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ドイツのチェリスト、エルシェンブロイヒの弾くシュニトケ作品

2016年12月15日 (木)


ムジカ・ノスタルジカ〜シュニトケ作品集
エルシェンブロイヒ(チェロ)、リモノフ(ピアノ)


アルバム・タイトルにもなっている4曲目の『ムジカ・ノスタルジカ』は、ロストロポーヴィチのために書かれた小品。ノスタルジーという言葉の持つ意味合いは、ロシアでは英語のそれに較べてより悲痛で重々しいものと捉えられており、多くのロシア人が国を出ると重度のホームシックに罹る現象にもなぞらえられたりしています(タルコフスキー監督による映画『ノスタルジア』もその好例なのだとか)。国を出たロストロポーヴィチのために書かれた『ムジカ・ノスタルジカ』にもそうした意味合いが込められているのかもしれません。

1曲目のチェロ・ソナタ第1番は、名手ナターリャ・グートマンのために書かれたもので、激しく前衛的な作風は迫力があります。

2曲目の『古い様式による組曲』はオリジナルはヴァイオリン用ですが、ここではチェロ・ヴァ−ジョンで演奏。まるでバロックか古典派かという素直な美しさの音楽を楽しめます。

3曲目の『オレグ・カガンの思い出に』もオリジナルはヴァイオリン用ですが、ここでは無伴奏チェロ・ヴァ−ジョンで演奏。グートマンの夫で43歳で亡くなったオレグ・カガンの思い出に捧げられた美しい作品です。

最後の曲はエルシェンブロイヒ自身がシュニトケ没後10周年のために書いた作品で、題して『没後10周年におけるアルフレート・シュニトケのかけら』。シュニトケ由来の素材による作品でしょうか。

エルシェンブロイヒは1985年フランクフルトの生まれ。10歳よりロンドンのメニューイン・スクールに通い、その後、アンネ=ゾフィー・ムターに見いだされて財団奨学生として経験を積み、数多くの有名指揮者やオーケストラと共演、現場経験を重ね、レナード・バーンスタイン賞、ユージン・イストミン賞など数多くの賞を獲得、現代音楽にも適性を示し、数多くの作品をとりあげてきました。若く体力のあるエルシェンブロイヒだけに実演での活動範囲は世界各地に及び、対日公演もすでに多数おこなっています。1693年マッテオ・ゴフリラーの銘器を使用。(HMV)

【収録情報】
● シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
● シュニトケ:古い様式による組曲
● シュニトケ:オレグ・カガンの思い出に
● シュニトケ:ムジカ・ノスタルジカ
● エルシェンブロイヒ:没後10周年におけるアルフレート・シュニトケのかけら

 レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)
 ペトル・リモノフ(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ムジカ・ノスタルジカ、チェロ・ソナタ第1番、オレグ・カガンの思い出に、古い様式による組曲 レオナルト・エルシェンブロイヒ、ペトル・リモノフ

CD 輸入盤

ムジカ・ノスタルジカ、チェロ・ソナタ第1番、オレグ・カガンの思い出に、古い様式による組曲 レオナルト・エルシェンブロイヒ、ペトル・リモノフ

シュニトケ(1934-1998)

価格(税込) : ¥3,520
会員価格(税込) : ¥3,062
まとめ買い価格(税込) : ¥2,640

発売日:2017年01月12日
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