ロシアのカザンから来たアイーダ、デビュー！

2016年12月17日 (土)

ロシアのカザンから来たアイーダ
アイーダ・ガリフッリーナ、デビュー！

2012年8月、イタリアのジェノバ近くにある「リビエラ海岸の真珠」と呼ばれる町ポルトフィーノ、デイヴィッド・フォスターが行った即興の音楽コンクールで、ひとりのロシア人歌手がセンセーションを巻き起こしました。舞台はテノール歌手アンドレア・ボチェッリを招いて行われた野外コンサート。コンサートのプロデューサーはデイヴィッド・フォスター。インターミッションで、フォスター氏はいつもそうするように、観客の中から出てきて皆の前で歌う人を募ったところ、東洋的な女性がステージに登場したのです。女性は「ロシアのカザンから来たアイーダ」と名乗り、『私のお父さん』を歌いました。デイヴィッド・フォスター氏は驚きを隠すことができず、観客は満場総立ちになって拍手喝采し、「ブラボー」と叫んだのでした。
　その歌手こそ、カザン出身でウィーン音楽院の卒業生、アイーダ・ガリフッリーナだったのでした。これまでロシア内で一流のエンターテイナーとの共演はおこなってきたものの、国際的活躍は行っていませんでした。しかし、2013年ドミンゴ・コンクールで優勝し、その後ウィーン国立歌劇場、マリインスキー劇場などで絶賛を浴びています。今回彼女が得意としているアリアを録音。彼女のチャーミングで心地よい親密な歌声をお聴き下さい。(輸入元情報)

【収録情報】
1. グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
2. ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「若いインド娘はどこへ(鐘の歌)」
3. リムスキー=コルサコフ:歌劇『サトコ』より「インドの歌」
4. リムスキー=コルサコフ:歌劇『雪娘』より「雪娘のアリア」
5. チャイコフスキー:セレナード Op.63-5
6. ラフマニノフ:リラの花(ライラック) Op.21-5
7. 作者不詳:Alluki
8. チャイコフスキー:歌劇『マゼッパ』より「マリアの子守歌」
9. リムスキー=コルサコフ:歌劇『金鶏』より「太陽への讃歌」
10. リムスキー=コルサコフ:歌劇『金鶏』より「誘惑の踊り」
11. ラフマニノフ:ここはすばらしい Op.21-7
12. リムスキー=コルサコフ:夜鳴き鶯(東方のロマンス) Op.2-2
13. ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
14. 作者不詳:コサックの子守歌*
15. ヴァシリー・パヴロヴィッチ・ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワ郊外の夕べ(モスクワの夜は更けて)

　アイーダ・ガリフッリーナ(ソプラノ)
　国立ロシア民族オーケストラ(15)
　ヴィタリー・グヌトフ(指揮:15)
　ウィーン放送交響楽団(1-14)
　コルネリウス・マイスター(指揮:1-14)

　録音時期:2016年5月
　録音場所:ウィーン、オーストリア放送協会スタジオ
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)