ルガンスキー/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28、30、32番
2020年10月06日 (火) 16:30 - HMV&BOOKS online - Classical
ベートーヴェンの音楽の高みへと誘う
ルガンスキーによるベートーヴェン後期ソナタ集
ベートーヴェン・イヤーの2020年、ハルモニア・ムンディは特別なリリースを用意しています。その注目のひとつがニコライ・ルガンスキーによる後期ソナタ集です。
後期のソナタは、前期、中期の作品とは一線を画す、高い音楽性と孤高の音楽となっています。作品101(第28番)は、フーガが用いられ、それまでのピアノ・ソナタとは一線を画する内容を持ち、後期の入り口とされる作品。ルガンスキーは、ベートーヴェンの高まる芸術の萌芽を、丁寧に描き出そうとしています。
そして一筋の光が差すような温かな明るさを持った作品109(第30番)のソナタは第3楽章に比重がおかれ、演奏者の構成力が試される作品ですが、緻密に計算されたルガンスキーの構築力に改めて脱帽。
作品111(第32番)は『第9』や『荘厳ミサ』と並行して作曲されていた経緯もあり、ベートーヴェンのピアノ音楽の最終地点でもあります。その深淵を極めたベートーヴェンの世界観を、限りない優しさに満ちた演奏でルガンスキーは見事に表現しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
● ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
録音時期:2020年7月
録音場所:モスクワ音楽院大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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