ミゲル・ダ・シルヴァ/ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番、他

2021年02月09日 (火) 12:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

名手ダ・シルヴァによる美しくも奥深いブラームス

カントロフ、ロジェ、メイエら大御所から若手まで幅広い層の信頼篤く、ソリストや室内楽の共演者として引っ張りだこのヴィオラ奏者ミゲル・ダ・シルヴァ。「ALPHA」レーベルでもブッシュ三重奏団のドヴォルザーク・シリーズに参加している彼が、ブラームス・アルバムをリリースします。共演は2020年にリリースしたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(Printemps des Arts de Monte-Carlo)がたいへん高い評価を得ているフランソワ=フレデリック・ギィと、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(Evidence)などでギィと共演しているグザヴィエ・フィリップという、ダ・シルヴァとも気心の知れた2人。
 収録作品はいずれも元々はクラリネットのために書かれたものですが、ブラームス自身がヴィオラのために編曲しているもので、その深い音色が晩年のブラームスならではの奥行きを際立たせ、さらに彼らの緊密なアンサンブルが特有のリズムをキレ良く聴かせると共に、溢れんばかりの歌心と深く鳴らされるハーモニーが劇的な効果も引き立てています。美しい録音も相まって作品の魅力を最大限に引き出した、世のブラームス好きを唸らせる素晴らしい一枚です。(輸入元情報)

【収録情報】
ブラームス:
1. ヴィオラ三重奏曲イ短調 Op.114
2. ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
3. ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1


 ミゲル・ダ・シルヴァ(ヴィオラ)
 フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ)
 グザヴィエ・フィリップ(チェロ:1)

 録音時期:2019年12月
 録音場所:フランス、アルセナル・ドゥ・メッツ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)