ヌリア・リアル/人間の愛、愛の神〜ヘンデル:アリア集

2020年09月03日 (木) 16:00 - HMV&BOOKS online - Classical


美声で知られる類稀なるヘンデル歌手、
ヌリア・リアルの最新ヘンデル・アルバムは、テノールとの二重唱を中心に収録


「なんと美しく繊細で、自然な流れ、常に心地よいソプラノ」と高い評価を得ている、カタルーニャ出身のバロックの歌姫のヌリア・リアル。彼女のドイツ・ハルモニアムンディヘの録音は、世界中で高く評価されています。2019年発売の『ムエラ・キューピット(スペイン・バロック秘曲集)』は、「Opus Klassik Awards 2020」にノミネートされました。この新しいアルバムでは、主にバロック作品で活躍しているスペインのテノール、フアン・サンチョと組んだもので、ヘンデルのオペラ、オラトリオ、カンタータからのさまざまな人間の愛を題材としたアリアと二重唱が収録されています。
 バロック・オペラでは、二重唱の多くはソプラノとカストラートによって歌われるのが一般的でした。ヘンデルも、特にオペラでこの組み合わせをうまく活用しました。しかし同時に、当時あまり人気がなかったソプラノとテノールという組み合わせにも取り組みました。このアルバムは、『アリオダンテ』『ヘラクレス』『エステル』『エイシスとガラテア』において絶妙な例としてヘンデルのデュエットの芸術を反映されています。さらに、8つのソロ・アリアは、恋人同士の愛、子供に向けられた愛、そして神への愛など人間の愛のさまざまな形を歌いあげ、最後の『エイシスとガラテア』からの二重唱「Happy, happy we」で、力強いハッピーエンドで最高潮に達します。
 セビリャ生まれのフアン・サンチョは、ピアニストとしての教育を受けた後、バルセロナのカタルーニャ高等音楽院に入学、ランベール・クリメントに師事し初期音楽部門の声を学びました。その後、名オーケストラや世界の主要な劇場やオペラ・ハウスで定期的に歌っています。エクサン・プロヴァンス音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ユトレヒト古楽音楽祭など、ヨーロッパでの主要なフェスティバルにも出演。また、多くの古楽系のレコーディングに参加して、現在最もテクニックと表現をもつバロック・オペラのテノール歌手として活躍しています。
 カペラ・クラコヴィエンシスは、ポーランドのピリオド楽器オーケストラとして、現代おける主要なアンサンブルの1つです。そのレパートリーは、ルネサンスのポリフォニーから初期ロマン派やオペラまで多岐にわたります。多くの重要なフェスティバルやコンサートホールに迎えられ、2016年8月27日、クラクフでベートーヴェン:交響曲全曲演奏を1日でラジオ生放送をなし遂げたことは大きな話題となりました。最近では、Deccaより『ポルポラ:ドイツのジェルマニコ』『ペルゴレージ:シリアのアドリアーノ』などの秘曲オペラの復活演奏をリリースするなど、情感たっぷりに名作を生き生きと蘇らせています。(輸入元情報)

【収録情報】
ヘンデル:
● オラトリオ『ヘラクレスの選択』より二重唱「Tra amplessi innocenti」
● オラトリオ『ユダス・マカベウス』よりアリア「Se vago rio」
● 歌劇『ロデリンダ』よりアリア「Prigioniera ho l'alma in pena」
● カンタータ『私の悩みの種、いとおしいお方』HWV.182a
● 歌劇『アリオダンテ』より第1幕でのバレエ音楽
● 歌劇『アルチーナ』より第1幕でのメヌエットとガヴォット
● オラトリオ『ヘラクレス』より二重唱「O prince whose virtues」
● オラトリオ『ユダス・マカベウス』よりアリア「With honour let desert be crown'd」
● オラトリオ『サムソン』よりアリア「Let the bright seraphim」
● オラトリオ『快活の人、沈思の人、中庸の人』より二重唱「As steals the morn」
● 歌劇『アルチーナ』より第1幕でのサラバンド
● 歌劇『アリオダンテ』より第2幕でのバレエ音楽「楽しい夢の入場」
● 歌劇『アルチーナ』よりアリア「E un folle un vile affetto」
● オラトリオ『テオドーラ』よりアリア「With darkness deep」
● 歌劇『アリオダンテ』より二重唱「Dite spera e son content」
● 歌劇『忠実な羊飼い』より序曲(ラルゴ部分)
● オラトリオ『エステル』より二重唱「Who calls my parting soul」
● オラトリオ『イェフタ』よりアリア「Waft her, angels through the skies」
● 『アン女王の誕生日のためのオード』よりアリア「Eternal source of light divine」
● 牧歌劇『エイシスとガラテア』より二重唱「Happy, happy we」


 ヌリア・リアル(ソプラノ)
 フアン・サンチョ(テノール)
 カペラ・クラコヴィエンシス(ピリオド楽器オーケストラ)
 ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)

 録音時期:2019年8月11-14日
 録音場所:ポーランド、ラジオ・クラクフ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Human Love, Love Divine : Nuria Rial(S)Juan Sancho(T)Adamus / Capella Cracoviensis

CDImport

Human Love, Love Divine : Nuria Rial(S)Juan Sancho(T)Adamus / Capella Cracoviensis

Handel (1685-1759)

Price (tax incl.): ¥2,750

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Release Date: 02 Oct 2020

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