%%header%%
%%message%%
2013年6月11日 (火)
profile
[小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA]
1985年生まれ、東京出身の作曲家・音楽プロデューサー。
作曲家として国内外の音楽レーベルからコンスタントに作品を発表する一方、企業広告や、アパレルブランド、公共施設、舞台、映画、TV、ウェブコンテンツなど、特定の分野に限定されることなく様々なコラボレーションを行っている。
今年に入ってからは、コンテンポラリーバレエ公演「MANON」の劇伴、東京スカイツリータウン(一部施設)の音楽や、ドキュメンタリー映画「はじまりの島」エンディングテーマ、「ANA Lounge」の音楽監修などを担当。
コンサート活動にも定評があり、これまでに「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」、「中州ジャズフェスティバル」への出演や、自身のピアノ演奏による全国ツアー / 中国ツアーも成功させている。
また、作曲家のみならず、2007年にSCHOLE INC.を設立、プロデューサーとして音楽レーベル「schole」を運営、数多くの作品に携わっている。
[小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA]
1985年生まれ、東京出身の作曲家・音楽プロデューサー。
作曲家として国内外の音楽レーベルからコンスタントに作品を発表する一方、企業広告や、アパレルブランド、公共施設、舞台、映画、TV、ウェブコンテンツなど、特定の分野に限定されることなく様々なコラボレーションを行っている。
今年に入ってからは、コンテンポラリーバレエ公演「MANON」の劇伴、東京スカイツリータウン(一部施設)の音楽や、ドキュメンタリー映画「はじまりの島」エンディングテーマ、「ANA Lounge」の音楽監修などを担当。
コンサート活動にも定評があり、これまでに「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」、「中州ジャズフェスティバル」への出演や、自身のピアノ演奏による全国ツアー / 中国ツアーも成功させている。
また、作曲家のみならず、2007年にSCHOLE INC.を設立、プロデューサーとして音楽レーベル「schole」を運営、数多くの作品に携わっている。
前回は番外編のスペシャル対談ということだったので、二ヶ月振りのコラムです。
それにしても、すっかり初夏の気候ですね。Tシャツにジーンズというスタイルで毎日過ごせるのは楽でいいなぁ。いまくらいの気候のまま、夏が終わってくれたらどんなにいいものか・・・
皆さんは、夏といえば、なんですか?
やはり夏といえば、西瓜!でしょうか?
あとは、浜辺、海、海岸線をドライブとか、花火、西瓜バー、バーベキュー・・・それくらいしかパッと思いつかないや。他にもいろいろあるよね、きっと。
あとは個人的には、なぜかいつも村上春樹さんの小説「風の歌を聴け」が思い浮かびます。あの雰囲気が僕にとっては夏の漠然とした青春のイメージ。
なんか二ヶ月も空いたら、それはそれでなにを書けばいいものか迷うね・・・
というわけで?、6月6日にお誕生日を迎えまして、28歳になりました!
とうとう僕も27歳を越えて、28歳の領域に足を踏み入れてしまいましたよ。
これまでは年齢ってそんなに気になることはなかったというか、18歳とか、20歳とか、そういう節目になる年齢に足を踏み入れたときは、やっぱりちょっと思うところはあったと思うんだけれど、それ以降はたいして気にもしていなかったというか、歳を一つ取るごとに僕が思った事といえば、27歳まであと何年かぁ、とかそういう感じで、なぜか漠然と27歳というものについては意識していた気がします。
それがなぜかといわれると、これといった理由は本当にないんだけれど、ただ漠然と、なぜか27歳というキーワードを意識してしまっていたんですね。それも、どちらかというと、27歳に追われているような感覚というか、27歳までにはこうなっていたいとか、そういう、プレッシャーというのかな、そんな気持ちだったんですね。
僕と同じくらいの年齢の人なら、普通はそれが30歳だったりすると思うんだけれど、僕のなかでは、30歳ではなかったというか、30歳はその先にあって、もっと大人なイメージというのかなぁ(まあ、27歳だってもう十分すぎるぐらい大人な年齢なんだけれど・・・)、生活や仕事、人生全般において、しっかり自分で舵を取れていて、それが自分の理想とかけ離れていないようなイメージというのかな、それが僕にとっての30歳というハードルであって、27歳はそれよりも一つ前のラインというか、ここでどのくらい自分が自分の考えている理想像に向かえているかどうかを確認する時期というのかなぁ、そんなことを、たぶんそこまで意識的ではないにしても感じている節があったんだと思います。
なのでなんとなく、27歳が来るのが怖かったというか、そんな気持ちがあったんだけれど、とうとうそれも飛び越えて、28歳になってしまったというわけです。
まあね、こうやって書くと、さも僕がしっかりしているようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそんなことはなく・・・
27歳はこれまでになく、音楽家として大きな壁にぶつかることが多かった歳で、実際それは28歳になったいまもまだ続いているんだけれど、そんなわけで、さっき書いたようなことを悠長に考えている余裕はなく、必死に悩み苦しみ、とにかくただただ戦い続けることで一杯一杯だったわけですね。
今年は本当に幾度となく、出口の見えない壁にぶつかりっぱなしで、正直、なんで音楽家なんて職業を選んでしまったんだろう、とまで思ってしまったりもしていたんだけれど、まあ人生、自分で選んでいるようで自分で選んでいるわけではないというか、僕の場合、気がついたら音楽家になっていたようなもので、ということはよくよく考えれば、そもそも僕はなにも選んでいないわけで、つまり愚痴の言いようもないわけです。
ただ僕は風の吹くままに、なんとなく気持ちの良い方向に吹かれていただけですからねぇ。
ただ、これは20歳くらいの頃からなんとなく思っていたことだけれど、人生ってそういうものだとは思いませんか?
人生って、自分で選ぶとか、勝ち取るとか、そういうことではなくて、起こることは起こるし、起こらないことは起こらないというか、ただ、自分が間違った方向に向かっているときは、かならずなにか身体や心に異変を感じたりするものなので、そこで気がついて方向修正しながら、なんとなく自分が気持ちの良い風の吹く方向へ流れていく。
僕にとってはそれが人生だなぁと思うわけです。
なんか話が脱線し過ぎていつのまにか人生の話をしていますね・・・
つまり、僕が最初に話した27歳がどうとか、28歳がどうとか、そういう頭で考えたことって実際にはそんなに役には立たなくて、なぜならさっきも言ったように、人生というのは風に吹かれるようなものなので、考えたってその通りになんてなりやしない。
というわけで、28歳になったいまの僕が考えていることといえば、どうやってこのコラムをやり込めようかとか、新しいアルバムのあの曲のアレンジをどうしようかとか、今夜はなにを食べようかなとか、そろそろスマホを機種変しようとか、そんな目の前にあることばかりで、そんな目の前にある悩みと向き合って生きているわけです。 ね、全然しっかりしてないでしょ?
というわけで、良い具合に文字数も埋まったところで今回はこれでおーしまい!
心のなかでみなさんが言ってくれた「お誕生日おめでとう!」を胸に抱いて、僕は今日という日をまた一生懸命に生きていきたいと思います・・・
じぇじぇじぇ!!
http://www.akirakosemura.com/
http://www.scholecultures.net/
それにしても、すっかり初夏の気候ですね。Tシャツにジーンズというスタイルで毎日過ごせるのは楽でいいなぁ。いまくらいの気候のまま、夏が終わってくれたらどんなにいいものか・・・
皆さんは、夏といえば、なんですか?
やはり夏といえば、西瓜!でしょうか?
あとは、浜辺、海、海岸線をドライブとか、花火、西瓜バー、バーベキュー・・・それくらいしかパッと思いつかないや。他にもいろいろあるよね、きっと。
あとは個人的には、なぜかいつも村上春樹さんの小説「風の歌を聴け」が思い浮かびます。あの雰囲気が僕にとっては夏の漠然とした青春のイメージ。
なんか二ヶ月も空いたら、それはそれでなにを書けばいいものか迷うね・・・
というわけで?、6月6日にお誕生日を迎えまして、28歳になりました!
とうとう僕も27歳を越えて、28歳の領域に足を踏み入れてしまいましたよ。
これまでは年齢ってそんなに気になることはなかったというか、18歳とか、20歳とか、そういう節目になる年齢に足を踏み入れたときは、やっぱりちょっと思うところはあったと思うんだけれど、それ以降はたいして気にもしていなかったというか、歳を一つ取るごとに僕が思った事といえば、27歳まであと何年かぁ、とかそういう感じで、なぜか漠然と27歳というものについては意識していた気がします。
それがなぜかといわれると、これといった理由は本当にないんだけれど、ただ漠然と、なぜか27歳というキーワードを意識してしまっていたんですね。それも、どちらかというと、27歳に追われているような感覚というか、27歳までにはこうなっていたいとか、そういう、プレッシャーというのかな、そんな気持ちだったんですね。
僕と同じくらいの年齢の人なら、普通はそれが30歳だったりすると思うんだけれど、僕のなかでは、30歳ではなかったというか、30歳はその先にあって、もっと大人なイメージというのかなぁ(まあ、27歳だってもう十分すぎるぐらい大人な年齢なんだけれど・・・)、生活や仕事、人生全般において、しっかり自分で舵を取れていて、それが自分の理想とかけ離れていないようなイメージというのかな、それが僕にとっての30歳というハードルであって、27歳はそれよりも一つ前のラインというか、ここでどのくらい自分が自分の考えている理想像に向かえているかどうかを確認する時期というのかなぁ、そんなことを、たぶんそこまで意識的ではないにしても感じている節があったんだと思います。
なのでなんとなく、27歳が来るのが怖かったというか、そんな気持ちがあったんだけれど、とうとうそれも飛び越えて、28歳になってしまったというわけです。
まあね、こうやって書くと、さも僕がしっかりしているようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそんなことはなく・・・
27歳はこれまでになく、音楽家として大きな壁にぶつかることが多かった歳で、実際それは28歳になったいまもまだ続いているんだけれど、そんなわけで、さっき書いたようなことを悠長に考えている余裕はなく、必死に悩み苦しみ、とにかくただただ戦い続けることで一杯一杯だったわけですね。
今年は本当に幾度となく、出口の見えない壁にぶつかりっぱなしで、正直、なんで音楽家なんて職業を選んでしまったんだろう、とまで思ってしまったりもしていたんだけれど、まあ人生、自分で選んでいるようで自分で選んでいるわけではないというか、僕の場合、気がついたら音楽家になっていたようなもので、ということはよくよく考えれば、そもそも僕はなにも選んでいないわけで、つまり愚痴の言いようもないわけです。
ただ僕は風の吹くままに、なんとなく気持ちの良い方向に吹かれていただけですからねぇ。
ただ、これは20歳くらいの頃からなんとなく思っていたことだけれど、人生ってそういうものだとは思いませんか?
人生って、自分で選ぶとか、勝ち取るとか、そういうことではなくて、起こることは起こるし、起こらないことは起こらないというか、ただ、自分が間違った方向に向かっているときは、かならずなにか身体や心に異変を感じたりするものなので、そこで気がついて方向修正しながら、なんとなく自分が気持ちの良い風の吹く方向へ流れていく。
僕にとってはそれが人生だなぁと思うわけです。
なんか話が脱線し過ぎていつのまにか人生の話をしていますね・・・
つまり、僕が最初に話した27歳がどうとか、28歳がどうとか、そういう頭で考えたことって実際にはそんなに役には立たなくて、なぜならさっきも言ったように、人生というのは風に吹かれるようなものなので、考えたってその通りになんてなりやしない。
というわけで、28歳になったいまの僕が考えていることといえば、どうやってこのコラムをやり込めようかとか、新しいアルバムのあの曲のアレンジをどうしようかとか、今夜はなにを食べようかなとか、そろそろスマホを機種変しようとか、そんな目の前にあることばかりで、そんな目の前にある悩みと向き合って生きているわけです。 ね、全然しっかりしてないでしょ?
というわけで、良い具合に文字数も埋まったところで今回はこれでおーしまい!
心のなかでみなさんが言ってくれた「お誕生日おめでとう!」を胸に抱いて、僕は今日という日をまた一生懸命に生きていきたいと思います・・・
じぇじぇじぇ!!
http://www.akirakosemura.com/
http://www.scholecultures.net/
Akira Kosemura 今月のオススメ
Akira Kosemura 最新作
Akira Kosemura 『Duo』 [2013年02月04日 発売]
小瀬村晶によるライブ音源を収録したコンサートシングル。
ヴァイオリニストに白澤美佳を迎えて、ピアノとヴァイオリンというデュオ編成によるシンプルでありながらも一体感のある演奏の躍動感をそのままに収録。
【収録曲】
01. hope(2011.07.03 新宿文化センター)
02. gray(2011.07.03 新宿文化センター)
03. light dance(2010.07.03 大倉山記念館)
04. imagery(2011.07.03 新宿文化センター)
※ 「hope」「imagery」は今回が初のCD化となります。
【収録曲】
01. hope(2011.07.03 新宿文化センター)
02. gray(2011.07.03 新宿文化センター)
03. light dance(2010.07.03 大倉山記念館)
04. imagery(2011.07.03 新宿文化センター)
※ 「hope」「imagery」は今回が初のCD化となります。
schole 最新作
[.que] 『drama』 [2013年05月11日 発売]
期待の新鋭音楽家 [.que](キュー)による、待望のフルアルバム。
これまでに自主制作の作品を含む二枚のアルバムを発表し、以降、数多くのイベントに出演するなど、着々とその音楽性を磨いてきた若干25歳の若き音楽家、柿本直によるソロプロジェクト[.que]。
昨年より、SCHOLEが行う東日本大震災支援プロジェクト「SCHOLE HOPE PROJECT」への参加や、SCHOLEレーベル五周年記念コンピレーションアルバム「Joy - schole compilation vol.3 -」への楽曲提供などを通じて、確かな音楽的飛躍を遂げてきました。
アコースティックギターを基調とした清涼感溢れるサウンドとメロディ、シンプルに聴かせながらも綿密に計算されたビート、そして要所に配置された女性コーラスなど、フォークトロニカ世代の新たな旗手として繊細で巧みな サウンドプロダクションを発揮した本作は、[.que]という音楽家が迎えた一つの到達点であり、また彼のこれからを多いに期待する素晴らしい作品に仕上 がりました。
レーベルメイトでありギタリストの Paniyolo も参加、共同プロデューサーとして 小瀬村 晶 監修。ミックス・マスタリングエンジニアに 井口 寛、アートワークを 菊地 慎 が担当。
日常のあらゆる場面を少しだけドラマティックに演出する、フォークトロニカの傑作と呼ぶに相応しい作品「drama」がここに誕生しました。
これまでに自主制作の作品を含む二枚のアルバムを発表し、以降、数多くのイベントに出演するなど、着々とその音楽性を磨いてきた若干25歳の若き音楽家、柿本直によるソロプロジェクト[.que]。
昨年より、SCHOLEが行う東日本大震災支援プロジェクト「SCHOLE HOPE PROJECT」への参加や、SCHOLEレーベル五周年記念コンピレーションアルバム「Joy - schole compilation vol.3 -」への楽曲提供などを通じて、確かな音楽的飛躍を遂げてきました。
アコースティックギターを基調とした清涼感溢れるサウンドとメロディ、シンプルに聴かせながらも綿密に計算されたビート、そして要所に配置された女性コーラスなど、フォークトロニカ世代の新たな旗手として繊細で巧みな サウンドプロダクションを発揮した本作は、[.que]という音楽家が迎えた一つの到達点であり、また彼のこれからを多いに期待する素晴らしい作品に仕上 がりました。
レーベルメイトでありギタリストの Paniyolo も参加、共同プロデューサーとして 小瀬村 晶 監修。ミックス・マスタリングエンジニアに 井口 寛、アートワークを 菊地 慎 が担当。
日常のあらゆる場面を少しだけドラマティックに演出する、フォークトロニカの傑作と呼ぶに相応しい作品「drama」がここに誕生しました。
関連記事
-
『細い糸に縋るように』バックナンバーはコチラから
2009年8月よりスタートしたAkira Kosemuraによる月イチ連載コラム『細い糸に縋るように』。
これまでの連載記事をコチラで一覧表示致します。 -
Akira Kosemura 廃盤1stアルバムが収録内容変更で再発
超美麗エレクトロニカ作品、Akira Kosemuraの1stアルバム『It's On Everything』が追加トラック収録+リマスタリングで待望の再発。
-
【特集】Akira Kosemura 『MANON』 vol.1
小瀬村 晶の新作にして初の劇伴盤2枚組の超大作アルバム『MANON』特集。まずはキミホ・ハルバート演出の舞台『MANON』を映像と共に紐解く。
-
【特集】Akira Kosemura 『MANON』 vol.2
小瀬村 晶の2枚組超大作アルバム『MANON』。特集第2回では、小瀬村 晶とキミホ・ハルバートのメール対談をお送りします。
ジャパニーズClub ニュース一覧へ
インターナショナルClub Topページへ
クラブジャズ Topページへ