フルトヴェングラー&VPO/モーツァルト:『魔笛』(1951)
2020年07月30日 (木) 00:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
こんなに良い音で入っていたとは!
フルトヴェングラー最高の『魔笛』(1951年ザルツブルクでのライヴ)
世界初出LPのマスターテープから、ついにCDとしてよみがえる!
フルトヴェングラーは、1948年から亡くなる54年まで、肺炎で倒れた52年をのぞき毎年、ザルツブルクでオペラを振っていました。『フィデリオ』3回(年)、『魔笛』3回、『ドン・ジョヴァンニ』3回。『フィガロ』『魔弾』『オテロ』は1回。『魔笛』は『フィデリオ』『ドン・ジョヴァンニ』と並ぶ愛好オペラでした。49年、50年、51年の3種(50年盤は一部のみ)遺された『魔笛』録音。このなかで最も音質が良く、歌手もそろっている51年盤の登場です。49年盤とくらべると劇的な要素よりも格調高く精神的な深さを感じさせる巨匠の指揮。名盤の復活です。
1980年、世界初出LPとなった伊チェトラ盤(LO-9)。ミラノ、ディスコス制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しました。4年後チェトラは「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを立ち上げ、疑似ステレオ化して再発売(FE-19)、キングでは真正モノラル録音のまま、K19C-9397/9で再発売しております。しかし、CD化は他社に(伊フォイヤー、伊アルカディアなど。2000年にはEMIでも)先行されたまま、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠っておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで40年ぶりにデジタル・リマスタリング&初CD化になります!
音質は鮮明かつ明瞭! デジタル臭(金属的な響き)のしない、ふくよかで伸び伸びした自然な質感! 50年代「夜の女王」役を独占していたウィーンの名花ヴィルマ・リップや、芸達者なウィーンの名歌手エーリヒ・クンツらの歌声ものびやかに響き、思わず録音年をわすれるほど。ウィーン・フィルの美音もまじえて、極上のモーツァルト世界へ誘ってくれます。
ブックレットは日本語解説(浅里公三氏のライナーノーツ)付。
*台詞の場面も含めて全曲の歌詞対訳は、販売元HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。ブックレットに記載してあるパスワードを入力してください。(販売元情報)
【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲
ヴィルマ・リップ(ソプラノ:夜の女王)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:パミーナ)
アントン・デルモータ(テノール:タミーノ)
エーリヒ・クンツ(バリトン:パパゲーノ)
エディト・オラヴェツ(ソプラノ:パパゲーナ)
ヨゼフ・グラインドル(バス:ザラストロ)
ペーター・クライン(バリトン:モノスタトス)
パウル・シェフラー(バス:弁者)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音時期:1951年8月6日
録音場所:ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ
録音方式:モノラル(ライヴ)
音源提供:DISCOS, Milano
国内発売初LP:セブンシーズGT-7093/5(1980.2.21)(オリジナルLPはチェトラLO-9)
日本語帯・解説付
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