プレスラー＆パシフィカ四重奏団のブラームス:ピアノ五重奏曲

2017年3月11日 (土)

ブラームス:ピアノ五重奏曲/シューマン:弦楽四重奏曲第1番
メナヘム・プレスラー(ピアノ)、パシフィカ弦楽四重奏団

2009年「エリオット・カーター:弦楽四重奏曲集」でグラミー賞“ Best Chamber Music Performance賞”を獲得したパシフィカ弦楽四重奏団によるブラームスとシューマンの2曲の室内楽曲集。前述のカーターや、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集(BOX-1003)など、近現代のレパートリーが注目されがちなアンサンブルですが、以前リリースされたメンデルスゾーンでの求心力の高い演奏は、他のアンサンブルの演奏を圧する完成度の高さを誇っており、他のロマン派作品の録音も長らく期待されていました。今回、ブラームスで共演したのは、長い経歴を持つベテランピアニスト、メナヘム・プレスラー。ボザール・トリオの創立メンバーとしても知られ、室内楽作品にも慧眼を持つ人ですが、意外なことにこの曲を録音するのは初めて。何とも素晴らしい世代を超えた共演となりました。シューマンの弦楽四重奏曲も、パシフィカ弦楽四重奏団にとって初の録音であり、全てを通じて瑞々しい雰囲気が漂っています。（輸入元情報）

【収録情報】
● ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
● シューマン:弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1

パシフィカ弦楽四重奏団
メナヘム・プレスラー(ピアノ:ブラームス)

録音時期：2014年11月19-21日（ブラームス）、2016年5月2-3日（シューマン）
録音場所：AUER HALL AT INDIANA UNIVERSITY