ポール・ルイス/ベートーヴェン:エリーゼのために〜バガテル集
2020年06月18日 (木) 16:05 - HMV&BOOKS online - クラシック
ポール・ルイスが細密画のタッチで描くベートーヴェン
ハルモニアムンディのベートーヴェン・イヤー・シリーズ。ピアニストのポール・ルイスによる、バガテル集の登場です。ベートーヴェンのピアノ作品といえば、なんといっても32のソナタが巨大な存在感を放っていますが、ベートーヴェンは生涯にわたってバガテルを書き続けていました。「バガテル」とは本来”小さなつまらないもの”という意味ですが、楽曲の名称としては「平易な小品」といったところで、曲によっては1分に満たないものもありますが、そのどれもが、ベートーヴェンのソナタ、あるいは交響曲にすら匹敵するといっても過言ではない宇宙を持っている作品ばかり。ポール・ルイスはこれまでにソナタ全曲、協奏曲全曲、ディアベッリ変奏曲といったベートーヴェンの金字塔的作品を、世界中の聴き手に演奏会と録音の両方で披露し、世界をうならせ続けているだけに、期待が高まります。これみよがしなところは一切なく、音楽作品の本質を常にキャッチし、テクニック云々という次元を軽々と超越した境地に到達した者にしか為し得ない、作曲家との対話のような音楽を響かせているポール・ルイス。このバガテル集でも、そんなポール・ルイスの美質がこれ以上ない形で展開されております。そして、そうした表情をもれなく収めた素晴らしい録音にもまた注目です。
【収録情報】
ベートーヴェン:
・7つのバガテル op.33(1802)
・11のバガテル op.119(1820-22)
・6つのバガテル op.126(1823-24)
・エリーゼのために WoO 59(1810)
・ピアノのための小品 変ロ長調 WoO 60(1818)
・ピアノのための小品 ロ短調 WoO 61(1821)
・ピアノのための小品 ト短調 WoO 61a(1825)
・幻想曲 op.77(1809)
ポール・ルイス(ピアノ)
録音時期:2018年1月、2019年1月
録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン
ハルモニアムンディのベートーヴェン・イヤー・シリーズ。ピアニストのポール・ルイスによる、バガテル集の登場です。ベートーヴェンのピアノ作品といえば、なんといっても32のソナタが巨大な存在感を放っていますが、ベートーヴェンは生涯にわたってバガテルを書き続けていました。「バガテル」とは本来”小さなつまらないもの”という意味ですが、楽曲の名称としては「平易な小品」といったところで、曲によっては1分に満たないものもありますが、そのどれもが、ベートーヴェンのソナタ、あるいは交響曲にすら匹敵するといっても過言ではない宇宙を持っている作品ばかり。ポール・ルイスはこれまでにソナタ全曲、協奏曲全曲、ディアベッリ変奏曲といったベートーヴェンの金字塔的作品を、世界中の聴き手に演奏会と録音の両方で披露し、世界をうならせ続けているだけに、期待が高まります。これみよがしなところは一切なく、音楽作品の本質を常にキャッチし、テクニック云々という次元を軽々と超越した境地に到達した者にしか為し得ない、作曲家との対話のような音楽を響かせているポール・ルイス。このバガテル集でも、そんなポール・ルイスの美質がこれ以上ない形で展開されております。そして、そうした表情をもれなく収めた素晴らしい録音にもまた注目です。
【収録情報】
ベートーヴェン:
・7つのバガテル op.33(1802)
・11のバガテル op.119(1820-22)
・6つのバガテル op.126(1823-24)
・エリーゼのために WoO 59(1810)
・ピアノのための小品 変ロ長調 WoO 60(1818)
・ピアノのための小品 ロ短調 WoO 61(1821)
・ピアノのための小品 ト短調 WoO 61a(1825)
・幻想曲 op.77(1809)
ポール・ルイス(ピアノ)
録音時期:2018年1月、2019年1月
録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン
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