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爽やかなアコースティックサウンドも健在 ジェシ・コリン・ヤング通算19枚目のソロアルバム『Dreamers』
2019年05月30日 (木) 17:45
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ヤングブラッズのリードシンガーとしてもおなじみの伝説のシンガー・ソングライター、ジェシ・コリン・ヤング 通算19枚目のソロアルバム
60年代にはフォークロックバンド、ザ・ヤングブラッズのフロントマンとして活躍し、その後はソロアーティストとして耽美なアコーステイックサウンドで多くの人を魅了してきたジェシ・コリン・ヤング。通算19枚目となるソロアルバム『Dreamers』が配信に続き、CD・アナログレコードで発売される。
2006年の『Celtic Mambo』以来実に13年ぶりのニュースタジオアルバムとなる本作。その作品についてジェシ自身は以下のように語っている。「最後に思い切って意見を述べた時から大分時が経ってしまったけど、この作品が自分にとっての最高傑作であるように感じるよ」。実際彼は2009年にライム病を発症したり、カリフォルニアの自宅が火災に遭い、ハワイへと移住したり、さらにコーヒー農園を営むようになったりと、音楽活動から離れていた時期もあったという。
しかしジェシはニューアルバムを引っさげてシーンに戻ってきた。約3年もの月日をかけ、自身の息子トリスタン・ヤングを含む、20代中心の若いバンドとともに、ソングライティング、レコーディング、そして演奏を共に行ない完成させた本作には、カントリーロック、フォークミュージック、ケイジャン、ブルース、さらにはケルト音楽と、ジェスの幅広く豊かな音楽性が表れている。もちろん多くの人々が魅了されてきた爽やかなアコースティックサウンドも健在だ。
For My Sisters (Official Video)
歌詞の面では、60年代にヤングブラッズでプロテスト・ソング「Get Together」を歌っていたこともあり、現在のアメリカの状況を見つめた社会的・政治的な視点も盛り込まれている。「2016年の大統領選とその後起きた一連の出来事は自分のソングライティングにも大きな影響を与えた。多分60年代や70年代の頃よりもね」。
それ以外にも#MeToo運動をテーマにした「For My Sisters」や不法移民の子供たち、地球の温暖化、ボストンマラソンでの爆弾テロ事件や2016年のオーランド銃乱射事件など、アメリカでここ数年の間に起きた社会運動や問題、事件を取り上げた楽曲が収録されている。
「様々な音楽スタイルとテーマが混ざり合った風味豊かなスープ」だとジェシ本人が語る本作は、”本物のジェシ・コリン・ヤング”のアルバムと呼べるものだ。「作るのがとても楽しかったから聴く人も同じように楽しんでほしい」という願いを込めたアルバム『Dreamers』。
「Get Together」のリリースから今年で50年。久しぶりのアルバムについて彼はこう締めくくる。「”ドリーマー”になって夢を見続けるんだ。そこからどんな素晴らしいことが生まれるかなんて誰も分からないだろう?」
収録曲
01. Cast A Stone
02. Shape Shifters
03. Walk The Talk
04. For Orlando
05. Take Me To the River
06. They Were Dreamers
07. Cruising At Sunset
08. Lyme Life
09. Here Comes The Night
10. For My Sisters
11. While Texas is Drowning
12. One More Time
13. On and On
14. Look Over Yonder
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