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2017年11月10日 (金)

11/11はメタルの日!ということでメタルファンにオススメのクラシックをご紹介します。意外と関わりの深いクラシックとメタルの関係性はとても興味深いです。ハードでヘビーな名曲たちを楽しんで下さい。

1. モーツァルト / トルコ行進曲

モーツァルト作曲のピアノ曲。当時流行していたトルコの軍隊の音楽からインスピレーションを受けて作曲されました。左手の伴奏が軍楽隊の打楽器を模倣しています。この曲は、スウェーデンのパワーメタルバンド、ドラゴンランド(Dragonland)が『Rondo Alla Turca』でカヴァーしています。速度はほぼ倍速で、激しくノリの良い音楽になっています。メロディーはキーボードで演奏されており、中間部では超絶技巧が光ります。

2. ホルスト / 『惑星』より火星

イギリスの作曲家ホルストの管弦楽組曲。7つの楽章から成っており、それぞれの楽章にギリシャ神話に登場する惑星の名前が付いています。この『火星』は『木星』(ジュピター)に次いで有名な曲です。副題に「戦争をもたらす者」とあり、これは占星術的な意味合いを持っています。金管が活躍する壮大な曲調で、不明確な調性や変拍子の激しいリズムはメタルファンにはたまりません。ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)に通ずる変拍子を楽しんで下さい!

3. バッハ / 管弦楽組曲第2番

バッハ作曲の管弦楽曲。フルートが協奏曲のように活躍する曲です。ちなみに『バディネリ』とは「冗談」という意味。組曲の最後にこの曲を持ってきたのはバッハの遊び心でしょうか。この曲は、イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)が『No Mercy』の中で旋律を用いています。曲中、突然登場するバッハのメロディには驚きを隠せません。イングウェイは新日本フィルハーモニー交響楽団と協奏曲を演奏した事もあります。

4. モーツァルト / 『レクィエム』より「怒りの日」

モーツァルト作曲の『レクィエム』の中の一曲で、最も有名な曲。テレビなどでもよく使われています。合唱とオケが常に強く鳴り響いており、激しい曲調です。モーツァルトはこの曲を作っている最中に死んでしまい、この曲は未完のまま残され、後に弟子のジュスマイアにより補筆完成されています。スペインのシンフォニックパワーメタルバンド、ダーク・ムーア(Dark Moor)により『Dies Irae (Amadeus)』でカヴァーされていることでも知られています。

5. ストラヴィンスキー / 春の祭典

ロシアの作曲家ストラヴィンスキーの最高傑作。不協和音に満ちており、複雑で激しいリズムはとても印象的です。バレエというと「白鳥の湖」のような優雅で美しいものをイメージするかと思いますが、この曲はそれらとは対極にあります。太陽神への礼賛と生贄として選ばれる乙女を描いたもので、今まで聴いたことのないような響きがします。アイアン・メイデン(Iron Maiden)が好きなあなたにおすすめのヘビーな一曲。

 

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