インタビュー TOYBEATS 『HeadPop』

2019年06月06日 (木) 18:00

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FUCK YOU HEROES、HARDCORE FANCLUB、HAWAIIAN6、ABSOLUTION でプレイし、自身のレーベル『STEP UP RECORDS』を20年以上も運営し、90年代パンク、メロディックシーンの一角を担う”RYOSUKE”


2013年7月“THE ANTHEMS TOUR" ZEPP TOKYO を最後に突如 HAWAIIAN6 を脱退後、長き構想を経て遂に自身のバンド【TOYBEATS】を2017年に始動!


90年代のカルチャーを通過した DUNK、nutz、RYOSUKE がそれぞれのバックボーンを融合させ完成した挨拶代わりの『CHANNEL SURFIN'』は、ハードコア、ダンスビート、ヒップホップ、デジタルロック等を織り交ぜたミクスチャーサウンドにシンセサイザーやブレイクビーツを加えた楽曲達が収録され今後未知なる可能性を感じさせる1枚となった。


そんな【TOYBEATS】がいよいよ待望の1stアルバム『HeadPop』を2019年6月5日にリリース! DUNKとnutzと共に歩んで考えた方向性や未来をがっつりと形にすることが出来た紛れも無い【TOYBEATS】のぶっとい幹から生る10曲入りのフルアルバム!


発売を記念して、中心人物で筆者とも20年来の付き合いとなる”RYOSUKE”にメールでインタビュー!


-Interview- 竹内AxSxA (HMV record shop / 03OOI / MANGASHOCK / Utopia 1,2,3 / ESSENTIAL / DASHBOARD)




● 2017年 結成という事で、まずは簡単に結成のいきさつなど教えて下さい!


まずはこういう場を作ってくれてありがとうございます。珍しく竹内に対して心より感謝してます 笑。
で、、ある時期色々巻き込まれて気持ち的にステージに立つことが億劫になっちゃってね。んでレーベルというか裏方に徹してみたんだけど色々経てやっぱりバンドをやりたくなって。それもちゃんと大きくしていくバンドをね。ずっと続けている FUCK YOU HEROES は家族みたいなもんで、大きくしたいかとでは無く存在すればよいという感じなんだけど。でもやっぱ自分の力で ZEPP とかでライブやりてーなーって。で、DUNK も nutz も一時はちゃんと表に立ってそれなりのバンドをしていたんだけど最近は裏で楽曲を提供したりサポートメンバーとして活動をする感じで。で、久々に会って自分の気持ちを話したら二人も同じような気持ちだったんで、じゃあ年齢関係無しで本気でバンドやろうかという感じで結成しました。本当にざっくりしたいきさつだけど。


● 以前から活動をする FUCK YOU HEROES、HARDCORE FANCLUB、HAWAIIAN6 とは音楽性がだいぶ変わった(良い意味で)と思うんだけど、どのようなコンセプトで曲を創っているんですか?


まぁ出してる音はまた違った感じなのかもだけど、自分の中ではどのバンドでもあまり変わりなく自分の欲をだせるようにはしてて。僕+DUNK+nutz=TOYBEATS、僕+コバさん+赤石+山崎=HARDCORE FANCLUB ってだけで。意外と僕はそこは皆に合わせられる性格だから。なので DUNK と nutz のおかげで僕の中の別のレンジの部分を引き出せてもらえてるから竹内にもそう言ってもらえてるのかもね。まぁ久々にゼロからバンド始めた事で三人が表現したい色を重ねた僅かな部分を形にするまで随分時間がかかったけど。今回の作品はようやくその混ざり合った色をみつけてさらにそこに楽曲ごとに色を足すことが出来た感じかなと。僕は基本自分の楽曲で踊れてればそれで良いので。


● FUCK YOU HEROES、HARDCORE FANCLUB、HAWAIIAN6 はもとより、『STEP UP RECORDS』を20年以上も運営してきて、また昨今のインディーズシーン、ライブハウスシーンも変わってきたと思うんだけど、一角を成すキーマンとして、過去〜現在〜未来のシーンをどのように見ていますか?


キーマンでは無いけど。。なんとなくね。流行とすたりがずっとループしてるかなぁって。その時の流行に乗っただけの芯の無いバンドは結局残ってなくて。時代に関係なく「これだ!」ってやってるバンドが残ってる感じかな。あと、僕もずいぶん年を重ねてるほうだけど、僕の先輩も現役バリバリだったりするもんだから20代後半でも若手になってしまってるというか。お笑いの世界にも似た感じなのかな?よっぽどで無い限り芽が出辛くなってる感じかなぁと。まぁきっかけを自分達で開拓しようとしてるバンドも少ない気がするけど。特に僕のいるシーンはそんな気がしますね。


● そして【TOYBEATS】の活動に関して、まずは2017年に『CHANNEL SURFIN'』をリリースしていますが、これはどんな作品ですか?


これは本当に自己紹介の名刺代わりというか。録り終えてから初ライブをしたくて。初ライブは水戸で開催された SHADOWS のレコ発に急遽呼んでもらったんだけど、2回目がサイクロンでやった僕らのレコ発だったからね。バンドの方向性を決めるためにしっかりとした音源を作りたくて。で、作った作品。勿論、初めてのスタジオからこれを作るまでに水面下でじっくり時間をかけたので内容は気に入ってます。あとこれのおかげでより今回のアルバムを作る際のビジョンが見えやすくなった感じです。


● さらに今回のアルバム『HeadPop』の発売直前に、ゲリラ的に平成最後の日の4月30日に1st.DEMOTAPE『TB-001』をリリース。さらに超限定で『TOYBEATSオリジナルカセットプレーヤー』をリリースしましたが、この時代にあえて”カセット”というフォーマットを選んだのは何故ですか?


TOYBEATS をやるにあたって僕ら3人が音楽やカルチャーにアンテナ立てまくってたあの頃、いわゆる90年代をテーマにしているので、初心に帰ってデモテープを作りたくて。で、「デモテープ作っても聞けねぇーじゃん!」って言われるのもなんだったんでオリジナルでカセットプレーヤーも作りました。売れないことを時代のせいにしてても仕方ないので面白がってやったら案外即効でカセットプレーヤーが売り切れたという 笑。つーか LEO今井君のREMIXが原曲を見事にぶっ壊してくれて、さらにぶっ飛んでで本当に最高です。


● そしていよいよ1stフルアルバム『HeadPop』発売ですが、今回の作品では特にどのようなところに意識した。などあれば教えて頂いてもよろしいでしょうか?


初ライブから1年くらい過ぎて、より自分達のやりたいことが明確になってきたので特に考えずに3人が案を投げてそれを形にしていった感じですね。と言っても僕はなんとなく「こういう感じのが」くらいの案を DUNK や nutz に投げるだけであの二人がしっかりまとめてくれるので二人に感謝です。あと、その楽曲を表現することに誰か一人でも無理をしてそうな感じがしたら NG にしてました。音源では解らなくてもライブではそれがバレるので。


● レコーディングや曲作りにおいてのエピソードなどあればお教えください。


僕らの楽曲は MPC を駆使してサンプラーや同期音源を全面にちりばめて作りあげてるんだけど、アルバムはひょんなことから「ジャレコ」のゲーム音を提供してもらえてて「忍者じゃじゃ丸」や「燃えろプロ野球」とかの音をサンプリングしたらこれが本当にはまって。というか DUNK と nutz が天才的にはめてくれてね。まさに「TOYBEATS」になってて。あとレコーディングはドラム以外は宅録なんだけどもう本当に地味にやってました。深夜うちの事務所で「5秒だけなら叫んでも怒られないでしょ」みたいな感じでワンテイクで叫んだりして。まぁとにかくワイワイしながら作ってました。


● 結成当時〜今に至るまで、どんな音楽がお好きで、どのような影響を受けたのか?教えてください!


うーん、、僕らは3人でよく nutz の家でコーヒーをすするだけのチルタイムを楽しんでるんだけど、その時は「BEASTIE BOYS」「ニューキーパイクス」「ATARI TEENAGE RIOT」「THE MAD CAPSULE MARKET'S」「The Prodigy」「RIP SLYME」「Bruno Mars」とかを聞いたりしてあーだこーだ言ったりしてますね。上でも言いましたど、僕は自分の曲で踊っていたいので踊れる楽曲を参考に聞いてます。


● 今後の活動の予定など。未来の予定をお教えて下さい!


これのレコ発が6月19日に大阪火影、6月21日に渋谷サイクロンであります。あと今は不定期ですが東京のクラブを使ってDJと一緒にオールナイトのイベントをやっているんですが、まずはそれを自分たち発信で盛り上げたいです。若い頃遊びに行っていた恵比寿MILKの雰囲気がとても好きだったので、今ああいう遊び場を自分たちで作りたいなと。


● 最後に皆様に向けて何かあればお願いします!


最後までこれを読んでくださった皆さんありがとうございます!我ながら本当に満足行く作品を作ることが出来たので是非聞いてください!そして適当な気持ちでライブに遊びに来てもらえばあとは僕らがなんとかしますので是非是非お待ちしてます! TOYBEATS はここからブチあげていきますんで宜しくです!!



TOYBEATS 1st full album『HeadPop』 商品情報

2019年6月5日発売


1st full album『HeadPop』令和元年6月5日発売!!
90年代のカルチャーを通過しそれぞれのバックボーンであるハードコア、ダンスビート、ヒップホップ、デジタルロック等を織り交ぜたミクスチャーサウンドを武器に2017年より全国のライブハウスやクラブで活動をしているDUNK、nutz、RYOSUKE による雑種系音楽集団『TOYBEATS』の1st full albumが遂に完成した。


収録曲

  • 1.HEADPOP RADIO
  • 2.GABBAMENZ
  • 3.BEATFUL
  • 4.JUNKHOOD
  • 5.DADFUNK
  • 6.D.R.T
  • 7.TOYHOP
  • 8.SUPERDOG
  • 9.BITRIDER
  • 10.NEWKICKS

HeadPop

CD

HeadPop

TOYBEATS

価格(税込) : ¥2,530

会員価格(税込) : ¥2,328

発売日: 2019年06月05日

2017年リリース!名刺代わりの1枚!

CHANNEL SURFIN'

CD

CHANNEL SURFIN'

TOYBEATS

価格(税込) : ¥1,650

会員価格(税込) : ¥1,518

発売日: 2017年06月21日


発売記念ライブ

2019年6月19日(水)心斎橋 火影

TOYBEATS presents "TOYMAX '05"
〜『HeadPop』release party!!!!〜


BAND:TOYBEATS / RAZORS EDGE / Day tripper
DJ:HAYATO DELAROSSA


adv.2800 / door 3300
OPEN 18:30 /START 19:00



2019年6月21日(金)渋谷 CYCLONE

TOYBEATS presents "TOYMAX '06"
〜『HeadPop』release party!!!!〜


BAND:TOYBEATS / SHADOWS / KYONO
DJ:HAYATO DELAROSSA


adv.2800 / door 3300
OPEN 18:30 /START 19:00



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