【今日の1曲】 二階堂和美 「伝える花」

2015年08月06日 (木) 14:00

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【今日の1曲】は、ローチケHMV-News- 邦楽担当が、今日聴きたい1曲をしがらみなく気ままにお伝えするだけのコーナーです。
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8月6日。70年前の今日、広島市へ原子爆弾が投下されました。
被爆から70年、終戦から70年にあたる年に、素晴らしい”うた”が発表されました。

二階堂和美 「伝える花」

この曲は広島出身のシンガーソングライターである二階堂和美が、”ヒロシマ”と向き合い、広島のミュージシャンと広島で録音した曲です。ヒロシマに育てられた者たちが歌う平和への強い思い。ピアノを中心とした穏やかな演奏の中、二階堂和美の優しい歌声で歌われる”うた”がとっても印象的。シンプルな言葉の中に、たくさんの大事な想いがつまっている曲です。

少し話が逸れますが、わたしが過去に沖縄の宮古島に滞在していた時、一人のお坊さんが三線で自分のために喜納昌吉の「花」を歌ってくれた事がありました。その時、彼が「この曲は誰かが誰かのために歌う曲なんだよ」と言ったのを思い出します。二階堂和美 の「伝える花」はそういう曲でもあると思います。

〜生きる力こそ未来への希望〜 この曲は、これから未来を作っていくわたしたちの歌です。

文:松井剛
特設サイトでは本人からのメッセージが掲載されています。

歌詞、楽譜のダウンロードも


伝える花

CDシングル

伝える花

二階堂和美

価格(税込) : ¥1,019

会員価格(税込) : ¥937

まとめ買い価格(税込) : ¥867

発売日: 2015年07月15日

二階堂和美


広島県生まれ広島県在住のシンガーソングライター。
実家は浄土真宗本願寺派のお寺で、自身も浄土真宗の僧侶です。

これまでリリースされた作品は、コアな音楽リスナーを中心に愛聴され、心の芯を動かす”うた”は人から人に伝わってきました。その最たる例が、スタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の主題歌(「いのちの記憶」)へ 起用です。実際、彼女の"うた"を聴いた高畑勲監督が、その歌声に共感し制作を依頼したそうです。

強い中にもやさしさを携えた印象的な歌声、二階堂和美の心に深く沁みる歌は、まだまだ広がりをみせそうです。

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