リヒテル自身が会心の出来と認めたリストのソナタ SACDニュースへ戻る

2014年4月2日 (水)

リヒテル自身が会心の出来と認めたリストのソナタ、
SACDリマスタリングで登場！

SACDハイブリッド盤。限定盤。リヒテルはソ連映画「グリンカ」で、俳優としてリスト役を演じたこともあるほど縁のある作曲家ですが、これら壮年期の演奏を聴くと、リストの自作自演が発見されたのかと思うほどの凄さです。いずれも生放送音源からSACDリマスタリングが施され、リヒテルの音を再現しました。ピアノソナタは1965年５月18日カーネギーホールでのライヴで、リヒテル自身「本当にうまくいった演奏のひとつ。これはそうないことだ」と述べたとされる貴重な記録。あらゆるピアノ録音のなかでも屈指の名演で、30分間金縛りにあったように動けなくなります。
　他の作品の録音も入手困難なものばかりで貴重。超絶的なテクニックはもちろんながら、すさまじい迫力とエネルギーは誰にも真似できぬ至芸。これほど興奮させられるピアノのアルバムは稀と申せましょう。（キングインターナショナル）

【収録情報】
リスト：
・ピアノ・ソナタ ロ短調
　録音：1965年5月18日　ニューヨーク、カーネギー・ホール（ライヴ）

・超絶技巧練習曲〜前奏曲／イ短調／風景／鬼火／英雄／荒野の狩／ヘ短調／夕べの調べ
　録音：1956年6月10日　プラハ、1957年4月8日、5月27日　モスクワ（ライヴ）

・『巡礼の年』第3年〜エステ荘の糸杉に
　録音：1956年2月2日　モスクワ（ライヴ）

・ハンガリー狂詩曲第17番ニ短調
　録音：1958年2月5日　モスクワ（ライヴ）

・忘れられたワルツ第3番
　録音：1958年2月11日　ブダペスト（ライヴ）

　スヴィヤトスラフ・リヒテル（ピアノ）

　SACD Hybrid
　MONO / BI-channel Stereo