伊藤麻希の演出力が爆発！“アイドルとは…？” LinQ「この5人を秋葉原でどう魅せるか公演」Vol.10 レポート

2015年3月6日 (金)

2015年3月5日、LinQ「この5人を秋葉原でどう魅せるか公演」Vol.10が秋葉原・AKIBAカルチャーズ劇場で行われました。前公演では出演者をオーディションで選考するなど斬新なアイディアでファンを楽しませてくれた伊藤麻希さん（以下、伊藤P）が今回もプロデューサーとなります。

伊藤Pは今回も公演前から仕掛けます。何と、公演へとつながるプロローグドラマ全3本を作成し、週に1本ずつ公開し、ライブへ繋げるという手法。

Road to LinQ ０前編
 Road to LinQ ０回想編
 Road to LinQ ０あらすじ付き後編

【あらすじ】
過去に、（架空の）LinQで頑張っていた伊藤麻希と天野なつ。だが2人の仲はアイドル持論の違いによりうまくいかなくなり、天野なつは去ってしまう。。。時が経ち、偶然が重なりまた再開。可愛いを全面に出すことでファンを喜ばせたい伊藤麻希と、歌や踊りのパフォーマンスでファンを喜ばせたい天野なつ。またもやぶつかる2人。その判定をこの5人公演でファンに決めてもらうこととなる。天野なつの気持ちに心動かされる北山真緒と、伊藤麻希に賛同する由地成美、木村早希。このチームで対決することとなった。「果たしてアイドルとは何なのか？」いざステージへ。

今回の5人公演は伊藤Pによる、あくまで“架空の”LinQによる公演と位置づけられています。

まずは両チームが煽り合戦を繰り広げます。“伊藤”チームは伊藤さん、由地さん、木村さんが制服姿で登場。由地さんの前髪パッツンのツインテールが目を惹きます。…が天野さんは思わず「そんな格好で大丈夫？」とツッコミを入れます（笑）。

まずは天野さん、北山さんによる“なつ”チームの「LaLaLa -Qty version-」からスタート。2人きりですが、鍛えられた身体から繰り出される大きな振りでステージを広く使っています。さすがの躍動感にファンも歓声を浴びせます。

入れ替わるように、“伊藤”チームが突入してくると「Chocolate Kiss」。前奏中には、伊藤Pが「好きな人できた！」と告白。心なしかいつも以上にファンに目線を送り、ブリブリに可愛く歌い上げます。仕上げは、伊藤Pが最前列のファンに告白。

つづく「pretty woman」では天野さんと北山さんがセクシーなセパレートのLady青衣装で登場。すると「おぉ…」と感嘆の声が。とにかく普段はQtyの北山さんが新鮮に映ります。

「シュワシュワシュワリ」では白衣装にチェンジした“伊藤”チーム。ここでは由地さん、木村さんが大活躍！木村さんはしゃちほこ立ちからハンドスプリングと身体能力の高さを披露。由地さんは、間奏中に早着替え！あまりにセクシー過ぎる水着姿で落ちサビを歌い上げるとこの日一番の大歓声。

ここまでは入れ替わりで2チームがパフォーマンスしてきましたが、「Let's feel together」では、この日初となる、5人でパフォーマンス。“伊藤チーム”3人がマイクを持ち歌を披露とすると、“なつ”チームはマイクを持たず、全力の両手振りダンスパフォーマンス。対決姿勢を見せながらも、曲の特色を活かした上手い演出。

ここで、ファンの皆さんにどちらのチームが良かったか、拍手で判定してもらうという流れに。結果、パフォーマンスを重視した“なつ”チームが勝利。納得いかない伊藤Pは「あんたたちまで綺麗事？」と捨て台詞（笑）。木村さんと、北山さんは、この2チームのパフォーマンスが一緒になれば更に良くなると提案。

いまいち納得いっていない様子の伊藤Pでしたが、意思の統一をはかった2チームは「チャイムが終われば」をこれぞLinQの理想型と言わんばかりの全力の可愛さとパフォーマンス力を融合させ魅せます。

そしてまだまだまだサプライズは用意されています。糸島出身の木村さんと、北山さんが2人で登場すると、かつて自身が所属していた糸島のアイドルグループ、いとしまPR隊Lovit'sの「Magic Island」を東京で初披露。多くの人に聴いていただきたい素晴らしい名曲。

スクリーンにLinQ二期生の写真が次々と映し出される演出から、同期の伊藤P、由地さん、木村さん、北山さんが4人で「FRIEND」。仲間に出会えた感謝を歌い上げると、ラストは天野さんも登場。5人でそれぞれの生誕Tシャツに身を包み、一つになります。伊藤Pと天野さんの握手でこのドラマのストーリーもクライマックス。ドラマとリアルをシンクロさせる感動の演出。

すっかり仲良くなった2チームが「もっともっといつかきっと」で未来への思いを歌い伝えます。ラストは天野さんの「私達がマジになれなくてファンがマジになれるかーっ！」と魂の叫びから「HANABI!!」！演歌パートは木村さんが熱唱。そして落ちサビのソロはこの日、両チームを引っ張った天野さんと伊藤P。会場も笑顔と大合唱で華を添えます。大団円で2週間に渡るドラマに終止符を打ちました。