【インタビュー】きのこ帝国 (『ロンググッドバイ』)

-- 濃厚で傑作とも呼べる前作『eureka』から約10ヶ月という短いスパンでのリリース。この短いスパンでのリリースは何か意図するものがあったのでしょうか？

佐藤（Vo,Gt）： 意図というよりかは、自然な流れで「新しいの出したいね」という話になり、作りました。

-- イメージ的には『eureka』と比較すると、きのこ帝国のよりポップな部分がフューチャーされている気がしましたが、そのあたりはどうでしょうか？

佐藤： ドライブとかで聴けるような作品にしたかったので、楽曲のアレンジやサウンドを、そういった方向に意識しました。 結果的に、それぞれのパートがブラッシュアップされて、聴き心地の良さと聴きごたえが混在する作品になったと思いますね。

-- 今作はきのこ帝国の中でどんな位置づけの作品になりましたか？

佐藤： この作品は、25歳という節目の年で感じていることをニュートラルに表現できたなと思っていて。 10年後、20年後の自分達が聴いて、どう感じるのか楽しみです。

-- 歌詞を書くという作業は佐藤さんにとってどんなものでしょうか？また作品を出し続ける中その意味に変化はありますか？

佐藤： 詩は小学生くらいのときからずっと書いているので、作詞的な作業は日常です。 意味の変化とかはちょっとまだわかりませんが、最近は書きたかった風景が少しずつ書けるようになってきた気がしてます。

-- 新しいアーティスト写真もこれまでと違った雰囲気でとても素敵ですが、どんな雰囲気の中で撮られたのでしょうか？

佐藤： 終始、和やかなムードでしたね。楽しかったですよ。笑

-- 初の海外ツアー、カナダツアーはどうでしたか？どんなことが印象に残っていますか？

佐藤： カナダでの反応は物凄かったです。 モッシュ、ヘドバン、ダイブ、合唱と、日本ではなかなか見られない光景が広がってました。 めちゃくちゃ楽しかった！

-- 今後のきのこ帝国はどんな方向に進んでいくのか展望があったら教えてください。

佐藤： 自分達っぽさは残したまま、色んなサウンドを提示していけたら面白いなと思っています。 なおかつ、心に残る言葉を残していきたいですね。

-- それではHMV ONLINEをごらんの皆様に一言お願いします。

佐藤： ロンググッドバイ、是非聴いてみてください！