エリック・ウィテカー:『聖なるヴェール』

2020年07月22日 (水) 11:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

【参考動画】2017年に演奏された『アイ・フォール』

エリック・ウィテカーの新作『聖なるヴェール』全曲録音

グラミー賞受賞作曲家であり、特に日本では合唱や吹奏楽の分野でプロからアマチュアまで幅広い人気を誇るアメリカの現代作曲家、エリック・ウィテカー。これまでも何度もウィテカーとコラボレーションを行ってきた詩人/作詞家のチャールズ・アンソニー・シルヴェストリとの最新プロジェクト『聖なるヴェール(ザ・セイクリッド・ヴェール)』は、シルヴェストリの詩をメインに、2005年に早逝した妻ジュリー(ジュリア・ローレンス・シルヴェストリ)の日記に遺された言葉、ウィテカーの自身のテキストも使われており、2019年2月にロサンジェルスのウォルト・ディズニー・コンサート・ホールで作曲者自身の指揮によって初演されました。
 シルヴェストリが抱えた愛と喪失、癒し、新たな旅立ちと人生を語るテキストで、混声四部(SATB)の合唱と独奏チェロ、ピアノのために書かれた12曲の作品集。美しく神秘的なメロディーを中心に、温かく包み込むようなハーモニーから、鋭く悲痛なサウンドまで、ウィテカーの魅力と才能が込められた合唱作品です。
 トラックの最後には、ウィテカーとシルヴェストリが語るロング・インタビュー(約23分)も収録されています。
 初演と今回のレコーディングで素晴らしい歌声を聞かせてくれたロサンジェルス・マスター・コラールは、ロサンジェルス・ミュージック・センターとロサンジェルス・ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールのレジデント・カンパニーを務め、ロサンジェルス・フィルやハリウッド・ボウル・オーケストラと定期的に共演している、アメリカ西海岸を代表するプロフェッショナルの合唱団です。
 また、この『聖なるヴェール』の全篇で重要な役割を果たす独奏チェロは、クロノス・クァルテットの元メンバーでもあるアメリカの名チェリスト、ジェフリー・ジーグラーが担当しています。(photo by Jamie Pham)(輸入元情報)


【収録情報】
● ウィテカー:聖なるヴェール

1. ザ・ヴェイル・オープンズ
2. イン・ア・ダーク・アンド・ディスタント・イヤー
3. ホーム
4. マグネティック・ポエトリー
5. ウェネヴァー・ゼア・イズ・バース
6. アイム・アフレイド
7. アイ・アム・ヒア
8. デリシャス・タイムズ
9. ワン・ラスト・ブレス
10. ディア・フレンズ
11. ユー・ライズ、アイ・フォール
12. チャイルド・オヴ・ワンダー

 ロサンジェルス・マスター・コラール(芸術監督:グラント・ガーション)
 リサ・エドワーズ(ピアノ)
 ジェフリー・ジーグラー(チェロ)
 エリック・ウィテカー(指揮)

 録音時期:2020年1月13,14日
 録音場所:カリフォルニア、ムスコ・センター・フォー・ジ・アーツ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● エリック・ウィテカーとチャールズ・アンソニー・シルヴェストリのインタビュー