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2014年8月16日 (土)


ヤーノシュ・シュタルケル
EMI&エラート・レコーディングズ(10CD)


シュタルケルがEMIに遺した音源とERATOに録音したブラームスとベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集をまとめたセット。 録音時期は、EMIはシカゴ交響楽団在籍中だった1956年から、退団の翌年である1959年までの3年間で、ERATOは1959年となっています。 これらの録音は、マーキュリー・レーベルへの一連の録音よりもさらに若い頃におこなわれただけあって、パリでソリストとして名をあげた時代に近い、フレッシュで自由な意気込みのようなものも感じられます。
若い頃の録音とは言っても、このボックスにはステレオ音源も多く、シェベックとのベートーヴェンとブラームス、ジュリーニと共演したシューマン:チェロ協奏曲、ボッケリーニ:チェロ協奏曲G.482、ハイドン:チェロ協奏曲第2番、サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番に、ジュスキント共演したドヴォルザーク:チェロ協奏曲とフォーレ:エレジー、そしてジェラルド・ムーアの伴奏で録音したチェロ小品集などをステレオで楽しむことができます。

【プロフィール】
ヤーノシュ・シュタルケルは、1924年7月5日、ポーランド系の父とウクライナ移民の母の元にブダペストに誕生。二人の兄はヴァイオリンを学んでいましたが、ヤーノシュは幼い頃からチェロを弾き、ブダペスト音楽院に入学、アドルフ・シファーとレオ・ヴェイネルに師事、11歳でリサイタル・デビューし、翌年には海外公演もおこなっており、さらに、14歳の時には、わずか3時間の練習で代役としてドヴォルザークのチェロ協奏曲に出演してコンサート・デビューも果たすほどの天才ぶりでした。
しかし、シュタルケルはユダヤ系だったため、1939年にブダペスト音楽院を卒業すると、強制労働に従事させられ、大戦末期の3ヶ月間は両親と共に強制収容所にいました。その間、2人のヴァイオリニストの兄、ティボールとエーデは当時のドイツ政府によって殺されたと言われています。
戦争が終わると、シュタルケルは、ブダペスト歌劇場とブダペスト・フィルの首席チェロ奏者となりますが、翌年ソ連が侵攻してきたため、祖国を後にし、まずウィーンでコンサートを開いて成功を収めます。そして、ジュネーヴを経てパリに拠点を移し、コンサートやレコーディングに力を注ぎ、1948年、パシフィック・レーベルにコダーイの無伴奏チェロ組曲を録音、このレコードがディスク大賞を受賞すると名声が一躍高まります。
ほどなくアンタル・ドラティの招きもあってアメリカ移住を決意、まずダラス交響楽団の首席チェリストとなりますが、翌年にはフリッツ・ライナーの誘いを受けてメトロポリタン歌劇場の首席奏者に就任、その後、1953年にライナーがシカゴ響に移るとシュタルケルも一緒に動き、1958年に退団するまでライナーのもとで活躍します。
その間、1954年にはアメリカの市民権を得ており、1956年にはヨーロッパ公演も実施、1958年にはインディアナ大学の音楽学部教授に就任し、インディアナ州ブルーミントンに居を構え、長年にわたって演奏家活動と教育活動を並行して展開、2013年4月28日に88歳でその自宅で亡くなられています。
シュタルケルのレコーディング総数は160を超えると言われ、卓越したテクニックと音楽性、優れた音質によって、世界的に高い評価を得たものが数多く含まれています。
レコーディングなどでの使用楽器は、1950年から1965年までは主に、「アイレスフォード卿」という名前で知られるストラディヴァリウス、1965年以降はゴフリラーを中心に使用していたようです。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV 1007
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV 1008
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV 1009
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV 1010
 録音:1958,59年

Disc2
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV 1011
● バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV 1012
 録音:1957,59年

● コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 録音:1957年

Disc3
● ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調 G.482
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 録音:1958年

● バッハ:組曲第3番ニ長調 BWV1068〜G線上のアリア
● クライスラー:アレグレット〜ボッケリーニの手法による
● サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート op.43
● ドビュッシ/フェイヤール編:前奏曲集第1巻〜第8曲『亜麻色の髪の乙女』
● ショパン/ポッパー編:夜想曲変ホ長調 op.9-2
● ポッパー:ハンガリア狂詩曲
● バッハ/クランユ編:ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV 1056〜第2楽章
● シューベルト/カサド編:アレグレット・グラツィオーソ
● シューベルト/ベッカー編:『楽興の時』第3番 D.780-3
● ムソルグスキー/ストウチェウスキー編:歌劇『ソロチンスクの市場』〜ゴパック
● シューマン/パラシェコ編:子供の情景 op.15〜トロイメライ
● ドビュッシー/グールト編:小組曲〜メヌエット
● チェレブニン:頌歌
● パガニーニ/クライスラー編:カプリース第13番 op.1-13

 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 録音:1958年

Disc4
● ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb/2
● シューマン:チェロ協奏曲イ短調 op.129
● サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 op.33

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 録音:1957,58年

Disc5
● ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 op.104
● ドホナーニ:チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 Op.12

 フィルハーモニア管弦楽団
 ワルター・ジェスキント(指揮)
 録音:1956年

Disc6
● フォーレ:エレジー ハ短調 Op.24
● ミヨー:チェロ協奏曲第1番 Op.136
● プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調 Op.58

 フィルハーモニア管弦楽団
 ワルター・ジェスキント(指揮)
 録音:1956年

Disc7
● ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 op.38
● ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 op.99

 ジェルジ・シェベック(ピアノ)
 録音:1959年

Disc8-9
● ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 op.5-1
● ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調 op.5-2
● ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調 op.69
● ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 op.102-1
● チェロ・ソナタ第5番ニ長調 op.102-2

 ジェルジ・シェベック(ピアノ)
 録音:1959年

Disc10
● バッハ:アダージョ(BWV.564より)
● Giorgio Valensin:メヌエット
● ダヴィドフ:『噴水のほとりで』
● ショパン:夜想曲第20番
● Lajos Delej:スケルツォ
● ルビンシテイン:メロディOp.3-1
● ディニク:ホラ・スタッカート
● ペルゴレージ伝:『ニーナ』
● サン=サーンス:『白鳥』
● ヒンデミット:カプリッチョOp.8-1
● ヘンデル:シチリアーノ
● リャードフ:『ロシアの踊り』
● ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』
● ポッパー:『タランテラ』
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 録音:1959年

 ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
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ヤーノシュ・シュタルケル EMI&エラート録音集(10CD)

CD 輸入盤

ヤーノシュ・シュタルケル EMI&エラート録音集(10CD)

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会員価格(税込) : ¥3,828
まとめ買い価格(税込) : ¥3,300

発売日:2014年10月07日
入荷日未定

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