【映像】エキルベイ/グノー:『血まみれの修道女』

2019年07月12日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


グノー生誕200周年(2018)を記念し、
パリ、オペラ=コミック座で蘇演された知られざるオペラが映像で登場!


舞台は11世紀のボヘミア。長らく対立しているモルダヴ男爵一派とロドルフ伯爵一派をまとめるために、隠者ピエールは彼らの子供たちの結婚を提案しました。白羽が立ったのはモルダヴの娘アニェスとリュドルフの息子テオバルド。しかしアニェスが愛していたのは、テオバルドの弟ロドルフでした。2人は5年に一度の「血まみれの修道女」の亡霊が現れ、騒ぎが起きる機会に駆け落ちを企みますが、アニェスは約束の時間に遅れてしまいます。ロドルフは現れた亡霊をアニェスと勘違いし愛を誓ってしまいますが・・・
 なんとも恐ろしいタイトルのグノーのオペラ『血まみれの修道女』。ドイツ中世の伝説を元に、マシュー・グレゴリー・ルイスが執筆した19世紀のベストセラー「僧侶」に基づいた台本が用いられています。この恐怖譚は19世紀に好んで取り上げられたテーマで、ベルリオーズも未完ではありますが、同じ題材に音楽を付けています。1854年の初演時に素晴らしい成功を収めたのにも関わらず、時の流れのなかで忘れ去られたレパートリーが、グノーの生誕200周年(2018)を記念しオペラ=コミック座で見事に蘇演されました。
 この上演では、エキルベイ率いるインスラ・オーケストラとアクサンチュスの活力に満ちた演奏をバックに、スパイアーズをはじめとしたヴェテラン歌手たちが見事な歌唱を聴かせます。また、若手注目株のデボスの可憐さと、なにより「修道女」を演じるルベーグの鬼気迫る歌唱演技が見事です。ステージ上に配されたダンサーたちも一体となった印象的な舞台をお楽しみください。(輸入元情報)


【収録情報】
● グノー:歌劇『血まみれの修道女』全曲


 ロドルフ…マイケル・スパイアーズ(テノール)
 アニェス…ヴァニナ・サントーニ(ソプラノ)
 修道女の亡霊…マリオン・ルベーグ(メゾ・ソプラノ)
 リュドルフ伯爵…ジェローム・ブティリエ(バリトン)
 アルテュール…ジョディ・デヴォス(ソプラノ)
 隠者ピエール…ジャン・テジェン(バス)
 モルダヴ男爵…リュック・ベルタン=ユーゴー(バス)
 フリッツ/夜警…エンゲルラン・ド・イス(テノール)
 アナ…オリヴィア・ドレイ(ソプラノ)
 アルノルド…ピエール=アントワーヌ・ショミアン(テノール、アクサンチュスのメンバー)
 ノルベルク…ジュリアン・ネイエ(バス、アクサンチュスのメンバー)
 テオバルド…ヴァンサン・エヴェノ(バス・バリトン、アクサンチュスのメンバー)
 アクサンチュス(声楽アンサンブル)
 クリストフ・グラップロン(合唱指揮)
 インスラ・オーケストラ
 ロランス・エキルベイ(指揮)

 演出・ドラマトゥルギー・装置:ダヴィド・ボベ
 ドラマトゥルギー:ロランス・エキルベイ
 装置:オーレリ・ルメニャン
 衣装:アラン・ブランショー
 照明:ステファーヌ・バビ・オーベール
 映像デザイン:ジョゼ・ゲラク

 収録時期:2018年6月10,12日
 収録場所:パリ、オペラ=コミック座(ライヴ)

 映像監督:フランソワ・ルシオン
 収録時間:143分
 画面:カラー、16:9
 字幕:フランス語、英語、ドイツ語、日本語、韓国語