【映像】バティアシュヴィリ、G・カプソン、ティーレマン&SKD/2016年11月ドレスデン・ライヴ

2020年12月22日 (火) 16:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


豪華ソリストを迎えて行われた2016年11月ドレスデン・ライヴ
ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
リサ・バティアシュヴィリ、ゴーティエ・カプソン


シュターツカペレ・ドレスデンと首席指揮者クリスティアーン・ティーレマンによる、2016年11月に行われた本拠地ゼンパーオーパーでの公演のライヴ映像。前半はブラームスの二重協奏曲。世界トップ・クラスの豪華ソリストが登場。ヴァイオリンはリサ・バティアシュヴィリ、チェロはゴーティエ・カプソン。このブラームスの二重協奏曲は、ブラームスが親友ヨアヒムとの関係悪化中で「和解の協奏曲」として作曲されたとも言われています。2つのソロ楽器の絡みの非常な美しさ、ブラームスらしい重厚さ、ノスタルジックな歌心を堪能できます。ここではソリストふたりと指揮のティーレマンの3人は頻繁にアイ・コンタクトを取り、生き生きとした音楽が作り上げられている臨場感が伝わるライヴ映像です。アンコールはソリストふたりのデュオでシュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲〜第2楽章を披露。シュルホフはプラハ出身の作曲家。第一次大戦で従軍後、ダダイズムとジャズに傾倒し、ベルリンを経てプラハに戻り精力的に活動。この二重奏曲は1925年プラハで書かれた作品。晩年親交があったヤナーチェクに捧げられています。
 後半はチャイコフスキー幻想序曲『ロメオとジュリエット』とリスト『前奏曲』。チャイコフスキー幻想序曲『ロメオとジュリエット』は、シェークスピアの戯曲「ロメオとジュリエット」を題材としたオーケストラ曲。2度の改訂を経て1880年に完成された最終稿(第3稿)が現在演奏されており、ロマンティックな旋律に彩られ
た魅力的な作品です。そしてリストの『前奏曲』は、リストが作曲した13曲の交響詩のなかで最も演奏される機会の多い作品で、自身の男声合唱組曲『四大元素』を基に作曲されたもの。管弦楽の豊かな色彩を用いて描かれており、ドレスデンの絹のようにきめ細やかな響きを存分に聴かせてくれます。(写真ⒸMATTHIAS CREUTZIGER)(輸入元情報)

【収録情報】
1. ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調 Op.102
2. シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲より第2楽章『ジンガレスカ』
3. チャイコフスキー:幻想的序曲『ロメオとジュリエット』(1880年第3稿)
4. リスト:交響詩第3番『前奏曲』 S.97


 リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン:1,2)
 ゴーティエ・カプソン(チェロ:1,2)
 シュターツカペレ・ドレスデン(1,3,4)
 クリスティアーン・ティーレマン(指揮:1,3,4)

 収録時期:2016年11月11-13日
 収録場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

 収録時間:86分
 画面:カラー、16:9