ウート・ウーギ／ヴィオリーノ・ロマンティコ

2013年7月8日 (月)

ウート・ウーギ／ヴィオリーノ・ロマンティコ
ロマンティック・ヴァイオリン小品集

イタリアのヴァイオリニスト、ウート・ウーギの新録音。ウーギは7歳でミラノ・スカラ座で初リサイタルを開き、10歳の時にはパリで作曲家のエネスクに師事。その後も研鑽を重ね、23歳のときにはチェリビダッケの指揮でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏して評判となり、以後、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開する一方で、聖チェチーリア音楽院の教授にも就任しています。
　今回のアルバム「ヴィオリーノ・ロマンティコ」は、ヴァイオリンのロマンティックな美しさが味わえる佳品が集められたもので、伴奏には小編成のオーケストラが起用され、ウーギの演奏の大きな魅力である流麗な歌い回しの巧みさや甘美な音を、豊かな雰囲気の中で十分に味わえるものと思われます。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・クライスラー：プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
・サン=サーンス：序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op. 28
・ベートーヴェン：ロマンス第２番 ヘ長調 Op.50
・サラサーテ：カルメン幻想曲 Op.25
・ドヴォルザーク：ユーモレスク
・ヴィエニャフスキ：華麗なるポロネーズ第1番ニ長調
・チャイコフスキー：瞑想曲 Op.42-1
・ファリャ(クライスラー編)：スペイン舞曲
・マスネ：タイスの瞑想曲
・ピアソラ：オブリビオン(忘却)

　ウート・ウーギ（Vn）
　イ・フィラルモニチ・ディ・ローマ

　録音時期：2013年2月
　録音場所：ローマ、サラ・アカデミカモ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）