RAGE 過去作 12タイトル再発!

2019年11月08日 (金) 20:00

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レイジのバック・カタログ12タイトルがリイシュー決定! 前身バンドのアヴェンジャーの唯一のアルバム『プレイヤーズ・オブ・スティール』(1985年)を含む初期のアルバム9タイトルと、ヴィクター・スモールスキを迎えたトリオ時代の3タイトルが2019年最新リマスターされ、作品によってボーナス・ディスク、ボーナストラックを加えて再登場!

ジャーマン・メタル界の重鎮、レイジのバック・カタログ12タイトルの再発売が決まった。まず、最初の9タイトルは前身バンドのアヴェンジャーの唯一のアルバム『プレイヤーズ・オブ・スティール』(1985年)と、レイジと改名してリリースした『レイン・オブ・フィア』(1986年)から『テン・イヤーズ・イン・レイジ』(1994年)までの初期の9作品。

アヴェンジャーがドイツのヘルネにて結成されたのは1984年のこと。ピーター“ピーヴィー”ワグナー(ベース/ヴォーカル)、ヨルグ・マイケル(ドラムス)らの4人のメンバーでリリースしたデビュー・アルバム『プレイヤーズ・オブ・スティール』(1985年)では、NWOBHMからの影響を感じさせるパワー・メタルを展開していたが、レイジに改名して発表した第1弾アルバム『レイン・オブ・フィア』(1986年)ではスラッシュ・メタル・スタイルの楽曲を導入。さらに3作目の『エクセキューション・ギャランティード』(1987年)ではガット・ギターを使った曲やプログレッシヴ・ロック的な展開を入れるなど、独自のアレンジを施したスタイルを構築する。  

間もなくして、ピーヴィーを除くメンバーが脱退し、新たにマンニ・シュミット(ギター)とクリス・エフティミアディス(ドラムス)を迎えトリオとなったバンドは4作目の『パーフェクト・マン』(1988年)をリリース。「ドント・フィア・ザ・ウィンター」を収録したこの作品ではキレのある演奏と攻撃性に加え、メロディックな側面を強く打ち出すと、スピード・チューンの「インヴィジブル・ホライズンズ」などを収録した5作目の『シークレッツ・イン・ア・ウィアード・ワールド』(1989年)、スピーディーでキャッチーな「サドル・ザ・ウィンド」などを収録した6作目の『リフレクションズ・オブ・ア・シャドウ』(1990年)をリリースし、バンドはじわじわと知名度を上げることになる。  さらに全体的にパワー・アップを図りながら、洗練された作風になった7作目の『トラップド!』(1992年)ではアラビア風の旋律を取り入れた「シェイム・オン・ユー」やスピード・ナンバーの「ソリタリー・マン」、キャッチーな「イナフ・イズ・イナフ」、8作目の『ザ・ミッシング・リンク』(1993年)では「ネヴァーモア」「レフュージ」という名曲を生み出し、日本でも人気バンドとなる。

  しかし、センス溢れるギター・プレイが評価されていたマンニが1994年に脱退ししたため、新たにスヴェン・フィッシャー(g)とクリスの弟のスピロス・エフティミアディス(g)を迎えたバンドは4人体制となり、結成10周年を記念して、これまでピーヴィーが書き溜めて未発表になった曲や既発曲をメドレー形式でプレイしたナンバーなどを収めた9作目の『テン・イヤーズ・イン・レイジ』(1994年)をリリース。以上が、今回リイシューされる初期の9タイトルである。

  その後、同じメンバーで5枚のアルバムをリリースした後、バンドに変化を求めたピーヴィーは、元マインド・オデッセイのヴィクター・スモールスキ(ギター)と、トニー・マカパインやイングヴェイ・マルムスティーン等との活動で知られるマイク・テラーナ(ドラムス)を迎えたトリオで始動。  この編成となってリリースした第2弾アルバム(通算16作目)の『ユニティ』(2002年)では、音楽の英才教育を受けて育ったヴィクターの高度な作曲能力や技巧派ギター・プレイを盛り込んだメロディック・メタルを披露し、「インサニティ」などアップテンポの曲を軸に、クワイアを導入した「ディエス・イレ」など、高尚な楽曲も収録。続く17作目の『サウンドチェイサー』(2003年)でも、タイトル曲の「サウンドチェイサー」をはじめ、起伏のあるメロディアスで活きのいい楽曲を並べ、アルバムは高い評価を得ることに成功する。  さらにアルバム・リリース後に行なったヨーロッパ・ツアーの中から2004年1月のドイツ公演を収めたライヴ作品『フロム・ザ・クレイドル・トゥ・ザ・ステージ』(2004年)もリリースされ、パワフルでテクニカルなパフォーマンスも話題となったものだった。この3枚が残りの3タイトルで、以上、全12タイトルが今回、リイシューされる作品だ。

全タイトルが2019年最新リマスター音源を使用、作品によってはボーナス・ディスク、ボーナストラックも収録。いずれもレイジの歴史において欠かせない作品ばかりで、彼らの魅力を再確認できるラインナップとなっている。

『プレイヤーズ・オブ・スティール』
ピーター“ピーヴィー”ワグナー(ベース/ヴォーカル)、ヨルグ・マイケル(ドラムス)らの4人のメンバーで結成したアヴェンジャーのデビュー・アルバム(オリジナル・リリース:1985年) NWOBHMからの影響を感じさせるパワー・メタルを展開!

『レイン・オブ・フィア』
アヴェンジャーからレイジと改名してリリースした第1弾アルバム(オリジナル・リリース:1986年)。スラッシュ・メタルのエッセンスを取り入れたエキサイティングな曲が並ぶ。

『エクセキューション・ギャランティード』
スラッシュ・メタル/パワー・メタル・スタイル音楽を基本にガット・ギターを使った曲やプログレッシヴな展開を入れるなど、独自のアレンジを施したスタイルを披露した3rdアルバム(オリジナル・リリース:1987年)

『パーフェクト・マン』
ピーヴィーを除くメンバーが脱退し、新たにマンニ・シュミット(ギター)とクリス・エフティミアディス(ドラムス)を迎えてトリオとなったレイジの4作目(オリジナル・リリース:1988年)。「ドント・フィアー・ザ・ウィンター」をはじめ、キレのある演奏とメロディックなヴォーカル・ラインが魅力。

『シークレッツ・イン・ア・ウィアード・ワールド』
前作の流れを汲みつつ、楽曲の精度を上げた5作目(オリジナル・リリース:1989年)。どの曲でも攻撃的な演奏は圧巻で、スピード・チューンの「インヴィジブル・ホライズンズ」などを収録。

『リフレクションズ・オブ・ア・シャドウ』
これまで以上に起伏に富んだ曲を並べ、バンドとしての表現力が増した6作目(オリジナル・リリース:1990年)。スピーディーでキャッチーな「サドル・ザ・ウィンド」などを収録。



『トラップド!』
アラビア風の旋律を取り入れた「シェイム・オン・ユー」やスピード・ナンバーの「ソリタリー・マン」、キャッチーな「イナフ・イズ・イナフ」など、パワー・アップを図りながら、洗練された作風になった7作目(オリジナル・リリース:1992年)

『ザ・ミッシング・リンク』
バンドの最高傑作と呼ばれる8作目。名曲「ネヴァーモア」「レフュージ」をはじめ、耳に残るヴォーカル・メロディ、センスあふれるギター・プレイを軸にした印象的な楽曲を満載。(オリジナル・リリース:1993年)

『テン・イヤーズ・イン・レイジ -アニヴァーサリー・アルバム』
マンニが脱退ししたため、新たにスヴェン・フィッシャー(ギター)とスピロス・エフティミアディス(ギター)を迎えた4人体制となってリリースした10周年を記念アルバム(オリジナル・リリース:1994年)。これまでピーヴィーが書き溜めて未結成発表になった曲、既発曲をメドレーにした曲などを収録。さらに、1997年発表のライヴEP『ライヴ・フロム・ザ・ヴォールト』にボーナスを加えた2枚組仕様でのリリース。

『ユニティ』
ヴィクター・スモールスキ(ギター)とマイク・テラーナ(ドラム)を迎えたトリオ編成でリリースした第2弾アルバム(通算16作目:オリジナル・リリース:2002年)。チャーリー・バウアファイントがプロデュースを担当。「インサニティ」など、アップテンポの曲を軸として、ピーヴィーの抜群のメロディ・センスに、ヴィクターの類まれなる作曲センスや技巧派ギター・プレイを盛り込んだメロディック・メタルを披露。

『サウンドチェイサー』
小気味良い疾走感が体躯を貫くタイトル曲「サウンドチェイサー」や、RAGE史上最もキャッチーなコーラスをフィーチュアした「ヒューマン・メタル」をはじめ、メロディアスでアップテンポな楽曲を並べた17作目(オリジナル・リリース:2003年)。ヴィクターによるプログレッシヴなアレンジや攻撃的なギター・リフ、随所に配したキーボード・アレンジも聴きどころの1つ。

『フロム・ザ・クレイドル・トゥ・ザ・ステージ』
『サウンドチェイサー』を引っ提げて行なわれたヨーロッパ・ツアーの中から2004年1月25日のドイツ・ズッチェ公演を収めたライヴ映像作品(オリジナル・リリース:2004年)「レフュージ」「ドント・フィア・ザ・ウィンター」「インヴィジブル・ホライズンズ」といった初期の代表曲から、4人編成時代の名曲「ハイアー・ザン・ザ・スカイ」「セント・バイ・ザ・デヴィル」、そして当時の最新作『サウンドチェイサー』からのナンバーまで、まさしく全時代を完全網羅した、2004年時点でのレイジの軌跡を総括した集大成ライヴ作品。

1月24日発売

※レーベルインフォメーションより
※商品仕様・収録内容・アートワーク等は変更になる場合がございます。

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HMV&BOOKS online-Rock & Pop|Friday, November 11, 2019 18:00

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