【インタビュー】UNPROCESSED

2019年10月31日 (木) 17:00

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■Interview with David Levy (bass) from UNPROCESSED■


ーQ ; メジャー・デビュー・アルバムのファンからのリアクションはいかがでしたか?

反応は本当に素晴らしくて、アルバムをリリースするごとに良くなっていると実感しているよ。

ーQ ; この新しいセカンド・アルバムはどのような方向性を持って制作されたのですか?

オープンで実験的なフィーリングを備えたメタル・アルバムを創り上げようと思った。

ーQ ; 新作のレコーディングについて教えてください。

これまで基本的なレコ―ディングはホーム・スタジオだったけど、今回のドラムとヴォーカルのレコーディングに関しては経験豊富なプロフェッショナルにお願いして一緒にサウンドを創り上げた。よってサウンドの質が向上したことを実感できるね。

ーQ ; 今回のプロデューサーは誰ですか?

90%はギターとヴォーカルのマニュエルさ。彼はレコ―ディングした音源のミキシングも行った。オレとドラムのリオンはMODERN DAY BABYLONのトーマスと共にチェコでリズムの録音を行っていたけど、時間があると彼の作業をドイツまで手伝いに行っていたよ。

ーQ ; ニュー・アルバムの売りを教えてください。

音楽の多様性とエモーショナルな部分が際立っている。その中には人間としての感情と考えを真剣に捉えたからこそ、素晴しい仕上がりとなった。オレ達の音楽を好きになるために無理してメタル・ヘッドになる必要はまったくないよ。音楽に対してオープンで自然な扉を開くことができたと思う。

ーQ ; 曲はどのようにして創っているのですか?

マニュエルが多くのインストゥルメンタルの曲を用意する。そこからひとつの楽曲へと発展させるのがメインさ。オレと彼は同じアパートメントに住んでいるから彼の部屋へ入って、彼が作業を行っている横でそれを見ながらベースのパートを考え、メロディと歌詞を書いていくよ。そして曲を仕上げて行く感じだね。

ーQ ;アルバムの中からオススメの曲を教えてください。

"Ruins"と"House Of Waters"が個人的に気に入っている。"Ruins"は独自の近代的な雰囲気を持った曲。"House Of Waters"はクールな曲さ。曲中のクワイアとヴォーカルがいい感じだし、アンセムと呼ぶにふさわしい曲だと思う。

ーQ ; バンドは何を目指している活動を行っていますか?

オレたちは音楽シーンにおいて新世代の顔になることを目標に突き進んでいるのさ。少しずつだけどそれに近づいていることを実感している。

ーQ ; どのような音楽に影響を受けましたか?

モダンなインダストリアルからクラシック、そして伝統的なメタルまで幅広いよ。インパクトを与えてくれたアーティストは少ないけど、Alon Mor / アロン・モルやVEIL OF MAYA, NORTHLANE, COMADUSTERとかMASSIVE ATTACKには影響を受けた。

ーQ ; 最近気に入ったバンドやミュージシャンはいますか?

オレはBRING ME THE HORIZONだね。

ーQ ; あなたの人生において欠かせないアルバムとは?

KORN / Take A Look In The Mirror  ダウン・チューニング・ギターとスラップ・ベースを初めて体験したアルバムさ。またNasをフィーチュアした“Play Me“が強烈だった。ラップとメタルを融合したサウンドが印象的だよね。正直、正気を失うほどの衝撃だった。

BRING ME THE HORIZON / Sempiternal  このアルバムが(少なくとも私にとって)一番エモーショナルで印象的なアルバム。彼らのアルバムはすべて好きだけど、キーボードのジョーダン・フィッシュがバンドにもたらしたフレッシュなパワーが素晴しい。

SLIPKNOT / Iowa  ヘヴィすぎるお気に入りの1枚。最初にCDを聴いたときは激しいショックを受けたアルバムさ。12, 3歳だったけど曲の始まり1秒ではまったね。

RAMMSTEIN / Reise, Reise  最も美しく、深い作品。非常に独特の雰囲気があり、シリアスでかなりダークなサウンドがグレイト。

NORTHLANE / Alien  これは傑作だし、完全に吹き飛ばされたね。特に”4D”のドラムとベースが素晴しい。マーカス・ブリッジのヴォーカルと歌詞にも魅かれるよ。

ーQ ; これからの音楽業界やロック・シーンはどのように変化していくと思いますか?

モダンなメディアやWebのおかげでいろいろなバンドが人々の目に触れやすい環境になったことは、エキサイティングなことさ。そこからいかにして収益をあげていくかが鍵になると思う。アーティストへのお金の流れはここ10年で大幅に減少しているし、バンドだけで生計を立てるのはとても難しい状況だよ。これからは個々がマルチ・タスカーとして活躍する時代だと思う。音楽だけではなくそこにプラス・アルファの能力が必須だね。フリーランサーとして業界で生き残るためには様々なスキルを学び、自身の能力を組合せ発信していくことが大切だ。

ーQ ; 今後のスケジュールを教えてください。

次の大きなツアーはイギリスからだ。HEART OF A COWARDと一緒に来年2月からスタートする。その後はヨーロッパを廻って、アジアへ出向く予定さ。

ーQ ; 2020年2月には日本でのライヴが決定していますが、意気込みは?

実は悲しいことに日本ツアーの延期が決まったばかりなんだ。楽しみにしていたファンには申し訳ないけど、今回は実現できなかった。再度実現できるように努力するよ。

ーQ ; そうだったのですか。では日本のファンへメッセージをお願いします。

残念ながら来年予定されていた日本でのライヴは流れてしまったけど、これからもUNPROCESSEDのことを忘れないで応援して欲しいよ。会える時までこのアルバムを聴いて待っていてね。この場を借りてTour Mom RecordsのTashima Marina氏の尽力に感謝します。

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