ニコライ・ゲッダ／オペレッタ全曲盤コレクション（１０ＣＤ）

2015年5月24日 (日)

ニコライ・ゲッダ／オペレッタ全曲盤コレクション（１０ＣＤ）
『ジプシー男爵』・『ルクセンブルク伯爵』・『パガニーニ』・『ロシアの皇太子』・『微笑みの国』
オリジナル仕様デザインの紙ジャケット！

20世紀後半に世界的に活躍し、クレンペラーやカラヤン、クリュイタンスといった巨匠たちからも重用された名テノール、ニコライ・ゲッダは、オペラや歌曲だけでなくオペレッタも得意とし、数多くのレコーディングを遺しています。
　このセットは、ゲッダ主演でドイツEMIにステレオ録音されたオペレッタ全曲盤から、特に評価の高い5作品をまとめたもの。それぞれのディスクはオリジナル仕様の紙ジャケットに収められているのも嬉しいところです。
　オペレッタはドイツでは息長い人気を保っていて、ティーレマンなども毎年ドレスデンのジルヴェスターでオペレッタをとりあげているほど。CDリリースも各社から継続的に行われています。
　多くは異国の題材に基づくという面白い筋書きに、親しみやすく美しい旋律が特徴の数々のオペレッタ。ドイツ人にとってはおなじみのものということで、出演者も独墺系が圧倒的多数といった印象ですが、ニコライ・ゲッダはスウェーデン人でありながら、そうしたドイツ尽くしの環境の中でも高い評価を獲得、ドイツEMIによるセッション・レコーディング・シリーズに起用されて数多くの全曲盤やアリア集を制作することとなります。
　当セットに収録されたオペレッタ作品は有名なものばかり。ヨハン・シュトラウスの『ジプシー男爵』以外はすべてレハール作品ということで、甘美でユーモラスな魅力を、ローテンベルガー、ルチア・ポップ、ヘルマン・プライ、クルト・ベーメ、リタ・シュトライヒといった豪華歌手陣の共演によって楽しむことができます。
　初回のみ限定盤。なお、ブックレットは付属しません。
　参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。（HMV）

【収録情報】

Disc1-2
● J.シュトラウス2世：喜歌劇『ジプシー男爵』全曲

　ニコライ・ゲッダ　ヘルマン・プライ
　リタ・シュトライヒ
　グレース・バンブリー
　ヴォルフガング・アンハイサー
　クルト・ベーメ、他
　バイエルン国立歌劇場管弦楽団＆合唱団
　フランツ・アラース（指揮）

　録音時期：1968年
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）

Disc3-4
● レハール：喜歌劇『ルクセンブルク伯爵』全曲

　ニコライ・ゲッダ
　ルチア・ポップ
　クルト・ベーメ
　レナーテ・ホルム、他
　バイエルン国立歌劇場合唱団
　グラウンケ交響楽団
　ヴィリー・マッテス（指揮）

　録音時期：1968年
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）

Disc5-6
● レハール：喜歌劇『パガニーニ』全曲

　ニコライ・ゲッダ
　アンネリーゼ・ローテンベルガー
　ハインツ・ツェドニク
　ベンノ・クッシェ
　オリヴェラ・ミリャコヴィチ、他
　バイエルン国立歌劇場合唱団
　バイエルン交響楽団
　ヴィリー・ボスコフスキー（指揮）

　録音時期：1977年
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）

Disc7-8
● レハール：喜歌劇『ロシアの皇太子』全曲

　ニコライ・ゲッダ
　リタ・シュトライヒ
　ウルズラ・ライヒャルト
　ハリー・フリーダウアー
　バイエルン国立歌劇場合唱団
　グラウンケ交響楽団
　ヴィリー・マッテス（指揮）

　録音時期：1967年
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）

Disc9-10
● レハール：喜歌劇『微笑みの国』全曲

　ニコライ・ゲッダ
　アンネリーゼ・ローテンベルガー
　レナーテ・ホルム
　ハリー・フリーダウアー
　ヨプスト・メラー
　バイエルン放送合唱団
　グラウンケ交響楽団
　ヴィリー・マッテス（指揮）

　録音時期：1967年
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）