シェリー/ステファン・エルマス:ピアノ協奏曲第1、2番

2020年10月22日 (木) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ロマンティック・ピアノ・コンチェルト第82巻
19世紀アルメニア! ステファン・エルマスのピアノ協奏曲!


ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘・蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第82巻は、19世紀後半から20世紀前半に活動したアルメニアのコンポーザー=ピアニスト、ステファン・エルマスのピアノ協奏曲。
 ステファン・エルマスはオスマン帝国スミュルナ(現在のイズミル)の裕福な家庭の下に生まれ、13歳でリストのすべての作品を演奏するなど神童として育ちました。17歳で憧れのリストにも出会い、リストの薦めでウィーン国立音楽大学へ留学。1885年にはウィーンでデビューし、その後フランス、イギリス、ドイツ、オーストリア、イタリアなどで演奏旅行を行うコンサート・ピアニストとして活躍。旅行中にアントン・ルビンシテインやジュール・マスネらとも親交を深め、1912年以降はスイスのジュネーヴに永住し、演奏、作曲とともに教師としても活動しました。1988年にはアルメニアの作曲家の遺産を世界に広めるため、ステファン・エルマス財団が設立され、エルマスの作品も再評価が進められています。
 このアルバムでは、エルマスが書いた3つのピアノ協奏曲のうち、どちらも1880年代に書かれた第1番(1882)と第2番(1887)の2曲を収録。新しい世紀になってもロマン派のスタイルを保ち、優雅で上質なサロン音楽を生み出してきたエルマスの、勇壮でロマンティックなピアノ協奏曲をどうぞ。(Photo: Eric Richmond)(輸入元情報)

【収録情報】
エルマス:
● ピアノ協奏曲第1番ト短調
● ピアノ協奏曲第2番ニ短調


 ハワード・シェリー(ピアノ、指揮)
 タスマニア交響楽団

 録音時期:2019年5月28-31日
 録音場所:タスマニア、ホバート、フェデレーション・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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