西崎信太郎のインディR&B一直線

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2013年11月1日 (金)

HMV ONLINEの名物連載、「西崎信太郎のインディR&B一直線」が復活し、「西崎信太郎のインディR&B一直線 Vol.2」としてリニューアル。 Urban NEXTプロデューサーとして大活躍中の西崎氏が、"掘り起こす"と"スポットライトを当てる"をテーマに良盤をチョイス。

西崎信太郎プロフィール
元・HMV渋谷店R&Bバイヤー。
国内外のアーティストやDJからリスペクトされるバイイング・センスで今は無きCDショップの聖地HMV渋谷にて、数々のCDタイトルをビックヒットさせる。「Urban NEXT (BBQレコード)」、「Rewind Records (Disk Union)」、「Big Tix (P-VINE)」など、複数のR&Bプロジェクトを始動させ、世界中から良質なR&Bを続々とリリース。R&Bシーン発展の鍵を握る影のキーパーソン。

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・Urban NEXTシリーズ商品
・REWIND RECORDS商品
・Big Tix 商品

今回の3枚

Totally Dedicated / Quartemporary
名だたるボーカル・グループが登場した90年代に、コアなR&Bファンから絶大的な支持を集めたボーカル・グループ、プレイヤ。リル・ウェインら超メジャー級のアーティストの楽曲を手がけた事で知られる、故スタティック・メジャーが在籍していた事で知られるグループですが、ソロ・アルバムもリリースしているデジタル・ブラックが在籍していた事も大きなトピック。デジタル・ブラックのソロ・アルバムには故アリーヤが参加して話題になりましたが、そんな実力派グループを牽引してきたデジタル・ブラックが、密かに結成していたボーカル・グループがこのトータリー・デディケイテッド。何と国内某ネット・オークションでは2万以上の値がつく幻の1枚としてマニア達の間で話題になった1枚ですが、アーティストとの直接交渉により、待望のCDプレスが決定!! ただレアなだけじゃなく、凄まじいまでのクオリティが伴ったボーカル・グループの真髄と呼べるコーラス・ワークが終始炸裂！R&Bファンは全員マスト盤！

JT / Release
インディソウルっていう言葉も最近めっきり聞かなくなりましたが、インディソウルという言葉がR&Bシーンでも駆け巡る何年も前に、米R&Bシーンのアンダーグラウンドの世界から登場し、今なお高い人気を集めているボーカルグループが、レイテッド・R。『Tomorrow 2 Yesterday』というインディソウル史に残る凄まじいアルバムをリリースしたからこそのシーンでの浸透度ですが、そのレイテッド・RのメンバーだったシンガーがこのJT。こんな事を言ったら身も蓋もないですが、正直グループ在籍時よりこちらのソロ・アルバムの方が断然良いんじゃないか、っていうくらい素晴らしい内容。2003年にブラックストリートがリリースしたアルバム『Lever Ⅱ』を彷彿とさせるような、ディープでスウィートなR&Bが満載。インディーズからリリースされた黒汁系濃厚な作品では、久々にヒットしたオススメの1枚!!

Carl Brister / Undefeated
ブリス(Briss)名義で2000年に『The Journey』というアルバムを残していた、インディソウル・リスナーからしたらそこそこ馴染みのあるゴスペル系シンガー。2007年に現在のアーティスト名であるカール・ブリスター名義で『Focus』というアルバムをリリース。そして今回ご紹介するアルバムは2011年にリリースされたアルバム。お気に入りのアーティストにシー・シー・ワイナンズやフレッド・ハモンドを挙げるなど基軸はアーバン・ゴスペルですが、冒頭の3曲はR&Bリスナーにオススメしたい極上のミッド・チューン!! 1つ気になるのが「Love No Limit」のコンポーザーとしてクレジットされているデイブ・ホールの名前。これって、あのデイブ"ジャム"ホール？？

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