バルナタン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1、3、4番、他(2CD)
2019年08月21日 (水) 14:15 - HMV&BOOKS online - クラシック
ワイラースタインからの信頼も厚いバルナタンが満を持してベートーヴェンの協奏曲を録音。
ギルバート指揮アカデミー室内管の好演も光る!
欧米での評価を上げるイスラエル出身のピアニスト、イノン・バルナタンが2020年のベートーヴェン・イヤーに合わせ満を持してピアノ協奏曲をリリースします。当アルバムはその第1弾でピアノ協奏曲第1、3、4番と三重協奏曲を収録しております。
1979年テルアビブに生まれたバルナタンは、3歳でピアノを始め、11歳でオーケストラ・デビューを果たした逸材。これまでにヴィクトル・デレヴィアンコ、マリア・クルチョ、クリストファー・エルトン、レオン・フライシャーに師事し研鑽を積みました。その後の活躍は目覚ましく、ニューヨーク・フィルハーモニックの初代アーティスト・イン・アソシエーションに任命されたバルナタンは、3シーズンに渡るその任期の間に、同オーケストラと協奏曲や室内楽を演奏するなどアメリカを中心に活動の場を広げていきました。
バルナタンの魅力はなんといっても色彩感豊かなピアノの音色。ロンドンのイブニング・スタンダード紙では「洗練された、緻密で、確かな伝達力を持つ、鍵盤楽器の真の詩人」と、BBCミュージック誌では「素晴らしい演奏。鋭い楽才、解釈における圧倒的な洞察力、優雅なピアニズム、それらすべてがほぼ完璧な均衡を成している」など激賞されており、確かなテクニックに裏付けされた唯一無二の演奏で聴衆を虜にしています。
共演はニューヨーク・フィルハーモニックの定期公演デビュー時より厚い信頼を寄せるアラン・ギルバートの指揮、オーケストラはイギリスの名門アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズです。ソリストに寄り添い、個性を発揮させながらギルバートの巧みな指揮が冴えわたります。当録音のピアノ協奏曲3篇は2015年12月ですが、バルナタンはその翌月2016年1月に来日を果たしギルバート&東京都交響楽団との共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を披露して絶賛を博しました。その後バルナタンは2017年4月、2018年6月と来日しており、日本の聴衆にその名が知られるようになりました。
三重協奏曲では注目の若手ヴァイオリニスト、ステファン・ジャッキーヴ、そして室内楽で長きに渡り共演を果たしているチェロのアリサ・ワイラースタインという豪華メンバーで実現しました。まさに阿吽の呼吸から生まれる伸びやかな表現力で聴かせます。(写真c Marco Borggreve)(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1(74:56)
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 (1795/1801)
2. ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 (1800/1804)
Disc2(70:40)
3. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58 (1805/1808)
4. ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲ハ長調 Op.56 (1803/1804)
※全てのカデンツァ:ベートーヴェン
イノン・バルナタン(ピアノ)
ステファン・ジャッキーヴ(ヴァイオリン:4)
アリサ・ワイラースタイン(チェロ:4)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(アカデミー室内管弦楽団)
アラン・ギルバート(指揮)
録音時期:2015年12月(1-3)、2017年9月(4)
録音場所:ロンドン、エア・スタジオ内リンドハースト・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ディジパック仕様
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