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2013年9月20日 (金)

ベルリン・フィル&HMV提携サイト
 ベルリン・フィル関係ニュース

来日記念ダブル・キャンペーン!DCH新規利用者登録で、48時間お試しチケット全員プレゼント&ベルリン・フィル来日公演に抽選6名様ご招待
 この11月、ラトル指揮ベルリン・フィルの来日公演が行われます。デジタル・コンサートホール(DCH)ではそれを記念して、新しく利用者登録をされた読者の方全員に、48時間お試しチケットをプレゼントいたします(登録は無料)。さらに、応募者のなかから抽選で、11月18・19日に行われるサントリー・ホール(東京)での来日公演演奏会に、計6名様をご招待いたします。DCHのお試し視聴+チケット・プレゼントのダブル・キャンペーンです。
 応募(利用者登録)方法は、以下の通り:日本語版DCHの「チケット&クーポン券」のページを開いてください。「クーポン券・優待券をお持ちの場合」の空欄に、英字半角でJAPAN2013を入力し、「クーポン券のコードを発信する」をクリック。利用者登録のフォームが表示されますので、各欄を入力後、「利用規約に同意します」をチェックして、「登録する」をクリックします。直後にメールアドレスに確認メールが届きますので、中に記載されているリンクをクリックしてください(必須)。お試しチケットの有効期間は、最初の映像を観始めた段階でスタートします。来日公演招待プレゼントへの応募は、上記の登録手続きを済ませれば、自動的に完了します。
 48時間チケットのプレゼントは、2013年9月20日より11月31日まで。来日公演招待プレゼントをご希望の方は、11月4日までにご応募ください(48時間チケットのプレゼントは、11月31日まで受けられます。ご利用はおひとり1回のみ)。来日公演招待券の当選は、11月9日までに当選者ご本人にご連絡させていただきます。なお、招待券の他人への譲渡・売却はできません。なお、当キャンペーンは、TDK株式会社のご厚意により、実現しました。
皆様のご登録、ご応募を心よりお待ちしております。

キャンペーン応募(DCH利用者登録)はこちらから

 最新のDCHアーカイブ映像

ギルバートの東欧音楽プロ。ヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲のソロは、ツェートマイヤー
2013年9月14日

【演奏曲目】
ルトスワフスキ:交響曲第4番
ヤナーチェク:ヴァイオリン協奏曲《魂のさすらい》
バルトーク:バレエ音楽《かかし王子》

ヴァイオリン:トーマス・ツェートマイヤー
指揮:アラン・ギルバート

 現在ニューヨーク・フィルとロイヤル・ストックホルム・フィルの音楽監督を勤めるアラン・ギルバートがベルリン・フィルにデビューしたのは、2006年2月のこと。急病のベルナルド・ハイティンクの代役としてでした。その公演で成功を収めたギルバートは、その後2009年、2011年と続けてベルリン・フィルに招聘されています。
 今回のプログラムには、中欧の国々の音楽的アイデンティティに根ざして創作活動をした3人の作曲家の作品が並びます。第2次世界大戦後のポーランドを代表する作曲家ルトスワフスキは、当初バルトークやストラヴィンスキーに傾倒し、後にはジョン・ケージの影響も受けました。ルトスワフスキの交響曲第4番は、彼がドビュッシーの影響下にあったことをも示しています。
 ハンガリー人のバルトークは、民族音楽のメロディーやリズム、ハーモニーを作曲上の重要なインスピレーションの源としました。バレエ音楽《かかし王子》は、バルトークの作品の中でも特に色彩感の豊かさで知られ、男女間に内在する悲劇を扱っています。その間に演奏されるのは、ヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲《魂のさすらい》。彼の名声が頂点に達した1926年に構想されましたが、作品は断片の状態で残され、初演されたのは数十年を経た後のことでした。極めて表情豊かな作品で、ヤナーチェクは最後のオペラ《死者の家から》の序曲より重要なテーマを引用しています。トーマス・ツェートマイヤーの独奏でお楽しみください。

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 これからのDCH演奏会

ペンデレツキ《ルカ受難曲》を聴く!
日本時間2013年9月22日(日)午前3時

【演奏曲目】
ペンデレツキ:《ルカ受難曲》

ソプラノ:クリスティーネ・リボール
バリトン:ヤロスラフ・ブレク
バス:シュテファン・クレム
語り:ダニエル・オルブリフスキー
指揮:アントニ・ヴィット

 1933年にポーランドのデンビツアで生まれたペンデレツキは、国際的名声を収め、その作品がしばしばコンサートのプログラムに載せられる数少ない現代作曲家の一人です。同じポーランド人作曲家のルトスワフスキと同様、エモーショナルな表現主義への追求が、彼の中心的なテーマであり続けています。「私は作曲家として、音楽がどんどん複雑な方向へ向かうことを阻止したい」と彼は1987年に独『シュピーゲル』誌へのインタビューで語りました。
 ペンデレツキは、無調の究極を極めたいわゆるトーン・クラスターの書法で知られており、そのもっとも卓越した例が、1966年3月30日にミュンスター大聖堂で初演された《ルカ受難曲》(ルカ福音書による主イエス・キリストの受難と死)です。当時32歳だった作曲家は、この成功により一躍人気を獲得したのです。
 今回指揮を務めるアントニ・ヴィットは、かつてペンデレツキに作曲を学んでおり、彼の作品解釈の権威として知られています。《ルカ受難曲》の最後では、もう一度合唱が登場し、光り輝くホ長調に上っていく中、「希望」や「救済」というメッセージを伝えて締めくくられます。この畢生の大作が、国際的なソリストとベルリン・フィルによって上演されるたいへん貴重な機会です。

生中継:日本時間2013年9月22日(日)午前3時

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ハーディングのマーラー「第10番」(クック版)
日本時間2013年9月29日(日)午前3時

【演奏曲目】
マーラー:交響曲第10番(クック版)

 ダニエル・ハーディングは、そのキャリアの初期、ふたりの偉大な指揮者の庇護の元にありました。ひとりはサー・サイモン・ラトルで、バーミンガム市響の音楽監督だった当時、ラトルは弱冠17歳のハーディングの録音に感銘を受け、すぐに彼をアシスタントとして起用します。もうひとりはクラウディオ・アバド。ベルリン・フィルの音楽監督だった彼のもとでハーディングは研鑽を積み、1996年にベルリン・フィルへのデビューを果たしました。現在スウェーデン放送交響楽団の音楽監督、ロンドン交響楽団の首席客演指揮者などを務めるハーディングは、もっとも将来性豊かな若い世代の指揮者のひとりに数えられるでしょう。
 今回演奏されるグスタフ・マーラーの交響曲第10番は、ウィーン・フィルやロサンゼルス・フィルのデビューといった、重要なキャリアの節目でハーディングが指揮してきた作品です。1910年の夏、マーラーは交響曲第9番の終楽章と音楽的に結びつきの強い、この第10番の作曲を開始しました。妻アルマとの結婚生活の危機に衝撃を受ける中、作曲は進められますが、翌年5月、未完成のままマーラーは世を去ったのでした。作品は断片的ではあるものの、第1楽章のアダージョのみ総譜の草稿として残されました。イギリスの音楽学者デリック・クックによる補筆完成版は、専門家の間で議論の余地は残されていますが、今日もっとも広く演奏されているものです。

生中継:日本時間2013年9月29日(日)午前3時

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 アーティスト・インタビュー

ラトル、ベルリン・フィルの新シーズン・プログラムを語る(後半)
「私にとって、作品の誕生に立ち会うことほど嬉しいことはありません」
年間記者会見より


 シーズン記者会見におけるラトルのプログラム紹介です(後半)。ユーモアを交えながら、曲目のポイント、制作の裏話などを説明していますが、テーマは@アーノンクールの客演、Aデビュー音楽家、Bレイト・ナイト・シリーズ、Cヘンツェ、D新作初演、となります。ラトルの芸術監督としての面目躍如で、ベルリン・フィルのプログラミングのコンセプトが、明確に示されています。

サー・サイモン・ラトル(談)
 シーズンの各演奏会、個々の客演指揮者を紹介するのは難しいのですが、ひとつだけピックアップさせてください。一昨年の圧倒的な《運命》の演奏会に続いて、ニコラウス・アーノンクールがベルリン・フィルに帰ってきます。私は彼のベートーヴェンを客席から聴いたのですが、これは大きな間違いでした。というのはその直後、10時半から、レイト・ナイト・シリーズの演奏会を指揮しなければならなかったからです。私は指揮しながら興奮が収まらなくて、ずっとガクガクと震えていたのでした!
 彼は我々からの招待に対して、次のように答えました。「私はもう歳を取って、力がありません。あとどのくらい、あなたたちのオーケストラに来られるのか、分からないのです。ひょっとすると、これが最後かもしれない。ですから、何か特別なことをやりましょう」しかし答えを見つけるには、時間は掛かりませんでした。シューマンの《ファウストからの情景》です。彼はこの曲をいつもやりたがっていました。アーノンクールにとって、非常に大切な作品なのです。もちろん彼は、私と私の4歳と8歳の息子たちを足してもまだ足りないくらいの力を持っています。この演奏会の後にも、きっと帰ってきてくれるでしょう。いずれにしても、この演奏会はとても特別なものになるに違いありません。我々のオーケストラ、そして音楽界全体にとって、アーノンクールは常に非常に重要でした。我々は彼から、多くのことを学んだのです。
 デビュー音楽家についてお話ししましょう。私が個人的に素敵だと思っているのは、メナヘム・プレスラーのソリストとしてのデビューです。彼は年末に90歳を迎えますが、その直後に我々のオーケストラでコンチェルトを演奏します。彼はボザール・トリオのピアニストとして、皆さんにもお馴染みですよね。もちろん彼の場合、第2のキャリアというのはおかしな言い方でしょうが、高齢に達して、終にコンチェルトを演奏するようになりました。この演奏会の指揮者はセミヨン・ビシュコフですが、私は彼がうらやましい!プレスラーのデビューは、シーズンのハイライトと言えるでしょう。彼の100歳の誕生日のプログラムも、今から考えなければなりません。
 指揮者のデビューは、3人です。まず古楽の大家ラインハルト・ゲーベル。彼は既に我々のアカデミー生と演奏会をしていますが、モーツァルトの4つのオーケストラを使ったプログラムを指揮します。ふたり目は、我々の元ソロ・クラリネット奏者であるカール=ハインツ・シュテフェンスです。大活躍中の彼は、ツィンマーマン、ベートーヴェン、シューベルトのプログラムを振ります。3人目は、今評判となっているポーランドの若手クシシュトフ・ウルバンスキです。
 私の実験小屋であるレイト・ナイト・シリーズですが、3回予定されています。まずクリスマスの直前に、ビッグバンドのコンサートを行います。ただプログラムからは、それがビッグバンドであるとは、ちょっと分かりません。バーンスタインの「前奏曲、フーガとリフ」は、ビッグバンドのために書かれた最大の、最もマッドな作品でしょう。バッハ・ミーツ・フィフティーズです。バーンスタインは、ホールを爆発させてしまうようなジャンルのミックスを作り出しています。オスバルド・ゴリホフの作品からは、彼を国際的に有名にした作品「マルコ受難曲」を演奏します。これも爆発的な力を持った曲で、南アメリカ出身の音楽家だけで演奏されるのが常です。しかしラベック姉妹は、2台ピアノとオーケストラのためのヴァージョンを作るよう、彼を説得しました。彼女たちらしい試みですね。でも、ゴリホフと彼の編曲者ゴンサロ・グラウは、我々のためにこの曲の特別なヴァージョンを作ってくれたのでした。2台のピアノに加え、ビッグバンド、木管楽器、6本のチェロとコントラバスの編成です。ここでは、南アメリカ音楽の精髄が聴かれるでしょう。なお演奏会は、ストラヴィンスキーの「エボニー・コンチェルト」で始まりますが、これはジャズ音楽家のために書かれた最もジャズらしくない音楽でしょう。それでも素晴らしい作品です。
 レイト・ナイトのふたつ目の演奏会は、ヘンツェへのオマージュです。彼もベルリン・フィルと強いつながりを持った作曲家・指揮者でした。《メデューズ号の筏》を演奏した時の聴衆の熱狂は、今でも忘れられません。今回我々は、「レクイエム」を演奏します。これは彼の後期の作品のなかでも、最も感動的なものでしょう。ここでは、フィルハーモニーの空間も最大限に利用されます。このコンサートは、彼に対する我々の感謝の表現です。レイト・ナイトでは、もうひとつフランス音楽をテーマとした演奏会を行います。
 新作初演は、3つあります。ひとつは、ヴォルフガング・リームによるフィルハーモニー50周年の記念作品です。作曲家は、作曲依頼の際に、特定の状況を求められることをポジティブに捉えることもあります。例えばラヴェルは、左手のためのピアノ協奏曲を喜んで書いたそうです。リームは私に、「何か特別に重要な条件がありますか」と尋ねました。「それでは、ものすごく難しい注文をしていいですか?」と私。「ベルリン・フィルでは、同じ週に演出付きのマタイ受難曲を演奏するのです。団員50人が参加します。あなたには、残りの団員のための作品を書いていただけませんか?つまり、クラリネットだったらいくらでも使っていただいてもいいのですが、オーボエはダメなんです!」すると彼は、「それはいい。ぜひやりましょう!」と言ってくれました。彼は非常に速筆なのですが(注:ジョークだと思われる。リームはオペラ《ディオニソス》の完成に15年要している)、「ホール全体に配置したいので、クラリネットを7本使ってもいいですか?」と連絡してきました。私は「もちろんOKです」と答えました。作品に期待しています。
 ハンス・アブラハムセンとは、特別な関係があります。彼は70年代後半から80年代初頭にかけて、とても有名でした。ヘンツェが後押ししたからです。ベルリン・フィルでも初期作品のいくつかが初演されています。私は、彼がデンマーク最高の現代作曲家だと思います。彼は長い間、スランプを経験し、作曲活動を停止していました。しかし最近、再び書くことを再開して、我々とバーバラ・ハニガンのために新曲を書いてくれます。この曲は、私も好きなポール・グリフィスの作品『レット・ミー・テル・ユー』を下敷きとしています。これはシェイクスピアのオフェーリアの台詞にある単語(約500語)だけで書かれているのです。彼女は部分的に、ごく普通に使う言葉を使っていません。ここでも作曲家は、特定の条件を作品を書く規則にしているのですね。バーバラ・ハニガンは、まさにこうした作品にぴったりのソプラノです。
 そしてゲオルク・フリードリヒ・ハース。我々は既に、彼の傑作《イン・ヴェイン》を演奏しました。この時は、ホールを出来るだけ暗くするのが大問題でした。作品がそれを求めているからです(消防法等の決まりで、完全に暗くはできません)。しかし、演奏会を聴いた人は、その素晴らしい効果を忘れないでしょう。彼が今回どのような作品を書いてくれるのか、とても楽しみです。
 私にとっては、作品の誕生に立ち会うことほど嬉しいことはありません。というのは、これまで誰も聴いたことがないものが、生成し、誕生するからです。バルトークは、「弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」について、手紙で書いています。「私は最初のリハーサルが待ち遠しくて仕方がない。というのは、どんな響きになるか、想像もつかないからだ」彼はとても正直な人です。というのは、普通作曲家というのは、全部すでにお見通し、という顔をしたがるものですから…。いずれにしても、これらの新作初演は、エキサイティングな演奏会になるでしょう。
 さあ、皆さんにご説明しなければならないことは、全部お話ししましたでしょうか?素晴らしいシーズンになることを祈っています!

演奏会の一覧はこちらから

 ドイツ発最新音楽ニュース

本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。

ミュンヘン国際コンクールの受賞者が決定
 第62回ARD国際音楽コンクール(通称ミュンヘン国際コンクール)の受賞者が決定した。ヴァイオリン部門の最高位は、アメリカのクリステル・リーで、第1位なしの第2位および聴衆賞での入賞である。これに続くのが、同じく第2位のボンソリ・キム(韓国)であった。
 ファゴット部門では、フランスのソフィー・ダルティガロングが第1位なしの第2位および聴衆賞を獲得。また同じく第2位には、日本の小山莉絵が入賞している。第3位は、スペインのマリア・ホセ・リエロ・ブランコであった。
 ヴィオラ部門では、韓国のユラ・リが優勝。第2位は、同じく韓国のキョンミン・パク、第3位は、ポーランドのカタルジナ・ブドニク=ガラズカであった。
 ピアノ・トリオ部門は、ファン・ベルレ・トリオが第1位なしの第2位および聴衆賞。同じく第2位のカレニン・トリオは、委嘱新作賞も受賞している。
 ミュンヘン国際コンクールは、優勝を簡単に出さないことでも知られているが、今回は特にその傾向が目立った。なおミュンヘンでの予選・本選に出場した音楽学生は、総計37ヵ国222人に上ったという。

ミュンヘン音楽コンクールの公式ページ

モルティエがマドリッド王立歌劇場の総監督を退任
 マドリッド王立歌劇場の総監督ジェラール・モルティエが、同職を即時退任することになった。モルティエは、癌を患っており、これに対して当局より退職が勧告されたという。すでに後継者は決定しており、バルセロナ・リセウ大劇場のホアン・マタボッシュが即時着任。彼は、バルセロナとマドリッドのポストを、しばらく兼任する。
 モルティエは、後継者の選出委員会への参加を求めたが、受け入れられなかった。彼はマタボッシュの芸術的路線が、彼のこれまでの方向性と合わないことに不満を表明している。

ニューヨーク・シティ・オペラが存続危機
 『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙によると、ニューヨーク・シティ・オペラがシーズンの公演をすべて取り止めるという。さらに、9月一杯までに7百万ドルの資金が調達できなかった場合、完全閉鎖となる可能性がある。
 同劇場では、既に2年前に経営体制の改善とリンカーン・センターからの撤退を実施していたが、状況は極めて厳しいと見られている。

リスネルが、早期にスカラ座からパリ・オペラ座へ移転
 現ミラノ・スカラ座の総監督で、2015/16年シーズンよりパリ・オペラ座への転出が決まっていたステファヌ・リスネルが、2014年の段階で現職を退任し、パリ・オペラ座に着任するという。
 これが可能となったのは、スカラ座の後任に決まっているアレクサンダー・ペレイラが、2014年にミラノに着任できるようになったためである。現ザルツブルク音楽祭総監督のペレイラは、当初2016年までザルツブルクに留任する予定であった。
 なお、現パリ・オペラ座総監督のニコラ・ジョエルは、今後は演出家としての活動に専念するという。

次号の「ベルリン・フィル・ラウンジ」は、2013年10月4日(金)発行を予定しています。

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