フォークト/ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
2020年02月21日 (金) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ラルス・フォークト&ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
2019年にリリースされたブラームスのピアノ協奏曲第1番でロイヤル・ノーザン・シンフォニアを見事に操り、ピアノと指揮の両面で圧倒的な演奏を聴かせたラルス・フォークト。今作では、更に演奏困難とされる「第2番」でも素晴らしい弾き振りを成し遂げました。
ブラームスのピアノ協奏曲第2番は、1881年の初演以来、数多くのピアニストや評論家たちが「最も難しいピアノ曲の一つ」と数えるほど、雄大な楽想の中に分厚い和音と複雑なパッセージが続出、ピアノ・パートを演奏するだけでも大変な作品です。もちろんオーケストラ・パートも極めて緻密に書かれています。ここでのフォークトはピアノもオーケストラも対等に扱い、息もつかせぬ展開を繰り広げる怒涛の音楽を聴かせます。イタリア旅行で得た印象が映し出されているという変幻自在な楽想を持つ第1楽章を難なくこなし、ユニークな味わいを持つ第2楽章での諧謔的な表現を経て、独奏チェロを伴う第3楽章アンダンテでは、チェロをたっぷりと歌わせながらゆったりとした美しい旋律を楽しませ、軽やかな旋律で始まる終楽章では密度の高い演奏を聴かせます。
同時収録されているのは『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ』。バロック時代の巨匠への尊敬の意が込められたこの作品には、ブラームスの巧みな作曲技法が示されており、とりわけフーガでの対位法の扱いが見事です。ベートーヴェンを得意とするフォークトならでは考え抜かれた演奏が作品を引き立てています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブラームス:
1. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
2. ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
ラルス・フォークト(ピアノ、指揮)
シュテファン・モリス(独奏チェロ:1)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア(1)
録音時期:2019年2月15,16日(1) 12月17-19日(2)
録音場所:Sage Gateshead Concert Hall, UK(1) Kammermusiksaal DLF, Cologne, Germany(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Showing 1 - 20 of 29 items
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。