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2017年10月12日 (木)

子供にクラシックを聴かせたいというお父さん、お母さんにおすすめの5枚。クラシックをはじめて聴く子も親子一緒に楽しめる名曲を集めました。オペラからピアノ曲まで幅広く揃えています。

1. モーツァルト / きらきら星変奏曲

モーツァルトが作曲したピアノ曲。当時フランスで流行していた恋の歌「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による変奏曲。この旋律は後に童謡「きらきら星」として知られるようになったため、日本では『きらきら星変奏曲』と呼ばれるようになりました。最初に主題が提示されたあと12の変奏が繰り広げられます。「きらきら星」が短調になったりゆっくりになったり速くなったり…。様々な変化を楽しめます。

2. ラヴェル / 子供と魔法

ラヴェルが作曲した一幕のオペラ。主人公の子供は、いたずら大好きのやんちゃな男の子。母親に言われて宿題を始めるも、すぐに飽きてしまいます。その様子を見た母親に叱られてしまい、子供は腹を立てポットを割ったり壁紙を破ったり、やりたい放題。するとソファーや時計が動き始め、歌いだします。子供は一体どうなってしまうのでしょうか?!グラミー賞を受賞した小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラでお楽しみ下さい。

3. プロコフィエフ / ピーターと狼

プロコフィエフが作曲した子供のための音楽作品。ナレーターと小編成のオーケストラに向けて書かれており、ディズニーによってアニメーション映画化されています。物語に登場する動物は、ホルンが狼、フルートが小鳥、クラリネットが猫、などと各楽器がそれぞれ担当して演奏していて、楽器紹介としても楽しむことができます。またそれぞれに固有の主題があり、その変化の様子も楽しみのひとつ。この盤では小澤征爾自身が日本語でナレーターをつとめています。

4. ドビュッシー / 子供の領分

ドビュッシーによって作曲されたピアノのための組曲。当時3歳だった娘のクロード・エマのために作った作品です。大人が子供のような気分に浸ることを目的とされていて、子供だけではなく大人も楽しめます。この組曲の中で一番有名な曲は『ゴリウォーグのケークウォーク』。機械仕掛けの人形ゴリウォーグが、アメリカの黒人のダンスであるケークウォークに合わせて陽気に踊る様子を描いています。軽快で楽しい曲です。

5. ラヴェル / マ・メール・ロワ

ラヴェルが「マザーグース」を題材にして作曲した作品です。「マザーグース」とは英語のおとぎ話。日本でも知られている作品がいくつもあります。この『マ・メール・ロワ』では、眠れる森の美女、一寸法師、美女と野獣などがテーマとなっており、全5曲から成ります。子供向けに作曲されたため、技巧的にも親しみやすい作品で、とても美しく幻想的な世界が広がっています。中でも終曲の『妖精の園』ではラヴェルの洗練された作風を楽しむことができます。

 

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