※お客様の携帯にて指定着信許可をされている場合は、“@hmv.co.jp”のドメイン指定許可設定が必要になります。
※HMV ONLINE/HMV MOBILEでご注文頂いた場合、タイミングによっては対象期間を過ぎる場合がございますことをご了承下さい。
※当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
収録曲
- 01. Start It Up
- 02. reach for the SKY
- 03. Over again
- 04. 君のうた
- 05. 夏の日
- 06. 約束
- 07. Different
- 08. まやかし
- 09. Back 2 The Floor
- 10. nothing to lose
- 11. Glory Days
【Full Of Harmony プロフィール】
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Full Of Harmony オフィシャルサイト
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インディーズ最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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VISIBLE
Full Of Harmony
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¥2,724
会員価格(税込) :
¥2,506
まとめ買い価格(税込) :
¥2,316
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