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アントニーニ/ベートーヴェン第7&8番

2013年12月24日 (火)

ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番
アントニーニ&バーゼル室内管弦楽団


著名な古楽器アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の創設者でもあるアントニーニは、かつてはバロック演奏を中心に斬新な演奏をおこなっていましたが、今はじっくり時間をかけてバーゼル室内管弦楽団とのベートーヴェンにも取り組んでおり、確実にその芸風の幅を広げています。
 研究と実演を繰り返したうえで、セッション録音に臨むというその方針は、シリーズ第1弾となった交響曲第1&2番から一貫しており、続いてリリースされた交響曲第3&4番交響曲第5&6番は、どれも高い完成度を示していました。
 1999年以来、首席指揮者を置かずに活動をしているバーゼル室内管弦楽団の客演指揮者をアントニーニはすでに13年も勤めており、オケとの相性も非常に良好。このベートーヴェンのシリーズに関しても完全主義を貫き、これまで2年に1枚という慎重なペースで進めてきました。
 アントニーニと同じようなモダン楽器小編成オケによる演奏には、パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの演奏がありますが、アントニーニの演奏からは、よりピリオド流儀を徹底させた面白さを感じることができます。
 当時の楽器配置はもちろん、ナチュラル・トランペット、ケトル・ドラムを使用し、ナチュラル・ホルンや、弦楽器の全てにガット弦を張りクラシカル・ボウ(弓)を使用。特に低音楽器群のうねるような迫力とアクセント加えた演奏は印象的です。
 クラシカル・ピッチより若干高いモダン・ピッチと控えめなヴィブラートによるガット弦の美しい音色。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で野趣に富む荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、心地よい刺激に満ちた箇所も数多くあります。
 アントニーニのベートーヴェンは、作風の変遷にも柔軟に対応したもので、初期作品では小さな刻みによるバロック奏法を用い、中期作品である『田園』では、大きな呼吸でメロディーを立体的に歌わせる方法を採用、組み合わせの『運命』では快速で、ダイナミックな迫力も十分な演奏を展開していただけに、今回の第7&8にも期待の高まるところです。(HMV)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・交響曲第7番イ長調 Op.92
 I.12:52/ II.07:48/ III.08:35/ IV.08:40
・交響曲第8番ヘ長調 Op.93
 I.08:41/ II.03:55/ III.04:19/ IV.06:43

 バーゼル室内管弦楽団
 ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

 録音時期:2010年7月
 録音場所:ルツェルン文化会議センター・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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交響曲第7番、第8番 アントニーニ&バーゼル室内管弦楽団

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交響曲第7番、第8番 アントニーニ&バーゼル室内管弦楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

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発売日:2014年02月04日
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