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2017年12月29日 (金)
もうすぐ2018年。新年に聴きたい定番の名曲を揃えました。クラシックでハッピーニューイヤー!
1. J.シュトラウスII世 / 『こうもり』より「序曲」
J.シュトラウスII世作曲のオペレッタ。「オペレッタの王様」と呼ばれる優雅で華麗なウィンナーワルツの名曲です。毎年ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは定番で演奏される曲。次々に起こるドタバタを最後はシャンパンのせい、と軽やかにまとめ上げます。序曲はこのオペレッタの楽しい部分をぎゅぎゅっと凝縮した曲。どのフレーズも親しみやすく、多くの人に愛されています。
2. J.シュトラウスII世 / 春の声
J.シュトラウスII世作曲のワルツ。軽やかで優雅な旋律が特徴的な、ニューイヤーコンサートの定番です。親友であったフランツ・リストとの即興演奏パーティーで、余興で作曲された曲です。J.シュトラウスII世がこの曲を作曲した当時、3度目の結婚をしたばかりで幸せいっぱいだったそうです。その幸せたっぷりな様子が曲に表れています。また、民放最古のレギュラー番組「皇室アルバム」のテーマ音楽としても知られています。
3. J.シュトラウスII世 / トリッチ・トラッチ・ポルカ
J.シュトラウスII世作曲のポルカ。ポルカとはチェコの民族舞踊。速い2拍子のリズムが特徴的です。タイトルのドイツ語「トリッチ・トラッチ」とは「女の人のおしゃべり」という意味。軽快で楽しいメロディーはまるで楽器がおしゃべりしているようです。当時流行していた雑誌「トリッチ・トラッチ」から取ったと言われています。
4. J.シュトラウスII世 / 雷鳴と電光
J.シュトラウスII世作曲のポルカ。大太鼓で雷鳴を、シンバルで稲妻を表しています。雷の恐ろしさや怖さを表している訳ではなく、明るいポルカの音楽のアクセントとして使われています。元々はパリ万博で最新の大砲を見たことが作曲のきっかけとなっており、大砲の火花や轟きが雷に繋がっているのかもしれません。シュトラウスらしい軽やかな音楽で楽しめること間違い無しです。
5. J.シュトラウスI世 / ラデツキー行進曲
J.シュトラウスI世(J.シュトラウスII世の父)作曲の行進曲。クラシックのアンコールと言えばこれ!曲名にある「ラデツキー」とは19世紀前半に活躍した軍人です。ラデツキー将軍の率いるオーストリア軍は北イタリア独立戦争で何度もロンバルド=ヴェネト王国での反乱を鎮圧しました。この活躍を讃えるため、この曲が作曲されたのです。軽快で心地よい、手拍子しながら聴きたい一曲です。
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