20世紀後半作曲家ボックス(26CD)

2017年3月7日 (火)

Shaping The Century Vol.2 1950-2000（26CD）
20世紀後半を代表する作曲家24人の名作を収録

第2次世界大戦終了後、20世紀後半の作曲事情は、放送局やオーケストラからの委嘱の増加により、それぞれの目的を反映したさまざまなスタイルの音楽が生み出されたところに特徴があります。
　このセットで聴ける作品も、バーゼル室内管創立25周年委嘱作のヒンデミット『世界の調和』から、シュトゥットガルト国際バッハアカデミーによる受難曲2000プロジェクト委嘱作のゴリホフ『マタイ受難曲』まで作風は実に多彩なもので、24人の作曲家の創意工夫に富む音楽を手軽に楽しむことができます。
欧文ブックレットには、作曲家や作品の解説のほか、20世紀音楽研究家ナイジェル・シミオン氏によるレパートリー・ノートが掲載予定です。（HMV）

【収録情報】
Disc1
ヒンデミット：
● 交響曲『世界の調和』

　ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
　ヘルベルト・ブロムシュテット（指揮）
　録音：1997年

● 八重奏曲

　ウィーン八重奏団
　録音：1964年

Disc2
ブーレーズ：
● ル・マルトー・サン・メートル
● デリーヴ第1番、第2番

　アンサンブル・アンテルコンタンポラン
　ピエール・ブーレーズ（指揮）
　録音：2002年

Disc3
● バーンスタイン：ウェスト・サイド・ストーリー（抜粋）

　キリ・テ・カナワ（ソプラノ）
　ホセ・カレーラス（テノール）
　タティアナ・トロヤノス（メゾ・ソプラノ）
　マリリン・ホーン（アルト）
　カート・オルマン（バリトン）
　オーケストラ＆コーラス
　レナード・バーンスタイン（指揮）
　録音：1984年

Disc4
1. クルターグ：ギターと器楽アンサンブルのための『シュテファンの墓』 Op.15（シュテファン・シュタインを追悼して）
2. クルターグ：ステーレ（墓碑） Op.33
3. シュトックハウゼン：3群のオーケストラのための『グルッペン』より作品第6番

　ユルゲン・ルック（ギター：1）
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　フリードリヒ・ゴールドマン（指揮：3）
　マルクス・クリード（指揮：3）
　クラウディオ・アバド（指揮）
　録音：1994年

Disc5
リゲティ：
● アトモスフェール

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　クラウディオ・アバド（指揮）
　録音：1988年

● Volumina

　ゲルト・ザッハー（オルガン）
　録音：1968年

● ルクス・エテルナ

　北ドイツ放送合唱団
　ヘルムート・フランツ（指揮）
　録音：1968年

● オルガンのためのスタディ第1番『ハーモニー』

　ゲルト・ザッハー（オルガン）
　録音：1968年

● ロンターノ

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　クラウディオ・アバド（指揮）
　録音：1988年

● ラミフィケーションズ

　アンサンブル・アンテルコンタンポラン
　ピエール・ブーレーズ（指揮）
　録音：1982年

● メロディーエン

　ロンドン・シンフォニエッタ
　デイヴィッド・アサートン（指揮）
　録音：1975年

Disc6
武満 徹：
1. ノヴェンバー・ステップス
2. エクリプス
3. ア・ストリング・アラウンド・オータム

　横山勝也（尺八：1,2）
　鶴田錦史（琵琶：1,2）
　今井信子（ヴィオラ：3）
　サイトウ・キネン・オーケストラ（1,3）
　小澤征爾（指揮：1,3）
　録音：1989年、1990年

4. ピアニストのためのコロナ

　ロジャー・ウッドワード（ピアノ）
　録音：1973年

Disc7
ベリオ：
1. シンフォニア（8人の声と管弦楽のための）
2. エクフラシス（管弦楽のためのコンティヌオII）

　ロンドン・ヴォイセズ（1）
　エーテボリ交響楽団
　ペーター・エトヴェシュ（指揮）
　録音：2004年

Disc8
クセナキス：
1. シナファイ（第1ピアノ協奏曲）
2. アロウラ（12奏者のための）
3. 対地星（バレエ音楽）

　ジョフリー・ダグラス・マッジ（ピアノ：1）
　ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
　エルガー・ハワース（指揮）
　録音：1975年

4. ケクロプス（第3ピアノ協奏曲）

　ロジャー・ウッドワード（ピアノ）
　グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
　クラウディオ・アバド（指揮）
　録音：1992年

Disc9
● ヘンツェ：『逃亡奴隷〜エステバン＝モンテホの自叙伝』

　ウィリアム・ピアソン（バリトン）
　カールハインツ・ツェラー（フルート）
　レオ・ブローウェル（ギター）
　ツトム・ヤマシタ（パーカッション）
　ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ（指揮）
　録音：1970年

Disc10-11
ライヒ：
● Drumming
● 6台のピアノ
● マレット楽器、声とオルガンのための音楽

　スティーヴ・ライヒ＆ミュージシャンズ
　録音：1974年

Disc12
バートウィッスル：
● 時の勝利

　BBC交響楽団
　ピエール・ブーレーズ（指揮）
　録音：1974年

● アース・ダンス

　アンサンブル・モデルン
　ピエール・ブーレーズ（指揮）
　録音：2001年

● パニック

　ジョン・ハール（サックス）
　ポール・クラーヴィス（パーカッション）
　BBC交響楽団
　サー・アンドルー・デイヴィス（指揮）
　録音：1995年

Disc13
● グレツキ：交響曲第3番 Op.36『悲歌のシンフォニー』

　ヨアンナ・コショウスカ（ソプラノ）
　ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
　カジミエシュ・コルド（指揮）
　録音：1993年

Disc14
ペルト：
1. フラトレス（ヴァイオリン、弦楽オーケストラとパーカッションのための）
2. タブラ・ラサ（2つのヴァイオリン、弦楽オーケストラとプリペアド・ピアノのための協奏曲）
3. 交響曲第3番

　ギル・シャハム（ヴァイオリン：1,2）
　ロジャー・カールソン（打楽器：1）
　アデレ・アンソニー（ヴァイオリン：2）
　エリック・リスベルイ（プリペアド・ピアノ：2）
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）
　録音：1997年

Disc15
マクスウェル・デイヴィス：
● 交響曲第1番

　フィルハーモニア管弦楽団
　サー・サイモン・ラトル（指揮）
　録音：1978年

● 歌劇『タヴァナー』よりダンス

　ファイヤーズ・オブ・ロンドン
　ピーター・マクスウェル・デイヴィス（指揮）
　録音：1972年

Disc16
グバイドゥーリナ：
● オフェルトリウム（ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲）

　ギドン・クレーメル（ヴァイオリン）
　ボストン交響楽団
　シャルル・デュトワ（指揮）
　録音：1988年

● T.S.エリオットへのオマージュ（八重奏とソプラノのための）

　クリスティーン・ウィトルシー（ソプラノ）
　イザベル・ファン・クーレン（ヴァイオリン）
　タベア・ツィマーマン（ヴィオラ）
　ダーヴィト・ゲリンガス（チェロ）
　アロイス・ポッシュ（コントラバス）
　エドゥアルト・ブルンナー（クラリネット）
　ラドヴァン・ヴラトコヴィチ（ホルン）
　クラウス・トゥーネマン（ファゴット）
　録音：1987年

Disc17
ルトスワフスキ：
● 管弦楽のための協奏曲

　ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団
　ヴィトルド・ロヴィツキ（指揮）
　録音：1964年

● 織りこめられた言葉

　ピーター・ピアーズ（テノール）
　ロンドン・シンフォニエッタ
　ヴィトルド・ルトスワフスキ（指揮）
　録音：1972年

● 交響曲第3番

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ヴィトルド・ルトスワフスキ（指揮）
　録音：1985年

Disc18
マイケル・トーキー：
● エクスタティック・オレンジ
● ブライト・ブルー・ミュージック
● グリーン
● パープル
● 灰

　ボルティモワ交響楽団
　デイヴィッド・ジンマン（指揮）
　録音：1990年

● アジャスタブル・レンチ

　ロンドン・シンフォニエッタ
　ケント・ナガノ（指揮）
　録音：1989年

● 槍投げ

　アトランタ交響楽団
　ヨエル・レヴィ（指揮）
　録音：1995年

Disc19
デュティユー：
1. ヴァイオリン協奏曲『夢の樹』
2. チェロ協奏曲『遥かなる遠い国へ』

　ピエール・アモイヤル（ヴァイオリン：1）
　リン・ハレル（チェロ：2）
　フランス国立管弦楽団
　シャルル・デュトワ（指揮）
　録音：1993年

Disc20
シュニトケ：
● 合奏協奏曲第3番
● 合奏協奏曲第4番（交響曲第5番）

　ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン（ヴァイオリン）
　ロナルド・ブラウティガム（チェンバロ、ピアノ）
　ヴィクター・リーバーマン（ヴァイオリン）
　ヤン・シュプロンク（オーボエ）
　ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
　リッカルド・シャイー（指揮）
　録音：1989-1990年

Disc21
タネジ：
● サクフォフォン協奏曲『子守唄』

　マーティン・ロバートソン（サクソフォン）
　BBC交響楽団
　サー・アンドルー・デイヴィス（指揮）
　録音：1995年

● ナイト・ダンス

　ロンドン・シンフォニエッタ
　オリヴァー・ナッセン（指揮）
　録音：1996年

● 恐れをはらいのけて

　ホーカン・ハーデンベルガー（トランペット）
　ジョン・ウォーレス（トランペット）
　フィルハーモニア管弦楽団
　ダニエル・ハーディング（指揮）
　録音：1996年

Disc22
エリオット・カーター：
1. クラリネット協奏曲
2. シンフォニア『我は過ぎゆく希望の対価なり』

　マイケル・コリンズ（クラリネット：1）
　BBC交響楽団
　オリヴァー・ナッセン（指揮）
　録音：1998年

Disc23
フィリップ・グラス：
● ヒーローズ・シンフォニー（交響曲第4番　デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノの音楽より）

　アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ
　デニス・ラッセル・デイヴィス（指揮）
　録音：1996年

● ヴァイオリン協奏曲

　ギドン・クレーメル（ヴァイオリン）
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　クリストフ・フォン・ドホナーニ（指揮）
　録音：1992年

Disc24-25
● ゴリホフ：マルコ受難曲

　アキレス・バエス（ギター）
　マイケル・ウォード＝バーグマン（アコーディオン）
　ゴンサロ・グラウ（ピアノ）
　デイヴィッド・ぺナ（コントラバス）
　ベネズエラ・スコラ・カントゥルム
　パッション・オルケスタ
　シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ団員
　マリア・ギナンド（指揮）
　録音：1996年

Disc26
● リーム：Jagden und Formen（狩猟と形式）

　アンサンブル・モデルン
　ドミニク・マイ（指揮）
　録音：2001年