トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > クラシック > はじめてのクラシック〜秋に聴きたい名曲5選

はじめてのクラシック〜秋に聴きたい名曲5選 はじめてのクラシック〜名曲5選へ戻る

%%header%%閉じる

%%message%%

2017年10月27日 (金)

10月も終わりに近付き、秋が深まってきました。食欲の秋、読書の秋…いやいや芸術の秋です!こんな季節にゆったりクラシックはいかがですか?秋に聴きたい名曲を揃えました。

1. ヴィヴァルディ / 『四季』より「秋」

ヴィヴァルディ作曲のヴァイオリン協奏曲集。春から冬までが3楽章の曲から成っており、それぞれの季節の人々の様子を表しています。この『秋』の1楽章では農家の人々が収穫を終え、ダンスを踊ったりぶどう酒を飲んだり、大騒ぎをしている様子を表しています。そして2楽章では酒を飲み、眠りに落ちていくのです…。また最後の3楽章では、夜が明け、狩りをしてる場面を描いています。それぞれの場面を想像しながら聴いてみて下さい。

2. ドビュッシー / 亜麻色の髪の乙女

ドビュッシーが作曲したピアノ曲。ゆったりとしていて優しく美しい旋律は秋にぴったり。ピアノのための前奏曲で、一巻、二巻合わせて24曲から成っているうちの一曲です。和声に関しては刺激的な音は少なく、強弱記号もmf(メゾフォルテ、やや強く)が最大で、とても優しく演奏される曲です。ピアノだけではなくフルートやヴァイオリンなど様々な楽器に編曲され、耳にする機会も多いかと思います。癒やしを求めてる人にはとにかくおすすめの一曲。

3. チャイコフスキー / 『四季』より10月「秋の歌」

チャイコフスキーの作曲したピアノ曲。12ヶ月のロシアの風景を描いた曲集『四季』における10番目の曲でこれらの作品の中で最も有名な一曲。『四季』はもともと音楽雑誌の連載のために作られた曲で、作家の詩とともに毎月紹介されていました。季節が移り変わり秋が迫って来る様子を描いており、物悲しく憂鬱な曲調が特徴的です。秋を迎え、自然がどんどん枯れていく寂しい風景が目に浮かぶようです。

4. ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ第14番『月光』

ベートーヴェンが作曲したピアノソナタ。『月光ソナタ』という名で広く知られています。この呼び名はドイツの詩人ルードヴィヒ・レルシュターブが「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とこの曲を評したことから広まりました。ベートーヴェンが恋していた生徒に捧げるために作曲されましたが、やがて失恋してしまったというエピソードがあります。月の美しい秋の夜長に聴きたい一曲です。

5. ブラームス / 交響曲第1番

夏ほど開放感はなくて、春ほど明るくはない…そんな秋にぴったりなのはブラームス。この曲はブラームスが着想から21年もかけて作曲しました。「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれて絶賛される、ブラームスの作品の中でも最も知られ愛される名曲です。暗から明へ、4楽章かけてクライマックスに辿り着く時には大きな感動があります。秋にゆっくり、じっくり聴きたい名曲です。

 

過去の記事を見る

【連載】はじめてのクラシック〜名曲5選
クラシックが聴きたい、でも何から聴けばいいか分からない・・・そんなクラシック初心者の皆さんに贈る名曲5選「はじめてのクラシック」シリーズ。様々な作曲家の名曲をご紹介しています。今までのバックナンバーをまとめました。