ティーレマン、ドレスデン・ライヴ
2013年7月24日 (水)
ドイツ的な重厚さ満点。
20世紀初頭の大物3者の秘曲にティーレマンが挑戦
20世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。いずれも当時大きな影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も良くなかったと伝えられています。
この3作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手のオクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンからも可愛がられ絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの『交響的夜曲』は1912年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。レーガーの『ロマンティック組曲』も1912年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わせるフランス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3曲から成り、1曲目と3曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
1. ブゾーニ:交響的夜曲 Op.43
2. プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調 Op.31
3. レーガー:ロマンティック組曲 Op.125
ツィモン・バルト(ピアノ:2)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
録音時期:2011年6月、9月
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
管弦楽曲最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
ブゾーニ:交響的夜曲、プフィッツナー:ピアノ協奏曲、レーガー:ロマンティック組曲 ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン、バルト(2CD)
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輸入盤
交響曲第8番 ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン(2SACD)
ブルックナー (1824-1896)
ユーザー評価 : 4点 (10件のレビュー)
価格(税込) : ¥5,269
会員価格(税込) : ¥4,585
まとめ買い価格(税込) : ¥4,005発売日:2010年07月21日
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