東南アジアのいまを感じる 6つの映画イベント 11月まで続々開催

2015年09月05日 (土) 12:00

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秋の風物詩とも言うべき日本各地の映画祭にて、様々な切り口や特集で東南アジアの今を感じられる珠玉の映画の数々を上映し、各国を代表する映画ゲストを迎えたイベントが多数予定されている。

劇場で観られる機会が少ない中、それぞれの映画祭独自の視点で厳選した東南アジア映画を鑑賞することができる貴重な機会となる。

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2015
インドネシア特集「マジック☆インドネシア」


○アート系からエンターテインメントまで、珠玉のインドネシア映画8作品を一挙上映
○インドネシアのカルチャーシーンに触れる、シンポジウム&パフォーマンスに注目

今年で25回目を迎える、アジア映画に焦点をあてたユニークな映画祭、アジアフォーカス・福岡国際映画祭。アジアを中心とした21カ国・地域から日本初公開作品や注目作を一挙上映。

2015年より、国際交流基金アジアセンターとの連携により、東南アジア企画を共催。「マジック☆インドネシア」と題し、様々な分野で発展がめざましいインドネシア映画を大特集する。

リリ・リザ、ガリン・ヌグロホといったベテランからエドウィンら気鋭の監督作品まで、新作を中心に珠玉の8作品を上映するほか、インドネシアを代表するダンスカンパニー「JeckoSDANCE」のステージやシティポップ・バンド「IKKUBARU」のライヴなどのパフォーマンス、インドネシアの映画監督たちによるシンポジウムなどの関連企画を幅広く展開。

『黄金杖(じょう)秘聞』

『オペラジャワ』

『動物園からのパスポート』

概要

日時: 2015年9月18日(金)〜25日(金)
会場: キャナルシティ博多、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ぽんプラザホール(いずれも福岡市内)
公式サイト:http://www.focus-on-asia.com


あいち国際女性映画祭2015


○アジアで活躍する女性監督、女性を描いた作品を上映

愛知県を拠点とし、世界各国の女性監督による作品、女性に注目した作品を集めた、国内唯一の女性映画祭、あいち国際女性映画祭。

20周年を迎えた今年は、国際交流基金アジアセンターの助成による「アジア・ムービーインパクト」部門を新設。ASEAN地域を中心にアジア7か国の映画9作品を上映する。

2014年 第27回 東京国際映画祭の国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞したカンボジアの女性監督、ソト・クォーリーカーの監督デビュー作『遺されたフィルム』も上映する。

『遺されたフィルム』
© HANUMAN CO. LTD.

概要

日時: 2015年9月1日(火)〜6日(日)
会場: ウィルあいち、岡崎市図書館交流プラザ りぶら ホール、パティオ池鯉鮒(知立市文化会館) 花しょうぶホール、弥富市総合社会教育センター 中央公民館ホール
チケット: 当日 1,100円、子ども・学生券 500円
公式サイト:http://www.aiwff.com/2015/

第8回したまちコメディ映画祭in台東


○タイ発のハートフル・ラブコメディを一足早く鑑賞できるチャンス

今年9月に台東区にて開催されるコメディ映画の祭典、第8回したまちコメディ映画祭in台東。

多くの映画ファンが集う同映画祭の特別招待作品として、2014年 第27回 東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA #01 魅惑のタイ」部門にて上映され、多くの感動の声を集めた『すれ違いのダイアリーズ』(映画祭上映時タイトル『先生の日記』)が、日本公開に先駆けて上映される。

湖に浮かぶ水上学校を舞台に、一冊の日記をめぐる、新米教師の青年と、会ったこともない女性との恋を描いたラブコメディ。9月21日(月・祝)の上映にあわせて、ニティワット・タラトーン監督が来日、舞台挨拶に登壇する。

『すれ違いのダイアリーズ』(2016年シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー)
© 2014 GMM Tai Hub Co., Ltd.

概要

日時: 2015年9月21日(月・祝)14:00開場/14:30開演
会場: 東京国立博物館(上野) 平成館
チケット: 前売(自由席) 1,300円
      ※東京国立博物館の総合文化展(常設展)も観覧できます。
      当日 1,500円
公式サイト:http://www.shitacome.jp/2015/program/program_surechigai-diary.shtml

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015


○キラリと光る世界のドキュメンタリーが集結
○映画批評ワークショップやシンポジウムなど、参加型企画も実施

アジアのドキュメンタリー映画を率先して紹介してきた、世界に名だたる国際ドキュメンタリー映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭。

今年は国際交流基金アジアセンターと共催して、国際的な映画批評のプラットフォームを目指す映画批評ワークショップやシンポジウム、ラヴ・ディアス監督『ハリケーンの子どもたち』の特別上映を行う「映画批評コレクティブ」、コミュニティにおけるドキュメンタリー制作とは何かをディスカッションする「アジア・フィルム・コミュニティ」など、交流の場を設ける。

また、「アジア千波万波×Double Shadows/二重の影スペシャル」と題して、インドネシアの国立映画製作所(PFN)にて、若手映画人グループLab Laba-Labaが行ったインスタレーションを一部再現し、フィルムの歴史や文化、フィルム・フッテージを活用した映画制作等をテーマに、シンポジウムを通して考える。

『ハリケーンの子どもたち』

概要

日時: 2015年10月8日(木)〜15日(木)
会場: 山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形、形美術館(予定)
チケット: ・1回券  前売 1,100円、当日 1,300円(シニア 1,100円)
      ・3枚つづり 前売 2,700円、当日 3,200円
      ・10枚つづり 前売 6,500円、当日 9,000円
      ・共通鑑賞券(フリーパス) 前売 11,000円、当日 13,000円
公式サイト: target="_blank">http://www.yidff.jp

第28回東京国際映画祭
国際交流基金アジアセンターpresents
CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン


○カンヌ受賞監督作品ほか、新たな“黄金時代”を迎えたフィリピン映画を大特集

今年、28回目を迎えるアジア最大級の国際映画祭、東京国際映画祭。

2014年に新設した部門「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」では、アジアの国、監督、俳優、テーマなどに焦点を当て、アジア映画の特集上映を行う。

昨年のタイ映画特集に続き、2年目となる今回は、豊かな映画史を誇るとともに、「第3期黄金時代」に突入したと世界的に評されるフィリピン映画を特集。

『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した若き巨匠、ブリランテ・メンドーサ監督の作品をはじめ、最新作からクラシックまで、フィリピンの今を感じる10作品を上映する。 また、「アジアの未来」「ワールド・フォーカス」部門でも、アジア映画の上映枠を拡大。来日ゲストによるQ&Aセッションも多数予定しており、観客が監督や俳優に直接質問できる。

ブリランテ・メンドーサ監督


概要

日時:2015年10月22日(木)〜31日(土)
会場:六本木ヒルズ、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿 他
チケット:10月10日(土)よりticket boardにて販売開始 ※詳細は東京国際映画祭公式サイトにて発表

CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン 公式サイト: http://www.tiff-jp.net

タレンツ・トーキョー2015


○未来のアジア映画人を世界に発信

映画監督やプロデューサーを目指す東南アジア・東アジアの若者“タレンツ”を対象に、世界で活躍するためのノウハウや国際的なネットワーク構築の機会を提供する「タレンツ・トーキョー」事業。

参加者は国内外から選抜され、プロによる講義や企画合評会を通じて、“タレンツ”同士、タレンツとプロの間でのネットワーク強化を促進します。

同時期に開催される「東京フィルメックス」では、アジアを中心とする世界各国の新作映画を一挙上映。

概要


日時: 2015年11月23日(月・祝)〜28日(土)
公式サイト:http://talents-tokyo.jp

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