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2016年9月12日 (月)

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ニコラウス・アーノンクールの芸術(15CD)

「音楽とは聴く人を開眼させたり、激しく揺り動したり、さらには驚かせたりするために」存在すると語り、生涯を通じて作品のリアルで生々しい姿を表現することに情熱を傾けたアーノンクールは、初期バロックから、ロマン派作品、20世紀作品に至るまで、常識や伝統にとらわれることなく楽譜に向き合い、数々の話題作を発表しました。
 このセットは、アーノンクールの多岐に渡る活動の中から、バロック、古典派、ロマン派の音楽を選んだもので、それぞれのアルバムは、鑑賞時の気分の切り替えにも有効なオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに収められています。
 アーノンクールが頭角をあらわした1960年代から70年代にかけては、古楽をとりまく状況は、現在とはまったく異なっていました。それを象徴するのが、たとえばモンテヴェルディの音楽です。

Disc1-2
当時は多くが編曲ヴァージョンの分厚い響きで演奏されていましたが、アーノンクールは大胆な時代考証により、作曲当時、現代とはまったく異なる社会や文化環境の中で上演されていたそれらの作品がもたらしたであろう人々の興奮と感動を呼び起こすべく大いに奮闘。1968年におこなわれたこの『オルフェオ』のレコーディングは、録音開始の4年前にすでに始められていたアーノンクールの研究と実践によって、徹底的に音楽表現の可能性が追究されているのが特徴で、古楽器を使用し躍動感に富むオケのサウンドと共に、アーノンクールの意図に沿った歌唱を聴かせる歌手たちが生き生きとしたドラマを表現しています。

Disc3
オーストリア・バロックの作曲家、ビーバーの作品集。『戦闘』での過激なアプローチが聴きものです。

Disc4
アーノンクールの名を一躍有名にしたヴィヴァルディ『四季』の強烈演奏。

Disc5
初期アーノンクールの大仕事でもあったバッハのカンタータ録音から第80〜82番を収録。有名な『われらが神は堅き砦』をテルツ少年合唱団が見事に歌いあげています。

Disc6
ヘンデルの『水上の音楽』とオルガン協奏曲。ホルンの面白さの際立つ演奏です。

Disc7
ハイドン中期、エステルハージ時代の交響曲集。グレゴリオ聖歌引用の第30番『アレルヤ』に、ゆったり開始される第53番『帝国』、そしてラウドン元帥の軍功を称える第69番『ラウドン』を収録。金管を効かせた祝祭的な演奏が楽しめます。

Disc8
モーツァルトのコンサート・アリア集。アーノンクールとグルベローヴァの相性の良さを裏付けるアルバム。コロラトゥーラ・テクニックの凄さが持ち味のグルベローヴァから、ドラマティック表現力引き出したアーノンクールの指揮はさすが。

Disc9
ベートーヴェンの交響曲第2番と第5番『運命』。時代考証の成果とモダン楽器オーケストラの高度な機能を融合させた演奏。ナチュラル・トランペットの閃光のような炸裂も素晴らしい、編成をタイトに絞り込んだオケの機敏なサウンドが快感で、躍動と興奮にみちたベートーヴェン像を描き尽くしたアーノンクールのアプローチと、その要求に実演できちんと応えたヨーロッパ室内管弦楽団の腕前もお見事。

Disc10
ベルリン・フィルとのロマン派アルバム。シューマンの交響曲第4番と、シューベルトの交響曲第4番『悲劇的』、そしてメンデルスゾーンの序曲『美しいメルジーネの物語』を収録。ベルリン・フィルの機動力の凄さを高解像度な迫力サウンドで楽しめる注目録音。特にシューマンは聴きごたえのある仕上がりです。

Disc11
ヨーロッパ室内管弦楽団とのメンデルスゾーン『真夏の夜の夢』と『最初のワルプルギスの夜』 。劇音楽ならではの情景描写を徹底しておこなうアーノンクールは、「愛らしい妖精が舞い、魔法の園が目の前に出現する・・・音楽における雄弁術は重要だ」と語ってもいました。

Disc12
ヨーロッパ室内管弦楽団とのシューマン協奏曲集。アルゲリッチとのピアノ協奏曲と、クレーメルとのヴァイオリン協奏曲を収録。シューマンを好むアルゲリッチによる演奏はダイナミックな中にも情念も込められた傑出したもので、これにアーノンクール率いるヨーロッパ室内管弦楽団の各パートが絡み合って対話的性格も濃厚に描出されています。クレーメルとのヴァイオリン協奏曲では、地味とも言われる作品に対し、大きな構えと大きな情報量で臨むアーノンクールのオーケストラ・パートと、ときに警句のような鋭さを見せるクレーメルのヴァイオリンの織りなす緊迫感あるやりとりが聴きものです。

Disc13
ウィーン・フィルとのブルックナー交響曲第7番。旋律美に恵まれたせいか過度に表情たっぷりに演奏されることも多いこの作品に対し、抑制された弦のヴィブラートと徹底的にオモテに出される各パートにより、響きの立体的な美しさを実現した演奏。ハース版使用にも納得のピュアな音楽が鳴り響きます。

Disc14
コンセルトヘボウ管弦楽団とのドヴォルザーク『新世界より』。作品の構成要素を細部まで明確に生き生きと表出することで、過去のどんな演奏とも一線を画した新鮮なドヴォルザーク像を提示してきたアーノンクールならではの『新世界』。作品にちりばめられている民謡素材の抒情美を充分に表しながらも過度の情緒性への傾斜は抑制され、そのことが民謡素材が根源的に備えている逞しい野趣を自ずから引き出し、作品に闊達な生命力を与えることに成功。ヴァイオリンを左右両翼に配した楽器配置がもたらす立体感も聴きどころで、第1、第2ヴァイオリン間の音の受け渡しや掛け合いもステレオ効果満点。組み合わせは、チェコの国民詩人、J.K.エルベンのバラードにインスパイアされたドヴォルザークの交響詩で、子どもが真っ二つに引き裂かれて家のドアに叩きつけられるという場面もあるという恐ろしい『水の精』。

Disc15
コンセルトヘボウ管弦楽団とのヨハン・シュトラウス作品集。楽譜の選択にもこだわるアーノンクールは、ここでも「原典版」を使用して、随所に耳慣れない響きを聴かせてくれるのが楽しいところ。特に『ピチカート・ポルカ』ではブラス・セクションが入るなど驚かされます。(HMV)

【収録情報】
Disc1-2

● モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』全曲

 ロートラウト・ハンスマン(ソプラノ)
 キャシー・バーベリアン(ソプラノ)
 片野坂栄子(ソプラノ)
 ナイジェル・ロジャーズ(テノール)
 クルト・エクウィルツ(テノール)
 ラヨシュ・コズマ(テノール)
 マックス・ヴァン・エグモント(バリトン)、他
 カペラ・アンティクヮ・ミュンヘン
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

 録音:1968年(ステレオ)

Disc3
ビーバー:
● ソナタ第3番
● ソナタ第1番
● 4つのヴィオレッタのためのバレット集
● 戦闘(バッターリャ)
● 7声のためのソナタ
● ソナタ第4番
● ソナタ第7番
● 6声のためのソナタ、農民の行列祈祷式

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:1968年(ステレオ)

Disc4
● ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』、『海の嵐』、喜び』

 アリス・アーノンクール(ヴァイオリン)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:1976-1977年

Disc5
J.S.バッハ:
● カンタータ第80番『われらが神は堅き砦』 BWV.80
● カンタータ第81番『イエスは眠りたもう、わが望みはいずこにありや』 BWV.81
● カンタータ第82番『われは足れり』 BWV.82

 テルツ少年合唱団
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:1978年(ステレオ)

Disc6
ヘンデル:
● 水上の音楽
● オルガン協奏曲第13番ヘ長調『カッコウとナイチンゲール』
● オルガン協奏曲第15番ニ短調

 ヘルベルト・タヘツィ(オルガン)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:1978年、1975年(ステレオ)

Disc7
ハイドン:
● 交響曲第30番ハ長調『アレルヤ』
● 交響曲第53番ニ長調『帝国』
● 交響曲第69番ハ長調『ラウドン』

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 録音:1990年(デジタル)

Disc8
モーツァルト:コンサート・アリア集

● 我がいとしの希望よ!…ああ、お前にはどんな苦しみか判るまい K.416
● あなたは忠実な心をお持ちです K.217
● いえ、いえ、あなたにはご無理です K.419
● だが何をしたのだ、運命の星よ…私が岸辺に近いと思い K.368
● 哀れな私、どこにいるの…ああ、口をきいているのは私でなく K.369
● この胸にさあ、おいで下さい…天があなたを私にお返し下さった今 K.374
● ああ、できるならあなたにご説明したいものです K.418
● ああ、情け深い星々よ、もし天に K.538

 エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 録音:1991年(デジタル)

Disc9
ベートーヴェン:
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

 ヨーロッパ室内管弦楽団
 録音:1990年ライヴ(デジタル)

Disc10
● メンデルスゾーン:序曲『美しいメルジーネの物語』 Op.32
● シューベルト:交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
● シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120(改訂稿)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1995年ライヴ(デジタル)

Disc11
メンデルスゾーン:
● 劇音楽『真夏の夜の夢』 Op.61
● カンタータ『最初のワルプルギスの夜』 Op.60

 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 録音:1992年ライヴ(デジタル)

Disc12
シューマン:
● ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
● ヴァイオリン協奏曲ニ短調

 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 録音:1992年、1994年(デジタル)

Disc13
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107(ハース版)

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1999年(デジタル)

Disc14
ドヴォルザーク:
● 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
● 交響詩『水の精』 Op.107

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1999年ライヴ(デジタル)

Disc15
ヨハン・シュトラウス2世:
● 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
● ポルカ『陽気に』
● ポルカ『うわ気心』
● ワルツ『ウィーンの森の物語』
● エジプト行進曲
● ワルツ『ウィーンのボンボン』
● ピチカート・ポルカ
● ポルカ『雷鳴と電光』
● ワルツ『美しく青きドナウ』
● 喜歌劇『こうもり』序曲

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1986年、1987年(デジタル)

 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
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