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2017年8月18日 (金)

クラシックの作曲家や曲名って長いしなんだか覚えにくい...なんて思っていませんか?そんな時は思い切って略しちゃいましょう!クラシックでよく使われる曲名の略語をご紹介します。

1. 「チャイ4」=チャイコフスキー / 交響曲第4番

チャイコフスキー交響曲第4番です。これは分かる方もいるかもしれません。チャイコフスキー単体だと「チャイコ」と呼ばれることが多いです。(ちなみに交響曲第5番は「チャイ5」と言います。)第5番、第6番『悲愴』と並ぶチャイコフスキーの三大交響曲の一つ。短調でおどろおどろしい1楽章から一転、最終楽章は華やかで激しい音楽です。

2. 「ダフクロ」=ラヴェル / ダフニスとクロエ

ふくろ?かと思いますが実は『ダフニスとクロエ』の略。ラヴェルの作曲したバレエ音楽で、普段は組曲として抜粋されたものが演奏されることが多いです。原作は2世紀末から3世紀初めごろの古代ギリシアの恋愛物語。エーゲ海に浮かぶ牧歌的な情景の島が舞台となり、少年と少女の恋が様々な逸話を絡めて描かれています。

3. 「メンコン」=メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト(協奏曲)、略して「メンコン」。ベートーヴェン、ブラームスと並んで、3大ヴァイオリン協奏曲と呼ばれています。TV番組「マツコ&有吉の怒り新党」などで使われていました。メンデルスゾーンらしい哀愁ある旋律がヴァイオリンの華やかな技巧によって彩られた、まさに傑作です。

4. 「青ダニ」=シュトラウス2世 / 美しく青きドナウ

美しく青きドナウの略がこの「青ダニ」です。これは少し難しいですね。ヨハン・シュトラウス2世が作曲したこの曲は、オーストリアで第二の国家と言われるほど有名で多くの人に親しまれています。青ダニの「ダニ」は「ドナウ河」の別表記「ダニューブ河」から取られたものと思われますが、真相は明らかではありません。

5. 「星ピカ」=プッチーニ / 『トスカ』より「星は光りぬ」

ピカチュウ?ではありませんよ。プッチーニ作曲のオペラ『トスカ』より「星は光りぬ」というアリアのことです!第三幕に出てくるアリアで、テノール歌手にとって重要なレパートリーのひとつです。間もなく銃殺される画家カヴァラドッシが、トスカとの愛を想い、泣きながら歌います。クラリネットによって演奏される物悲しい伴奏が特徴的です。

 

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クラシックが聴きたい、でも何から聴けばいいか分からない・・・そんなクラシック初心者の皆さんに贈る「はじめてのクラシック」シリーズ。今までのバックナンバーをまとめました。